表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

270/833

21-7.  ヘーゲルの絶対精神、意識体寄生論を知っていた説  理性の狡知(こうち)=野望

21-7.  ヘーゲルの絶対精神、意識体寄生論を知っていた説  理性の狡知こうち=野望

 

 ヘーゲルによれば、精神の本質というのは自分の内部ではなく,外部にあり,根拠を持たぬものである。その外部,とは主観的,客観的なそれぞれ視点で見られている領域があり,主観的、客観的,つまり両方の領域を通して外部の情報を熟知した上で始めて個々の精神が,どの領域の影響を受けることなく発揮できるようになり、またそれを自覚,玩味できる。そしてそのようになった状態のことを絶対精神という。ヘーゲルが目的としていたことは、哲学の体系を構築することであり、そこから過去と未来を哲学的に理解できるようになるということであった。それには現実の全てを理解できることに加えて、現実の全ての過程までも理解できる必要があり、それらを成せるのは絶対精神であるがゆえである。ゆえにヘーゲル哲学の課題というのは絶対精神の過程を示すという事なのでもある。


 絶対精神でwikiを見ても良く分からなかった。Youtubeでヘーゲル検索した動画が分かりやすい。


 https://youtu.be/y1NocHwnBXE

 【高校生のための倫理】ヘーゲル(西洋思想)  miniいけ先生の倫政チャンネル


 最初に主観的精神、次に客観的精神、最後に絶対精神が現れるとヘーゲルは言っていた。

 絶対精神は自由獲得の原動力であり、人間を道具のように操るそうだ。


 人間を道具のように操る…まさに意識体が人間に寄生して乗っ取るという構造そのままだった。見た瞬間に背筋が凍った。カントやヘーゲルの時代、自由獲得こそが哲学における重要命題になっていた。フランス革命などの激流の中、差別なく自由に行動したいという時代だからこそ重要視されていたと考える。

 自分の直感では、自由獲得とかカントの定言命法(無条件にしたい気持ち)というのは目的に対する産物でしかないと思っている。

 意識体の最終目的は、様々な経験をして持ち帰る事であり、その弊害だった時代的不自由を取っ払うことが、経験目的に対するサブミッションであったと考える。彼らの時代、自由を獲得したら真の哲学や真理が見えると思っているかもしれないが、「自由を獲得する」という目的はいくつかの意識体の目的であり、全体の目的ではない。

 自由になったからこそ、次の新しい経験の橋掛かりになる。真の自由を手に入れたら終わりではないのだ。



 この動画では、絶対制神は個人の情熱を利用し自由を実現させようとする。このたくらみを理性の狡知という。


 自由を実現=経験の獲得と置き換えると自分の死生観と同じになる。

 意識体=魂のたくらみは、人間に寄生して、魂では経験できないことを代理経験することだ。

 そのために、人間の思考に「情熱」という無意識の原動力を与えて操作する。

 ハリガネムシが寄生したカマキリを操り、水中自殺させることに似ている。

 カマキリの脳に特殊なたんぱく質を流し込み、偏光反射のある広い水面が「何だか魅力的な場所」と思い込ませて、カマキリの自由意志をもって飛び込む。

 カマキリは、寄生されて脳にタンパク質を流されて水面に魅力を持たされた洗脳と気づかない。



 「ああ、何だか僕は不思議と水面が好きになってしまった。入ったらどうなるんだろうか…」



 これがカマキリの情熱である。



 「ああ、ぼくは何故か魚が大好きなんだ。飼って育てて食べたらどうなってしまうのだろうか…」




 魚が大好きな人の情熱である。


 自分の意思や行動は、全て人間が決めていると99.99%が人間が思い込んでいる。だから、情熱や嗜好も人間の個性として付随していると考える。意識体が寄生して、意識体の経験目的のために振られた情熱と思う人は一人もいないだろう。



 ヘーゲルは、哲学を学んで普及させるという「意識体の目的」に従って情熱が生まれ、達成した。無意識に、彼の思想はリアルな死生観が見えるようになり、書物に残ったことで現代で考察されるようになった。自分はこう考えた。




 自己外化じこがいかは、ナポレオンが精神世界を展開し、理性の狡知によって内面的なものを外にあらわしたこと。


 これはナポレオンを担当した意識体が、ヨーロッパ制覇という「希少な経験目的」に従って寄生体から情熱を受け取り、外部に影響を与えて達成した。


 ヘーゲルの言う自己外化とは、意識体の目標達成と解釈している。






 哲学や精神論、心理学など複雑に考えているが、実際は非常に単純である。

 天動説を支持するC教が、複雑な星の軌跡を作り出して混乱し、地動説を受け入れない地盤ができた。

 実際に地動説は極めてシンプルで美しかった。直進と引力と楕円運動だけで説明できたのだ。




 同じように、今の哲学心理学は多種多様を極めている。それは宗教観の先入観や、過去の歴史や真理は偉人(学力や知名度)から生まれると思い込んでいる。

 実際は、知識経験よりも「白紙で情熱に従う純粋さ」をどれだけ持てるかであり、そこから降る直感があれば、知識経験名誉は後からついてくる。


 つまり、「ド素人の情熱直感」が偉人を追い抜ける時代が来る。誰が言うか、より何を言うかになる。



 情熱や野望に純粋に従って行動するのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ