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25-26.  憑依→異世界→赤ちゃん転生→オリ主アンチオリ主→神様転生→次は【設定提供欺瞞転生】か?

25-26.  憑依→異世界→赤ちゃん転生→オリ主アンチオリ主→神様転生→次は【設定提供欺瞞転生】か?




 自分が出した結論は、設定提供欺瞞転生である。


 何言ってんのか分からないが、わからん。

 一言で言うと、ルールを第三者に決めてもらい、そのルール内を自分で妄想して行動するというもの。

 なぜ欺瞞かというと、第三者のルールを決めてやるというのは現代のTRPGに近いが、それは複数必要だからだ。

 GMゲームマスター、参加者数人でGMが選んだ設定(世界感とルール)があり、それは市販されているTRPGルールもあれば、GMが考えたルールもある。

 参加者は話し合いながら好きに行動し、ダイスを振ってゴールを目指す。当然だが、参加者はルール(世界感)を全ては知らない。行動して結果を見ながら、どういった世界で何をするかを探索して楽しむゲームだからだ。

 場合によっては、共通の前提情報を知っている状態でスタートする場合があるし、隠しミッションとして個別に知っていて誰にも話せないモノがあったりと多種多様だ。


 いずれにせよ、GMは世界とルールを司り、参加者の行動から結果を言い渡す【世界の理】である。


 これを同人界隈で行うのは難しい。なぜなら、原作を熟知し、世界感を知っている状態でモブ憑依なり転生なりでやりたいことをやるからだ。

 同人SSを書く=原作大好き=原作世界をほぼ知っている、だから無双したり都合よく進む。

 まあ現代のなろうでは原作なんてものはなく、オリジナルで好き放題やっているが。




 いまのなろうオリジナル世界では、著者のやりたいこと・伝えたいことを基準に主人公を動かし、自分と投影して行動し、世界がうご「かされる」場合が多い。

 ヒロインだって、王様だって、なろう転生者のためにバカにもなるし奴隷にもなる。世界があって転生者がいるのではなく、転生者のために世界があると言ってよい(場合が多い)。


 そのほうが、苦労なくストーリが-すすめられ、好きにハーレムできて咎められない。

 重婚がダメな日本なら、重婚がOKな異世界日本っぽいところの中世(戦国時代)で逆行赤ちゃんループ転生すればよい。


 つまり、現代にしても過去にしても妄想の都合が悪い所は、都合よく改変した異世界にして好き放題やればよいというものだ。





 それが、なろう読者にとって快適でスナック間隔で爽快感や共感を摂取できるようになるのだ。

 それ自体は否定しない。だが、蔓延すると金太郎あめしかり、アタリショックのように乱造と品質低下になり、次第に読者が減り、作者も需要減でエタってしまう。



 いまのなろう小説界隈の最新は分からない。ポッと出ジャンルが、流行すれば、結果それがなろう進化という結果になる。それを予測するのは相当難しい。


 それを踏まえたうえで、設定提供欺瞞転生を提案する。



 これは、自分で世界のルール(魔法が使える、~したら死ぬ、一日何回まで)を決め、自分がそれを知らない状態でその世界で行動して探索するというものだ。


 当たり前だが、転生時にその世界感全てを知ってしまうと単純になってしまうし、読者としても1話目で知ると先が見えてしまう。

 よくある小説や漫画のように、設定や条件を主人公たちが行動することで徐々に判明し、最後の最後で全部明かされたうえでハッピーエンド。これが良い流れである。


 だが、妄想というなの二次創作SSは、全て世界を知ったうえでモブ憑依からハーレムして主人公=オリ主にシバかれる。

 冒険マンガは、読者は世界を知らないで考察する。マンガ著者は小出ししながら完結させる。

 SSは、ファンが全部知ってその共有世界で好き放題する。好き放題をファンが読んで共感する。


 ハンターハンターが待ち望まれるのも、リアルタイムでまどマギテレビが盛り上がったのも、視聴者が知らない事=考える余地があることであり、それが魅力である。



 つまり、知らない事、それを考えることが人にとって魅力ではないかと考えた。



 いやいや、いまのなろう転生無双だって著者の設定は隠してるじゃんってあるかもしれない。

 それは次回書こう。





 まとめ

①設定提供欺瞞転生が次来るのではないか?


②原作を知るファンが妄想でモブ憑依踏み台小説を、同じファンが共感するところからなろうが始まった


③知っていない方が、読み手は気になり考察する

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