25-15. 今後60以上の実体験なろう作家が増える説 50代以上の共感は、50代以上にしか書けない
25-15. 今後60以上の実体験なろう作家が増える説 50代以上の共感は、50代以上にしか書けない
前回、なろうジャンルと前提条件についてちょっと考えた。
そして今回は本題の、今後60以上の実体験なろう作家が増える説を考えよう。
共感というのは、時代や地域によって大きく異なる。だから、作り手はより買い手=読者が共感して金を出してくれるように競争する。勝者は売れ、敗者は倒産する。勝者は同じなろう人気アニメを作るが、20年後には文化も思想も変わっているため、同じ量産ではまた別の組織に負けて倒産する。
だから大事なのは、買い手が欲しがる需要をいち早くくみ取って作品を作り、広める事である。
こんなのは商売においてはあたりまえのことであるが、なろう小説における特徴をあげよう。
それは読者が20代の層と、40代の層で大きく異なる点だ。50代以上は、スマホによるなろうちょい見という文化がない。
だから、スマホは連絡用であったり、軽いメールを送りあうくらいでネットツールとしてはあまり使わない。
つまり、なろう読者にはなり得ないとしてジャンルが創られてないのだ。
仮に今の20代が、50代60代にドンピシャ(死後)でハマるようなジャンルを作って書いたとしてもおそらく埋もれるだろう。
今の20代10代読者はきもちよいスナックなろう無双を求めていて、50代以上の団塊世代はその思想を好むか分からないからだ。
50代以降は、高度経済成長、バブル期を通して日本の定期預金3%というアホみたいな時代だった。当然引き落としや預けは0円のはず。今のように、お金をおろすだけで1年の利息を超えちゃうバカみたいな時代ではない。
その人たちの文化を我々30代、40代が分かるかと言うと難しい。努力し、精神論で頑張れば報われる、そういった感じなのだろうか?
ともかく、今のなろう作風やジャンルがぬるすぎて、恐らく共感はできない。さらに若いころの思い出などが当然20代のなろう作家で描かれるので、50代以上の若いころの共感=流行は書けない。
おかねと時間がたんまりあって暇を持て余しているのは50代以上であり、定年退職後は旅行に行きたいと思ってもコロナでダメ。そんな親が多い。
とすると、この無料で読めるなろう小説という分野をどうにか彼らに認知させて読んでもらえればさらなるブルーオーシャン開拓になる。
そのきっけかは何かというと、50代以上が同期向けのなろうを書くしかないということだ。
ただそれでは堅苦しすぎるので、今のなろう成功作家と意見交換して、現代風にアレンジした若者も読めて共感+勉強できちゃうジャンルというものが今後はやると予測している。




