23-28. 「なろう」とは何か? → 秀でた1ジャンルを転生先で広めて成す = 霊的進化のための貴重な経験
23-28. 「なろう」とは何か? → 秀でた1ジャンルを転生先で広めて成す = 霊的進化のための貴重な経験
なろう系とは何かと検索すると色々と定義が出てくる。
「なろう系」とは、「『小説家になろう』という小説投稿サイトに投稿されたテンプレ要素の強い若年層向けの小説」を意味しています。
「なろう系」には、「小説の内容・構成・人物設定がプロっぽさがなくて素人レベル」といった揶揄のニュアンスがあることもあります。
「なろう系」はファンタジー小説・ゲーム的な小説がメインであり、「異世界転生・英雄の冒険物語・ハーレム構築・チートで最強キャラ」などの分かりやすいテンプレに従った創作が多い特徴があります。
なるほど確かに。プロの小説が書くライトノベルは、しっかり時間をかけて考察した商売のための小説である。
一方のなろう系のイメージは、一般のファンが無料で読める「小説家になろう」という小説投稿ページで書いたファンタジー物で、プロではない素人さがあるが個性があり面白いモノものある。
ファンが付けば、漫画家やアニメ化、さらには映画化もされた実績がありワンちゃんあるというもの。
様々なジャンルが生まれ、競争が激しいジャンルである、と自分は思った。
現代転生において、この「なろう」は霊的進化するための達成すべき目標と考える。
なろうと言えば、現代の落ちこぼれニートが事故死して、美女の神に救われてチート能力を与えられて中世ヨーロッパ風異世界で無双ハーレムするというもの。
かつては、死にループしたり、最初から悪の魔王だったり、ドタバタファンタジーだったりと割と万能な転生だったりするが、今は一点にジャンルを絞り込んだ個性で勝負しているなろうが多い。
例えば、お菓子好きのブスが太りすぎで死に、江戸時代に過去転生した。何もかも無能だったが、お菓子作りだけは得意で2020年のお菓子文化を江戸に持ち込んで絶賛される、などである。
それはお菓子であったり、アサルトライフルだったり、戦術だったり、ペニシリンだったりする。
要は、現代の1技術を過去に持ち込んで無双するというものだ。
何でも強くて無双するでは個性がなく、何か一つに特化したテーマの方が読まれやすくファンが付きやすいということで書く小説家も広く浅くより狭く深くの読者獲得を狙ったのだ。
この一つのジャンルを過去の時代に伝えるというこの「なろう行為」こそ、現代転生における霊的進化するための希少な経験=成し遂げ! になるのでは?と考えた。
サッカー選手なら、トップリーグで活躍する。将棋なら7冠達成する。研究家ならノーベル賞を取る、などなど。
一つに秀でた能力を生かして、成果を残し、本人がその経験を通して成長する。
これがなろう小説における、1ジャンルで勝負して無双する、と同じではないか。
とすると、なろう小説と、現代なろう布教組織の相性が良い。
医者が事故死で江戸に転生してペニシリンを開発して人々を救う、なろう転生。
↓
未来の科学者が事故死で令和に転生してなろう転生技術を開発して人々を救う、なろう転生。
やっていることは同じである。
ふつうの農業JKが戦国時代に転生し、優秀な穀物の苗や戦術を織田信長に伝えて無双する。
↓
未来のJKが事故死で令和に転生し、なろう小説を通じて未来を国民に伝えて日本国無双する。
やっていることは同じである。
転生先が、なろう転生を受け入れる体制があるとやりやすそうではある。
もし見知らぬ輩が織田信長の前に現れたら、スマホ見せた所で切り捨てられるかもしれない。
だが、戦国時代に「転生者ウェルカム!該当者は織田まで」という掲示板があり、転生者たちが無駄なく軍などに取り入れられたらそれはより無双しやすくなるだろう。
現代なろう転生教がやるべき活動というのは、「現代なろう転生盛り上げてこー!」であり、
1ジャンルを成すために過去転生した未来人を歓迎する土台作りと考えれば、小説と同じなのだ。
実際は、かなり前世記憶が消えているため、小説にように 転・即・無双! にはならぬ点が注意である。
なろう転生教におけるなろうとは、1ジャンルを転生先に伝え目的を成すこと、とする。
より前世の記憶を取り戻しやすく、より若い赤子の時に転生を思い出せるように、血族転生に対して前世保全と動画託しがある。
これが実用化されれば、今のなろう小説のように転生したらもうほぼ完ぺきに前世(未来)の記憶をフル活用してヒトや国を良くしてくれる。
今のなろう小説は、今後40年後に来る転生者受け入れの土台作りの予言だったんだよ!!
という妄想で締める。




