21-10. 意識体寄生論、自殺を減らす方法は2つ。 そんなものないと洗脳、ソフトランディング
21-10. 意識体寄生論、自殺を減らす方法は2つ。 そんなものないと洗脳、ソフトランディング
ここまで読んだ人は気づいているかもしれないが、人類の英知は実はたいしたことなくて、すごいのは意識体なのだ。
C教はもちろん、あらゆる哲学者や心理学者、超常現象の学者は反対するだろう。下手すると暗殺されるかもしれない。
ぶっちゃけると、意識体にどこまで寄生・洗脳されているのかのウェイトは定かではない。だが、その意識体による恩恵と、人間そのものが過大評価されているという事実は人類が受け入れないといけない。
勇者「操作されてるって言っても、プレイヤーは全能じゃない。俺たちにしかできない事もある!」
天動説から地動説、C教の自尊心から異教徒を粛清し続けた。シンプルで美しい法則は人を魅了し、地動説がついに認められる。
引力、直進、楕円運動。
進化論から意識体寄生論、人類の自尊心からなろう小説妄想を粛清し続けた。シンプルで美しい法則は人を魅了し、寄生論がついに認められる。
経験、情熱、感動を他人に託す。
絶望の人類に残された道は2つ。その事実を受け入れたうえで、意識体と和解して共存共栄をすることだ。もう一つは、意識体という概念はなく、その思想を焚書坑儒することだ。
中国のように、ネットのSNSを監視し、意識体も文字や画像を見つけたら即BANし、創作者を投獄するのだ。ニュースでは、それらの危険性だけ報道し、メディアで洗脳する。
そして、人間本来の偉大さを示す動画などを毎日流して扇動する。全世界がこれを行えば平和になる。
さて、この感覚、覚えはないだろうか? そう共産党とK国である。
日本人が学校で学んで来たものが全て真理で、正しいとは限らない。ただ、他国よりもプロパガンダが少なく、歪曲が少ない事は分かるだろう。一方、中国は党を守るため、K国は自国民を操るために歴史を曲げている。
新しい事実があったら、今の定説をひっくり返すのが「事実主義」がある。
最初から望む結果があり、それに有利な情報だけ抜き出して扇動する「正義主義」がある。
正義主義は、ひっくり変える新しい事実が発覚しても報道する事はない。望む結果ありきで、有利な事実をくっつける手法では、新事実は悪であり消し去ろうとするのだ。
もちろんこの正義主義は大なり小なりあっていろんな国で利害のために使われる。だが、それを党や国レベルで行っている国は、独裁国家と半島国家が多い。
真実が違っていようとも、国や党を守るために事実を取捨選択して国民を騙している。そのツケは易姓革命のたびに起きる。隣国である日本は、その利点欠点を身近に体験できる貴重な存在だ。
アメリカや西欧では、この正義主義の良し悪しまでは分からないだろう。
親から子の代まで、学校で曲がった教育を受け、ネットで海外を調べたら違う結果が返ってくる。おかしい、自国が先生や家族が間違っているはずがない。外部のネットが間違っているんだ!
そう思う国民が100%になったら完成である。洗脳教育で育った子が親となり、産んだ子はその思想を継いでまた子に教える。そのループによって、政府は手放しで洗脳が続く盤石な体制が出来上がる。
育った子は国内だけで気づくことは不可能である。旅行や留学、極端な思想や情熱がなければその施錠を解くことはできない。海外の事実を受け入れることは、自国、自国民の名誉叡智を否定する事であり、自尊心、家族愛、愛国心までズタズタになる。そんな自傷行為を幼い子供はできるはずがない。
だから、自分でも外と比較するたびに痛みを伴い、疑い出した友人をマルモルソクで袋叩きにする。自浄作用は生まれず、国や政府は一体となって反乱分子を見世物で処分する。愛国麻薬の連鎖は、結束を強める。ネット社会によって反乱分子が過半数を超えるまでは…
さて、ここまで踏まえたうえで、意識寄生論の受け入れを考えよう。
まずどこの国も組織も支持しないだろう。つまり、独裁国家と同じような体制を取る。人間の叡智を全否定し、その成果は「外来種の意識体のおかげ」というのだ。人類の自尊心はズタズタである。こんなのを認めたら、自殺や反乱、宗教内乱に陥る可能性がある。つまりリスクの塊なのだ。
くさい壺には蓋をする。国際的に禁止事項にするかもしれない。それくらい危険と認識される。
だが日本だけはくじけない。なろう小説などで人々の妄想を爆発させ、支持するようになる。禁書された意識寄生論は徐々に共感支持され、哲学者や歴史学者が増え研究が始まる。
お隣の国の「正義主義」を体験しているからこそ、「人の叡智を全否定する悪魔の理論」を苦痛に耐えて突破する力がある。苦痛が伴うが、なろうアニメ等を通じて海外でも徐々に支持されるようになる。結果、ソフトランディング(影響を最小限にした着地)ができる。
苦痛なき全否定か、激痛の受け入れか、選択できるのは日本と日本国民だけだ。




