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21-5.  本来の人間は自殺できなかった!?

21-5.  本来の人間は自殺できなかった!?


 自らの意思で自死する生物はいない。


 カマキリのように、メスに食べられるDNAは持っていない。


 サケのように、断食しながら故郷の川に戻り、産卵して力尽きるDNAは持っていない。


 暗い未来を予測して、命を絶つのは人間だけである。




 いや、自分はそうは思わない。



 本来の人類、ホモサピエンスやネアンデルタール人などは「自殺ができない種」だと想像する。



 何故か?意識そのもの、創造性、仮説を立てて広める事、それらの能力は本来の人間が持っていなくて、操って寄生している意識体が保有していると考えるからだ。


 今生きている人類はもれなく意識を持っている。植物人間や昏睡状態の人は除く。意識体のない人間がいたとすれば、それは動物性の塊で、人間性(感性)を持たない野生生物となっているだろう。今の野生生物で意図して自殺するものはいない。人間も魂が抜けた状態では、自殺はできないのだ。いや、それを考える思考を持ち合わせていない。

 道具を使って狩りをして、繁殖して寿命で死ぬのである。


 意識体からすれば、人間の能力でもないのに思い上がるな!



 と言いたいのかもしれない。

 人類の英知は、もしかすると暗黒の歴史かもしれない。



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