23-9. 共感無双 ~無感情な異世界に転生した俺は同情を誘って法(ルール)を超越する~
23-9. 共感無双 ~無感情な異世界に転生した俺は同情を誘って法を超越する~
あらすじ: 田中裕也は大学のムーバーイーツの配達中に事故って異世界転生する。魔法が使えるマグロン星では、なぜか人類は冷静でインテリが過半数の世界だった。21世紀の知識や技術をはるかに超えていて、魔法も使えない田中は情に訴えることで評価を得る。憧れていた漫才師としてデビューして幸せに暮らしましたとさ。
オチ: 田中は犯罪者として投獄され、死刑になった。マグロン星の住人は、喜怒哀楽をすることで脳を過剰に消費し、脳血栓や腫瘍により致死率が上がった。漫才で笑った人々が急死したことでバレる。
ここからは、韓国の独自のネタをテーマにしたなろう転生を作ってみる。
今回は共感、同情が最強の異世界である。
この世界には、感情があり、共感がある。だが約束事、契約、国が定めたルールには従うべきである。もし反する事を繰り返せば、逮捕されるし、身近な人は誰も信用しなくなり相手にされなくなる。いわゆる、オオカミ少年となってしまう。
韓国でも当たり前だが、嘘は良くない。信用を失うことは間違いないが、一つだけ違う点がある。
それは、嘘がバレるリスクより嘘による利益が大きいならやる、というもの。道徳的に嘘をつくな、ではなく、利のない嘘はやめよというものだ。日本人の感覚では、理解しにくいだろう。
日本でも、嘘も方便という、嘘をつくことで相手に良いことがある場合は嘘を許容する場合がある。例えば、病気の人に少しでも希望を持ってもらうために本当よりも軽く伝えるなどである。
統計的に生存率50%の手術をするときに、「安心して。ほとんどの人が成功しています」と「死亡率50%ですね。頑張ってください」ではどちらが患者が生き残れるだろうか。
死のギリギリを彷徨うような手術において、精神的に不安になるほうが危ないと自分は思う。
話は戻して、韓国では嘘に対する拒否感は少ない。リスクの少ない嘘で利益が出るなら積極的にやるべき!くらいの考えだ。ゆえに、あの国は詐欺や虚偽の申告が高い国だ。前の道徳的優位性という視点でみると面白い。
立場が上であれば、嘘でも相手を騙しやすく、稼げる。話を盛らずに、正しく伝える人よりも、盛って多く見せる商売人の方が売れるのだ。朱子学と儒教から、権力ある者=上には絶対的に従うというマインドが韓国人にある。これ自体は問題ではない。
その権力を得るためにのし上がる人々、元々権力がある人が奪われないように守る、といった上下関係の略奪に関しては、非常にシビアになる。嘘をついてでも、それを達成すれば人生バラ色、そんな状況では嘘に頼るほかない。権力者になれば、道理=事実をもみ消したり改ざんできる。上下関係を徹底した韓国(中国も)だからこその、嘘の文化なのだ。
道徳的優位性があれば、契約だろうが超越できる、それが韓国だ。国民情緒法があり、遡及法である。遡及法とは、過去合法だったものを現代の法で遡及して裁くことであり、韓国や独裁国家以外では適用されない。
例えるなら、人身売買が違法となった時に手を洗った商売人が現代で裁かれる感じである。
当時は合法で、違法になってからはやっていない。遡及法では、現代の解釈でその人を裁くのだ。
ちょっと考えればわかることだが、遡及法OKにすると後出しで色々な犯罪者を作って粛清できてしまう。
とある有名人がいたら、あの髪型でこんな言動していた人は公を著しく悪くするから違法!と捕まえる事ができる。仮に「今はそんなことしてないっすよ!」と訴えても、2年前の動画投稿でやっていたから違法となり不可避だ。遡及法がなければ、法を適用する前にやめればよい。
韓国民の多数の今日が得られるなら、遡及法で国際法を超えて良いという解釈をする。
これを許すのであれば、ベトナムで韓国に対するライタイハンをベトナム感情法によって、遡及で韓国政府や企業に訴えて金をとる事ができてしまう。韓国から日本にする民情緒法は許して、ベトナムから韓国に対する情緒法はダメ、と韓国人は言えるだろうか?
これこそ、ネロナムブルであり、よく使う手法だ。
そう、中国>>北朝鮮>>韓国>>>>その他という儒教、事大主義を前提とした華夷思想である。
これに従えば、ベトナムよりも韓国の方が序列が上であり、何をしても良いし、何かされたら好きに復讐して良い。日本にも同じである。
いやいやいや、さすがにそんなこと思う韓国人っていないでしょ?
ちょうど反日で育った人が大人になり子を大学生くらいになるお年頃。彼らは、親も家族も政府も全てが反日に染まり、統治時代の叔父叔母はもう殆ど残っていなくて、話せば袋叩きにあってしまう。ここまで当事者がいなくなった今だからこそ、道徳的優位性を作るために嘘を嘘で塗りつぶしている。
韓国内で政府や知識人の嘘がバレることは、韓国の日本に対する道徳的優位性を失うことであり、それは個人の死よりも重いことである。だから絶対に折れないし、嘘だと気づいたとしてもいうことはしない。
道徳性を得るために、嘘の道徳性で塗り替えるという、借金を借金するような仕組みだ。
中国の南京大虐殺、中国政府は現在、30万人の虐殺としてメディア展開している。
実際は数百人程度の戦闘による死者はいたかもしれない、だがホロコーストレベルの数万オーダーともなると、埋葬する土地や市民、移動手段などが必要となる(ナチス動画参照)。計画的に抹消できるのはせいぜい数万人、戦時中でゲリラ交戦していた頃に大量抹殺する施設もなしにやるのは難しい。とどのつまり、戦時中の被害の範囲内のことを大きく盛っているだけだ。
こうすることで、日本を下げ、中国が上がる(と思い込んでいる)。実際は、その政府の盛りすぎ数値によって信用を失うだけである。広島長崎も多少盛っているかもしれないが、爆破範囲や人口統計からみても、妥当な範囲と思っている。
同じように、韓国自身が被害者として道徳的優位性を上げるために、徴用工や慰安婦問題を大きく世界に発信している。
人の命が軽く、いつ死ぬか分からない戦争においては、性的な被害や虐殺レベルのことはどの世界でも多少は起きる。
その規模が大きければ、ホロコーストや文化大革命といった歴史に名を残す。だが小規模のものは、当時では当たり前のレベルであり、それを遡及したらきりがない。
前提: 華夷思想から、中国大陸に近い韓国は日本よりも道徳的優位性が高い
↓
日本が何と言おうとも、被害者の声さえあれば慰安婦被害者として認められ、日本は加害者である
〃、被害者の声さえあれば徴用工被害者として認められ、日本は加害者である
↓
日本は加害者で、韓国は被害者だ。この事実から道徳的優位性が高い。
↓
結論: 日本は全てが嘘であり、韓国は正しい正義の良い国民である。QED
最初の前提である、華夷思想が間違っているのだ。日本と韓国には優勢劣勢はない。
そのあとに、加害者被害者を決めるのであれば、それは証拠や証言、事実で勝負すべきである。
西欧やアメリカからすれば、道徳的優位性などは理解できるはずもなく、ただ広告や慰安婦像を見て「日本はひどいな」と思うだけである。
日本政府が、いくら動画や資料を公開して「慰安婦は商売です。徴用工は日韓協定で解決済みです」と理論で展開しても、海外の人には「感情と共感」が勝る。
日本の感覚でいうなら、カナダの先住民抹消のニュースがあったとして、黙々と証拠を突きつけられても気にも留めないだろう。
それをマンガ、ドラマ化してかなり感情をあおるような残虐行為を視覚化してバズったらどうか。
カナダに対して、憎悪と軽蔑が生まれるだろう。事実よりも、共感なのである。その点では、韓国が培ったノウハウというのは素晴らしい価値があると思う。
タイトルにある異世界にいろんな国の住人が転生したら、韓国は上位になれるかもしれない。
まとめ
①最初の優位性は、華夷思想(中華思想)を前提に物事を決める
②嘘を嘘で塗り替えることで道徳的優位性を守った
③嘘を認める事は、道徳的優位性を失うことであり、絶対に謝らない




