表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

413/833

25-18.  今後60以上の実体験なろう作家が増える説 団塊世代はアカウント作ってコメントするのが怖いし難しい

25-18.  今後60以上の実体験なろう作家が増える説 団塊世代はアカウント作ってコメントするのが怖いし難しい



 今のなろうはより早くシンプルに進化した。それはまるで、進化論の自由選択のようにだ。



 いくら残酷で辛いタイトルでも1話目で、苦難をサクッと省略して、最後に美少女と無双への予感!? まで持っていかないと読まれない。


 友情! 努力! 勝利! という昔ながらのスポコン、トーナメントで勝ち進むみたいなテンプレジャンプ展開は嫌われ、シンプルにチートで無双し、美少女にすり寄られ、何しても成功し、俺やっちゃいました? 感を出す。これが成功方程式だ。



 あまりにもこのジャンルや流れが蔓延すると、さすがに読者も選びきれずになって評価やブクマが落ちる。そうなると新しいジャンルを探しながら、なろう作家は右往左往する。


 自分が考えている、団塊なろうブームには、必ず50以上の人の協力が必須だ。一番身近なのは両親や祖父祖母、従妹であろう。彼らに自分の素性を明かして、なろう小説を書きたいから色々若いころの文化を教えて! といえる人は何人いるだろうか。まじで辛いよね。




 もしくは、年配者が集まりそうなコミュニティ、小説化になろうとは別の、ガチ小説を書こう唐するグループに飛び込んで、色々聞き込みをするというまた面倒な行動が必要になる。




 だがそれらの50代実体験を集約して作ったなろう小説は、最初は伸び悩むが後から流行するくらい評価されると確信している。



 なぜなら、20代はそういった見た事がない50代60代の文化や思想を新鮮なものとして取り入れて評価しているからだ。

 これが何の変哲もない作者の妄想の50代60代のそれっぽいなろう小説を書いても、恐らく同じように共感はされないだろう。だからブクマも評価もつかない。


 だが、メディア誘導でなろう小説を読むブームを嘘でも誘導すれば、ガラケーからスマホに移行できた年配者はちょっと読んだりして見るだろう。そこで、手軽に評価してコメントする文化を自身が行えれば、一気に増えるはずだ。



 残念ながら、今の若者の手軽に評価、手軽にコメント、手軽に批判という文化は50代以上には少ない。和を重んじるのか、何なのかはわからない。ID登録してSNS認証することすら恐怖である世代には、個人情報が洩れてどうのこうのという理由から、ただ見るだけ、絶対安全なサイトしかみないという妙なコンプライアンスが存在する。


 だから、団塊なろう小説と出会った団塊がいたとしても、読むだけで「アカウント作って評価する」所まではしないし、しづらい。だからなろうランキングには最初は上がってこない。

 埋もれてしまえば、せっかく取材して書いた50代以上に共感しやすいなろう小説も、続編が書かれずに埋もれてしまう。



 だから、今のなろう読者にお願いしたいのは「50代以上のなろう小説をちょっと評価して欲しい」のだ。



 日本の人口比を考えると、今の若者よりも団塊世代の方が数倍多い。そして、お金も時間も持っている。彼らがなろう小説になだれ込めば、一気に新しいジャンルの開拓ができる。


 だが、障壁は大きい。彼らはテレビ雑誌新聞が主であり、ネットは見ない。そしてメディア誘導をモロに受け、自分で思考して試行して行動するということが難しい世代だ。

 そして今のSNSや若者行動を恐れている。怖いし、個人情報が洩れて詐欺に会ったり、資産が奪われたりを恐れている。だから、無茶なネット行動はしない。

 だからなろう小説のコメントやブクマ、評価をほぼしない。彼らの共感や感動の基準は今の若者と同等であったとしても、それらを評価して送るという行為そのものにしたがらない。


 だから、ランクもあがらないし、せっかく団塊なろうを描いたとしても評価されず失踪してしまう。



 自分は、この文化による評価ランク違いで排他的になることをとてももったいないことだともう。恐らく、50代以上の方が、実際にガチで小説を書いているケースが増えてきているはずだ。


 だがそれは、スナック間隔で感動と無双ハーレムチートできてしまう上位なろう小説には絶対にかなわない。


 そもそも50代の文化や思想自体が、若い人、それどころか30代にすら合わない、共感されない思想だからだ。



 もちろん、50代が書いた思想や文化は、同年代やちょっと上の60代の方には響くだろう。共感されるし、感動するかもしれない。だが、スマホによる評価やブクマコメントにはまず繋がらないし、読まれるチャンスがない。


 評価してくれるのは、同じごく少数の50代のなろう小説家、なろう好きの読者であり、そのパイは小さすぎる。


 若い人たちが切磋琢磨にジャンル構築とタイトル厳選している世界で、アリが数匹ぽつんの出てきている感じだ。これではせっかくの団塊なろうが消えてしまう。



 これら団塊なろうがいつかは日の目が見えると思う、だがそれを早く気づかせるのは今の若い人(コメント評価ブクマしてくれる人)である。



 まとめ

①50代以上はアカウント作ってコメントするのが怖いし難しい。


②50代以上はメディア(新聞雑誌テレビ)の誘導なしに、なろう小説を読ませるのは難しい


③徐々に50代以上の小説家は増えるが、若者と思想が離れすぎてて評価されない→失踪ループ


④団塊なろうという新ジャンルを、若者たちは過大評価して!










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ