22-25 なろう転生の奴隷少女を考える⑥ 錬金術業界人の妨害 → 前世スキル診断を妨害するのはやつら
22-25 なろう転生の奴隷少女を考える⑥ 錬金術業界人の妨害 → 前世スキル診断を妨害するのはやつら
霊的能力をフル活用して、効率的に国家運用する条件においては、
ヒトは生まれながらにして人生を指定される時代が来る。
この奴隷制度逆行の時代の預言について説明する。
インドのカースト制度、中国北京の住民票のように、生まれた場所や階級によって無条件で制約がかかる不平等な枷が現在でも存在する。
一方日本やアメリカでは、どこに生まれようが努力と運があればスポーツマンにも法律家にもなれる。部落民族の子が単身家を出てミュージシャンとして成功することだってできる。
対等(ゴールを一緒にするための調整)は必要ないが、平等(スタートラインは人種や土地に関係なく同じ)であることが重要なのだ。
ここまでは現在と40年後までの話である。前世という占いや宗教の稼ぎ頭であった「不安要素」が究明された40年後以降はどうなるか考えよう。
ここで「錬金術業界人の妨害」という言葉を使って説明する。
1500年以降、金を作るための錬金術の研究が盛んだった。ハガレンの賢者の石のように、連勤すれば命だって作れる夢があった。それは、まだ科学が究明されていなかったからである、水銀を飲んだ始皇帝や、ラジウム(放射線)が美肌や難病に聞くとアメリカで売られていた時代と同じだ。
分からない新しい技術に対して、金の匂いを嗅ぎつけた業者が一気に参入して盛り上がる。ブルーオーシャンを求めて人が動くのは世の常だ。錬金術が廃れた理由は、科学の研究が進み金が人口で作れない事が分かったからである。
金やダイヤは隕石の衝突や化石による圧力と超長期の熟成によってできるものであり、人口はまだ難しいと言える。ルビー程度なら人口でも作れちゃうニュースは見た事はあるだろう。
錬金術師の視点から見れば、科学によって原子や分子、物質を研究しようとする組織は「食い扶持を奪う敵」であり潰そうとするのである。
同様に、現代の占いや宗教業界にとって死生観の究明は、不安をあおって客を誘う心理的な業界をぶっ壊す極悪行為なのである。それはC教、やあらゆる宗教も巻き込む大戦争に突入する。
だが、それが時代の流れなのである。今更、クラウドファンディングで「錬金術研究するので資金下さい!」といっても変な物好きしか集まらないだろう。
だって錬金なんてできない、ただの妄想だから。
でも当時元素が分からなかった1500年以降は、錬金術ブームだった。ゆえに様々な人が錬金術師になって投資を受けたり、適当に売って稼ぐことができた。
そう、これが現代の占いビジネスと宗教である。
不安があるから宗教に入る、不安があるから良い未来を知りたい。そういった需要に合わせて、金を稼ぐビジネスがあるのだ。仮に本物が見える占い師だったとしても、不幸な預言を伝えるわけなく、「あなたの運命は最高!幸せになれると占いに出ました!前世も最高!」と伝えれば、また来て金を落としてくれるのだ。
言われた側も、真実が知りたいのではなく、「安心感を買いたい」だけなのだ。
40年後、祇霊学となろう転生教の研究が進み、Z社とM社、チベット仏教が評価される時代が来る。そこでは、占いのビジネスや不安をあおる宗教系の活動は縮小しているだろう。
当然だが、その前にその手で稼いでいる組織は裏で反抗し、莫大な資金を投入してメディアを操るだろう。市民の一部は騙されるが、正しく客観的に判断できる人も増えてくる。
個人が信じ、団体が信じ、企業がブルーオーシャンとして参画し、一部の国が導入し、各国が導入し、国連が承認し、最後に学会がしぶしぶ認めることになる。それが霊界の存在である。
前世スキルの活用、臨死投票による歴史の元素表(周期表)化、未来技術の透視と持ち帰り(ソウルダイブ)といった発明と研究が生まれ、60年後のJKはとんでもない世界観になっている。
今アニメを見て、「このアニメ固定電話?相当古いなあ」と思うのと同じ感覚で、
「え?なに不便そうな板?調べたらスマ、ホ?へーそう言うんだ」となるのだ。
生まれながらに階級制度の再来についてはさらに次回やろう(尺足らんかった)。




