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5-7. 霊魂の証明は、正しい情報収集と奇跡の数値化集計だ

5.見えない魂はどう証明するのか?

5-7. 霊魂の証明は、正しい情報収集と奇跡の数値化集計だ

 見えない計測できない霊魂をどう証明するのか?


 結論から言うと、「結果だけが残って過程は見れない」だ。


 新しい発見は、検証されて、立証されて、学会などで認められて初めてその研究価値が認知されて商流化する。人間が直接見えない超ミクロの話でも、ちゃんとした機材でちゃんとデータ取って立証できれば良いのである。しかし、霊魂に関していえば、機材を使っても音波のように観測することはできない。

 ブラックホールの中央の構造を矛盾なく説明するために、超ひも理論が発案され、その「ひも」を立証するには今の3次元を超えた6~10次元の証明が必要になっている。しかし、それを証明できる手立ては、今のところない。同じように、霊魂ビジネスは見えず証明しようがないのだ。


 「ある人が見えた!といって確認したら偶然一致した」

 「縁もない赤子が、遠くは難れた人の情報を偶然言い当てた」


 偶然の結果が増えるだけで、再現できないのである。だから今の占いは、当たってたら良いね♪程度のエンターテイメントの領域だ。実際にお店でやっている人の99%以上はそうだと思うが……


 娯楽の一つではなく、ガチの利用価値として使うようになる条件は、「売り手の法整備と品質管理」「買い手の評価と拡散」だ。見えないし再現できないけど、結果だけが合っていたのであれば、その結果を正しく残し続けるだけでよい。今までの再現→立証→受け入れのプロセスが通じない世界だからだ。


 正しい情報収集→発生確率のランク付けとデータ残し→ビッグデータから真偽の分析


 正しい情報収集が一番大事で、この収集条件をあいまいにすると後続が破綻するのでしっかりと国と企業が整備してほしい。今ならば、不正ができないように生放送でかつ情報提供者には何も情報が得られていない確認をしっかり動画に残しておくことだ。

 次の発生確率のランク付けとデータ残し、これは受け取った正しい情報を「どれだけの発生確率化か」を数学者の監修のもと、ランク付けする事だ。例えば、100個の数値(00~99)が書かれた紙を3枚箱に入れ、上から順に情報提供者は数を3つ言い当てる。全て一致していたら100^3、100万分の1の確率でとなり、普通の人が適当に数値を言うのとは違う「何かしらの奇跡」となる。普段の生活ではありえないような超常現象を「数値化」することで、いつどこで誰がどんな奇跡を起こしたという結果がビッグデータに登録される。それを地域人種時代に関係なくより多く収集する事で、どれだけの奇跡がどう分布しているのか可視化できるようになる。 この積み重ねをすることで、人は奇跡=霊魂ビジネスにお金を出すようになる。


 私は、ブラックホールの超ひも理論を裏付ける「6次元の存在研究」と、霊魂ビジネスに必要な「魂の存在研究」は違うと思っている。どちらも5感に出ない、3次元の世界で計測できない「見れないもの」であるが、霊魂ビジネスは人の能力をより開花し、生活を豊かにできる劇薬だと思っているからだ。使いようで人類の破滅にも導くことにはなるが……


 5感以外を哲学から排除することになった「カントの呪い」から250年、輪廻転生を否定するC教からは霊魂ビジネスが生まれることはない。宗教を持たず、魂を信じる(なろうが浸透した)日本こそ、この新しいビジネスチャンスが生まれ、再度日は上る。






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