25-11. 超高難易度:大手宗教が直感を誤って布教して異端弾圧する ~ダンジョン探索ゲーで 1/10で正解ルートの直感が降ってくるメンバー がいたら?~
25-11. 超高難易度:大手宗教が直感を誤って布教して異端弾圧する ~ダンジョン探索ゲーで 1/10で正解ルートの直感が降ってくるメンバー がいたら?~
前回は、RPGにおける直感活用の高難易度、直感スキルが公式に認知されていないverだった。
さらに高難易度が存在する。
それは、直感スキルに対して誤った認知が一般化して、正そうとすると消される場合である。
現代で例えるなら、「大手宗教が直感を誤って布教して異端弾圧する」である。
RPGでは、直感スキルを持ったメンバーが「直感あるんよ! 活用すると便利よ!」といっても信じてもらえずスルーされていた。今回の超高難易度では、その一言で追放されてしまう。
直感を唱える者は、異教徒であり悪魔だ。それに近づくものは誰であれ呪われ、不幸になる。見つけ次第、協会に密告すること。密告者には報酬を与え、異端者は死をもって償われる。
異端者には人ではないので人権はない。殺すのも奴隷化するのも自由だ。C教はラブアンドピースの平和な宗教であり、人類皆平等の素晴らしい宗教だアーミェン。
さて、上の思想が90%を占める異世界であれば、直感もちのメンバーはどのように生きていけばよいだろうか。
下手に直感という言葉を出してしまうと消されてしまう。だから、生物による自然淘汰とおなじように、素直でしゃべっちゃう直感族は絶滅し、直感を封印した社会に溶け込んだ直感族が生き残って繁栄する。
直感スルーとは違い、世界という土台から弾圧してくる。こうなるとどうなるか、直感族同士がこっそり集まって、弾圧と粛清をさけながら文化継承したり研究したりする。
個人1人では何もできないので、直感無視して他に溶け込んで生活することになる。
ここまでくると、解決方法は導けない。時間が経過し、C教の中でも「なんか直感スキルあるんじゃね?」という風潮が一般化する2000年以上待つほかない。
※「天国は、ほんとうにある wiki」で検索。3歳の子が臨死体験で知りえない人たちの情報を話して一致。C教は輪廻転生を否定。牧師はあの世について非聖書的として批判した。
ある程度、直感に対して懐疑的になった時であれば、直感族が累積データと実績を持ち出して、「直感はあるんです! 便利なんです! 活用したらもっと発展します!」と一斉蜂起すればよい。
おや、何か既視感が?
そう、現代のC教における天動説から地動説と同じである。300年前も地動説を説いた人が異端として裁判にかけられ、結果現代ではC教は誤りを認めて、地動説を公式に支持した。
しかしC教は輪廻転生を否定ている。アメリカや西欧の各地で前世を持つ子や、戦死した兵の記憶を持っていて一致するケースが増えてきている。でも、C教は粛清(消す)ことはしないが、聖書を否定する異端として批判し続けている。
聖書が絶対であり、疑うものは敵として排除する宗教には自浄はない。
生粋な教徒であったとしても、事実に基づいて、体験に関して冷静に判断して、聖書が間違いだったと告発できる地盤があれば変わるかもしれない。
でもそれより早く、前世や輪廻転生を研究し、共感支持され、活用できる国がある? どこでしょうか?
そうです日本ですよ。




