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5-8. ステータスオープンで魂ガチャの時代

5-8. ステータスオープンで魂ガチャの時代

 魔法やステータスオープンができる時代は来るか? ~異世界考察~ というタイトルでエッセイを書いているが、この質問はどう答えるのか。


 魔法はできないが、ステータスオープンはできる。


 魔法で火を飛ばすのは、海を切り開いたり不治の病を治せるキリスト様位であり、数十億に一人だからないものとする。ステータスオープンというのは、RPGのような体力・知力・攻撃力のようなものが数値化されて目の前にポン! とでるイメージがあるが、実際はそうならない。

 

 生まれて1か月後に国の義務で実施される「国家適正診断結果」で渡される物が、その人の人生をほぼ決める奴隷契約書になる。書かれている内容は、生まれた赤ちゃんに付随する前世や魂に関するものを診断した結果であり、どのような適正があり、将来どのような職業でいくら稼いでいつ死ぬかがおおよそわかるものになる(自殺は除く)。両親は、その強制通知書を見て、1か月の赤ちゃんにどれだけ投資して、どれだけ回収できるのかを「企業の人生コンサルタント」と一緒に分析して障害の方向を決めていくのだ。コンサル料金は80年プランで大体200万くらいだとか。富裕層に人気らしい。悲しいことに、転生が少なく能力が低いと診断された赤ちゃんは不運なことが起きるとも聞く。


 中世は、貴族と平民は血族でほぼ決定される「生まれで人生が決まる世界」から、努力すれば身分関係なく職業を選べる時代に変わってきた。霊魂ビジネスが市民権を得た時に、再び「生まれで人生が決まる世界」に戻るのだ。違う点は、生まれた血族ではなく、生まれた時に入った魂の価値の違いだ。より経験を積んで有用なスキル(適正)をも魂が入ってくれるほど、成長と出世が約束される。より子だくさんで産んで、スキルSSSの魂が入った子により多く投資して親はその子に養ってもらうのが効率的だ。


 あれ?これ魂ガチャじゃね?



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