23-22. マリーオッター炎の火炎放射器 ~空も無料でとべちまうんだ!~
23-22. マリーオッター炎の火炎放射器 ~空も無料でとべちまうんだ!~
あらすじ: エルフのミーコと異世界転生者、近藤拓海はエルフのエロ本で人気漫画家となる。資産が増え、お互い愛し合った結果、娘が二人生まれる。マヤとオールオである。これで幸せ絶頂の混同だったが、40年後、孫がいつまでたっても生まれなかった。
オチ: 娘たちの孫が生まれなかったのは、人とエルフの染色体の数が46と48であった。生まれた娘は半々で47の染色体で生まれたが、彼女たちの染色体は奇数であり細胞分裂が上手くできず妊娠できなかったのだ。染色体の知識もあった近藤は絶望し、この異世界にはいてはならぬ存在と知り、彼女に置手紙をして去っていった。
銃社会をマンガにすると面白くなくなる説、前回と前々回を振り返る。
①主人公たちの成長が見えにくい。肉体や精神や戦略よりも、狙い精度と反射であり地味になる
②至近距離で銃口を向けあうのは撃ったもん勝ちで対話できない。つばぜり合いは30フレ以上猶予あるのでOK
マンガにおける銃の存在は、ハイリスクハイリターンにすることでバランス調整されている。
例えば、弾が1発だけで次の装填に時間がかかる。制度が悪い時代で、相当の至近距離じゃないと当たらない。魔力で防弾していると100%弾かれるチート魔法か貧弱弾丸であるなどなど。
中世ヨーロッパがなろう転生で多いのは、市民や国王にたいして「令和の義務教育」を持ち込むだけで無双できるという「俺の幼稚園転入」状態で無双する願望があるからである。
もう一つの利点は、スマホといったITがなく、何か事件があればSNSやツイッター、直接電話などで即時遠隔やり取りができることで、物語の展開がやりにくくなるからである。
そりゃ、魔法版スマホを作って、何かあれば共通DB魔法にメッセージ残して誰でも公開で参照出来たら、ダンジョンでゴブリンに襲われてグヘヘとかもすぐに対応できていつものーになりにくいだろう。
ITなし、銃精度極悪というナーフ状態にしているからこそ、肉弾戦やナイフコンバットが成立し、ボスに対して至近距離で対話ができるのである。
ではもしリアル銃を異世界に持ち込んだら?
そりゃボスと対話する前に腕のあるスナイパーで芋らせればOK。バラライカ姉さんのように。
ドラマも技術もねぇ。数と技術の暴力で解決する、それが安定して勝てる。
でもそれドラマ性も面白みもくそもないよね、となる。
だから、銃をナーフするか魔法がチート級になる。
普通に考えれば、魔法がチート級で銃が相対的に弱い状況なら…
銃弾に魔力入れたり、火力上げたりの技術向上でぶち抜けるように研究するでしょう。
刀でできる事は、銃にでもできる。電気供給するチェーンソーのような魔法権であれば、それを内蔵した巨大ロケットを作って待ち合わせ場所の手前で潜り込ませればOK!
へなちょこ銃はわが魔力で弾こうぞ!ふははは!は?
魔力内蔵で加速装置した供給ロケット砲を遠距離からぶち抜いてEND。それおもろい?となる
もちろんフルメタのようなロボや火器で戦い、接近もアリ!な面白い漫画やノベルはある。だがリアルを求めるほど、漫画が求めるボス対話やカッコいい対峙が「銃ではできなくなる」。
だから、時代を戻すか、特大ペナを用意すか、ボスが無能(野郎オブクラッシャー!)の苦肉の策を使うことになる。
銃社会で漫画にするとつまらなくなりそうな、まとめ
①主人公たちの成長が見えにくい。肉体や精神や戦略よりも、狙い精度と反射であり地味になる
②至近距離で銃口を向けあうのは撃ったもん勝ちで対話できない。つばぜり合いは猶予アリ
③魔力で弾けるなら、魔力塗り込んだ内蔵弾丸と銃を開発してぶち抜け! それが普通の流れ




