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21-13.  見えているのは技術の変化にすぎない。その奥底にある科学の原理は解明の途上にある。新たな原理が世界観に変革を強いるときこそ、SFの出番だ

21-13.  見えているのは技術の変化にすぎない。その奥底にある科学の原理は解明の途上にある。新たな原理が世界観に変革を強いるときこそ、SFの出番だ




 『三体』の3部下巻、解説431ページ目の著者の言葉である。


 最後まで読み終えて、最後の数ページを感慨しながら読んでいた時に飛び込んできてハッとした。



 新たな原理が世界感に変革を「強いるとき」こそ、SFの出番だと。



 これって、日本が新しい死生観の宗教を作って普及する変革における、SFの立ち位置こそなろう小説や漫画化ではないかと確信した。



 どこからともなく、人々から意識体寄生論をテーマとしたなろう小説が増える(なろうビッグバン)

 ↓

 それを読んで育った若者が研究を始める。転生概念のプールで育ったため、新発見が多くなる

 ↓

 新しい発見と、証明が進められる

 ↓

 なろうアニメ化で、海外の人の認知が増え、日本初の死生観と宗教だと広まる

 ↓

 世界の変革。天動説から地動説以上の創造と破壊が生まれる ※早ければ2060年

 ↓

 独裁者が悪用しないように、法整備を行う(ソフトランディング)



 霊界のコトワリは、日本の漫画やアニメ、ガチャゲーなどで置き換えることができる。

 これを、なろう変換ナロヘンと呼ぼう。


 今後、教科書やなろう哲学書などでは、若者向けに分かりやす解説書が増える。

 それは、RPGが車やガチャゲーのたとえを多用した、漫画形式の入門書となるだろう。



 

 今のなろうは、自分の経験や趣味嗜好を好きな時代にもっていって無双している。ただ知識の垂れ流しでは読まれないし評価されないので、美少女ハーレムや1話目からずっと無双で釣るようにしている。


 後半になると、自分のやりたいこと(※視聴者が望まない事)をやりだして徐々にグダるのはお約束である。


 ただ、この死生観の妄想の流れは2010年あたりから始まったと言える。

 ちょうどゼロの使い魔やハルヒだろうか。学園モノ、ロボットモノ、エロゲー深夜帯の固定枠だったものが、今では人気なろう小説のアニメ化の乱立となっている。

 下手にオリジナルにせず、既に人気があって支持されているなろうのアニメ化は失敗しないド安定であり、新人であれば版権も安い。この深夜帯なろう無双はこれから20年は続くだろう。



 話は戻るが、なろう投稿サイトによって誰でも簡単に妄想を書き残し、チャンスあれば一攫千金も狙える土台ができたのは素晴らしい。



 SFの延長である、意識=自我の妄想がなろう無双という曲がった市場に行ってしまっているのは残念だが、いつか正しい方向への直感が働いて真実を暴いてほしい。

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