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20-30.  ★意識=ハリガネムシ説  なぜ寄生されたカマキリは水に飛び込むのか?

20-30.  ★意識=ハリガネムシ説  なぜ寄生されたカマキリは水に飛び込むのか?



 ハリガネムシとは、体長数センチの細長い糸のような寄生虫である。

 水生昆虫カゲロウ・ユスリカなどが水中でハリガネムシの幼生を食べ、陸上生物カマキリ・カマドウマなどに食べられる。幼生はシストという休眠状態から目覚め、腹の中を食べながら成長する。

 寄生された昆虫は生殖能力を失い、ハリガネムシの成虫は脳にたんぱく質を流し込んで水中自殺させる。カエルや魚に食われると、ハリガネムシも死ぬが、その前に尻から脱出するようだ。

 ハリガネムシの成虫のオスとメスが交尾して卵を産む、このサイクルで繁殖してきた。


 一見、寄生するだけのハリガネムシは悪にも見えるが、自然界では4割が寄生を使う動物で、水中自殺する昆虫のおかげで、魚は餌にありつけて繁殖することができる。ハリガネムシが今ポンと全て消滅したら、自然の生態系が大きく崩れるだろう。





 最近のニュースで知ったのだが、寄生されたカマキリは「水平偏光」で水中自殺するらしい

 https://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2021_06_22_01.html

 https://youtu.be/DJiXN90862M


 水平偏光:電磁波の振動方向が水平方向に一定になっている偏光であり、水面からの反射光に多く含まれる。水辺の水深が深く、底面が暗いほど、反射光に含まれる水平偏光は多くなる。


 日中に葉の上にいたカマキリが、水に飛び込んで死ぬ動画である。キラキラした水滴を含む葉ではなく、水たまりでもない、大きな湖に飛び込ませるために、水平偏光に的を絞って飛び込ませていた。



 とても面白い研究だ。




 ふと直感が降りてくる。





 人間も意識体に寄生されて行動しているのでは?




 まさかそんな…。人間への冒涜であり、70億人を敵に回す思想である。

 しかし、自分の直感とワクワクが止まらない。こんなことを考え出して、証明しようとする頭のおかしいやつはいないだろう。


 だが、自分の中では非常に合理的で美しいと感じた。天動説のごちゃごちゃした軌道と運動法則ではなく、地動説の引力と直進によるシンプルな楕円軌道のような感覚だ。

 インターステラのおっさんが、腕時計の針をピクピクさせて「それだ!気づいてくれ!!」とどこかで喜んでいるなら、自分は熱心に研究はせずに、のんびり書き残そうと思う。無いよりマシだろう?



 ハリガネムシのように、人間に寄生して「経験」を餌に叡智を与えたなら、それはもう人類補完計画で反抗するしかないだろうな。器である人間を1つにして、自分と他者のない涅槃の世界を求めるのだ。

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