21-15. 人類はもう進化できない。 DNAがダメなら、叡智を活用するしかないじゃない!!
21-15. 人類はもう進化できない。 DNAがダメなら、叡智を活用するしかないじゃない!!
https://youtu.be/_PzXZFTW53s
【ゆっくり解説】人類はもう進化できないよ、という話 みーのゆっくり先生ちゃんねる
この解説動画では進化には3つの条件があると話している。
①時間
②今までとは違う環境
③その環境の安定
1話目の「キリンの首はなぜ長い」で考えてみよう。
キリンの首が長くなったのは、高い木の葉を食べたいから首を伸ばして自然に長くなったのではない。
10万分の1のDNA突然変異と修復エラーによって首の長さの設計図に誤りが出て、長いエラー個体がサバンナでは都合よくて生存繁殖できた。その繰り返しで従来の短いキリンは餓死で淘汰され、首長すぎる異常キリンは首があがらず淘汰され、程よく長いキリンが生き残った。
結果、自然淘汰によって残ったキリンが環境の王者として「進化」の看板を得たのだ。
①の時間はDNA交配によるエラーと修復の回数が必要だという話だ。人類5000年で、20歳で子を産めるとして、250世代しか染色体異常ガチャは引けない。産業革命の200年前から急激に文明は進化していて、石油資源をものすごい勢いで消費している。交配による進化をする前に、資源が尽きて飢えと戦争で滅ぶのが先だろう。
次に②今までと違う環境だ。程よく長い首のキリンだけが生き残った環境が変わらなければ、今後DNA異常と修復で別の特性を持ったキリンが生まれても「環境有利」にはならない。
例えば、寒冷化によって植物が減り酸素濃度が下がったとする。そうすると、長い首のキリンの中で「低酸素でも効率よく供給できる遺伝子異常キリン」が何百世代かけて生まれたら、進化するだろう。従来の普通の呼吸のキリンは、呼吸困難で激しい動きが出来ず、飢えて死んでしまう。結果、首の長さはそのままに、低酸素対応できる異常キリンが繁栄して、いづれ定着する。
この低酸素対応キリンは、寒冷化と低酸素環境にならない世界線では、生存と繁殖まで何の利点もない。毛の色が黄色、青、緑のような環境に有利にならない遺伝要素はランダムに分布される。
※保護色で天敵から狙われない。孔雀のように、メスに好まれる色とかの有利要素があれば別だ
つまり、DNA異常と修復による特殊スキルが活用できる環境でないと進化ができないのだ。
最後に③その環境の安定だ。寒冷化で低酸素になるのだが、これが1年で戻ってしまったどうか、という話だ。仮に低酸素対応キリンが生まれても、すぐ戻ったり、逆に植物大繁殖で超高酸素濃度になってしまったら、低酸素対応が環境有利にならなくなってしまう。早すぎる環境の変化は、新スキル種が生存競争に勝つ前に変わってしまう。
人類でいえば、産業革命200年で蒸気、石炭、石油、電気、列車飛行機、ネットスマホ等の急激な環境変化が起きている。200年前に「ガン完全耐性」の人が奇跡的に生まれても、それが適応する前に環境が進みすぎて毛の色遺伝と同じ状態となってしまう。
仮に、昔の猿人のような原始的な生活で1億年ずっと続いたのなら、ガン完全耐性を持つ人が繁栄していただろう。進化論の視点においては、人類は超倍速の環境変化に見える。
①時間が長く、②環境が変わり、③その変化が安定して続けば人類は進化する。残念だが、目が大きくなって顎が細くなる宇宙人のような進化は自然に起きる進化ではまず見る事はできない。1世代のサイクルが20年と長く、環境が変わりすぎているこの地球では無理なのだ。
とすると、人類の進化をする別の方法を考えるしかない。
①遺伝子操作やクローンなどの技術革新を使う
②原始生活を送る人類だけ残して、他は冬眠か死滅
③人間の潜在能力を研究して覚醒させる
①はハガレンのキメラだったり、精子卵子を機械で弄ってスーパーベイビーを作る感じである。
②は文明の知らない人類がいたら、かれらに「自然な進化」を託すことだ。
③は、このエッセイにあるステータスオープン等を使って霊的能力を活用したりすることだ。
次回では、②の原始生活者を残す案を深堀りする。




