25-2. 直感が得意な創造型が活躍して欲しい! ~ダンジョン探索ゲーで 1/10で正解ルートの直感が降ってくるメンバー がいたら?~
25-2. 直感が得意な創造型が活躍して欲しい! ~ダンジョン探索ゲーで 1/10で正解ルートの直感が降ってくるメンバー がいたら?~
勇者が主人公(判断)、タンク、ヒーラー、後衛魔法の4メンバーで主人公は直感なし。
自分の答えはこうだ。
3メンバーをランダムに募集して危険にならない中層まで来たら帰還する。階を降りた直後に目隠して全員の直感で行き先を書き残し、頼らずランダム探索する。下り階段を見つけた後に、上り階段からルートを逆算して、あっている人がいたら記録する。これを「3人の直感者がみつかるまで」繰り返す。
直感が1/3前後まで増えたら、降りた直後に書いた直感の投票を行い、壁との矛盾、多数決で直感ルートを進む。多数決比較で直感成功率が高いメンバーがほぼ0%に落ちていたら除名する。
どうだろうか?
この直感活用方法の答えは一つではない。どれが最適かもわからない。ただ、自分は直感できるメンバーを最大限集めることを最優先し、その後多数決+矛盾チェック(直感ルートが壁で矛盾していないか)によって、正解率を上げ、直感を失うチェックを行いバッサリ交換するというやり方が最適だと考えた。
世の中には、3タイプがいる。想像型、再現型、共感型だ。現代では理詰めで説得力を持ち、圧倒的な情報と技術の深堀りができる再現型が一番有効で、次に人々をオセロのように意見をひっくり返せる共感力と説得力を持つ共感型が二番目、二強である。
その中で一番苦労するのが創造型。深堀りの再現、共感力の共感の土台では戦えず、創造力と直感をいかにして売り込むかが大事なのだが、売り込む前に折れて封印してしまう。
そして、不利で苦痛のはずの再現共感型になりすまして社会で生活しようとする。
与えられたギフトである創造力と直観力をポイ捨てして、無理して他の土台で戦おうとしている。
もし直観力や創造力が数値化され、ステータスオープンで誰でも認知できたのなら、今は多少変わっていたかもしれない。残念ながら、リスクを負いたくない大手には創造型は危険なのだ。
北野唯我氏の、天才を殺す凡人を是非読んで欲しい。
現代の直観力を証明する事はできない。だが、創造型は直感を信じて全力で突き進み、結果を残すことで一部成功者が出ているのが現状だ。ごくごく少数だが。
人口比で3タイプがどれだけ分布しているのかは正直分からない。だが、36年生きてきて対話していた中で出した割合は、創造1割、再現3割、共感6割だった。
もちろん、ピッタリ3種が区別できるのではなく、創造:再現:共感 = 1:5:4のように再現+共感をどちらも持つタイプの人もいる。
自分が言えるのは、創造型が少なくて評価されていない=バランスよく活躍できていない、ということだ。
鍛冶屋、羊使い、農家。どれが最強かはわからない、だが鍛冶屋が鍋、羊使いが肉、農家が野菜を提供すれば最強である。現代では、1つのタイプが欠落した不安定なバランスになっている。
直感自体は世界を変えるものではない。だが、直感を認知して活用しようする動きが大切だと思う。
このRPGの直感活用を現代に置き換えるとどうだろうか。次回考える。




