20-18. 「前世記憶1%で主人公補正一切なし農民スタートなろう」 時代翻訳と大衆証明
20-18. 「前世記憶1%で主人公補正一切なし農民スタートなろう」 時代翻訳と大衆証明
前回の農民転生の選択肢は5つある
①銭盗んで信長公に会うため家出する
②重要イベントが来るまで、農家で待ったり暮らす
③転生先が糞過ぎるので、自殺して魂ガチャをリセマラする
④「1600年に関が原で家康が勝つ」と町内で言いふらす
⑤直感をありのままに残し、民衆に見えるところに示す。協力者を集い、翻訳して手紙を送る
自分が現代で行動したのは⑤である。
①②はなろう主人公補正がないので、そのまま寿命で死ぬか、不審者として斬首で終わる。③も同様。④は、時代翻訳をしていないので、大衆が支持しないのだ。
関ケ原の戦いは、正確には慶長5年9月15日(1600年10月21日)である。
教科書の丸暗記では、1600年の関ケ原だけであり、10月21日まで覚えているのは相当な歴史好きか刀剣好きであろう。
農家として教養もなく、寺子屋に行く銭もないため、書く能力はない。1600年と言っても、日本では西暦の暦ではないので、いつなのかも通じない。さらに、太陰太陽暦で日付も違うため、仮に正確な年月を指定して言いふらしても、ガチ当時では日数がずれるのだ。
ここで大事なのが、時代翻訳である。信長!家康!のような歴史のわかりやすい呼び方で記憶しているが、実際に人や書物で表す時には時代によって異なる。
松平竹千代(幼名)→ 元信(初名) → 元康 → 家康 → 徳川家康
誤り: 1600年の関ケ原で家康が勝つ!
正しい: 慶長5年9月15日に美濃国関ヶ原で家康公が毛利連合に勝つ!
この「どこからか降ってきた直感とイメージ」を紙や板に書き残し、書き記した日時も入れて民衆が見えるところに掲載する。(やりすぎると謀反としてヤバくなるので注意)
この転生なろう農家が知っている歴史に詳しい友人を探して、これらの不思議な妄想を相談したのだ。まず頭おかしい農家として退けられた。だが彼は、「直感が真実だと確信して」友人を渡り歩いた。
歴史家の友人10人目にして、ちょっと話を聞いてくれた。
なろう農家「未来が見えるのかわからんが、俺の直感が慶長5年9月15日に美濃国関ヶ原で家康公が毛利連合に勝つ!と告げている」
知人の歴史家「リスクあるけど面白いね!ちょっとバズらせてくるわ」
興味を持ってくれた歴史家は、職場や資本家などに「預言と日時」を手書きした書をバラまいた。そして、とある農家と特定するサイン(指紋)を残して追えるようにした。
その後、なろう農家は降ってきた預言を、次々に大坂冬の陣、夏の陣を残していった。
1600年の10月、関ケ原で予想と同じ結果になった。
その号外を知った知人は、なろう農家に駆け込んできた。
「おい!なろう農家!! おめぇの予言、完全に当たってたぞ! 太閤が会いたいってさ!!」
そこからはテンプレなろう展開である。暗殺のターゲットになるが、第二次世界大戦まで予言して「日本の予言本」に守られてた大日本帝国は、地球の3大国家となり反映するのだった。
※負けしらずの日本帝国は軍国主義の独裁政治に突き進み、萌え文化や敬う道徳が芽生えず戦争が絶えなくなる
なんで今のような混沌のとした日本になったのかは、「エレンの奇行種操作」で通じる人は分かると思う。秀吉が朝鮮出兵して消耗し、伊藤博文を操って倒し、併合し、消耗させ満州事変で独立、国連を脱退し石油禁止ABCD包囲網からのハルノート。戦争特需と冷戦による日本投資で復活。
日本を絶妙な立ち位置で育ててくれたのも、霊的進化に必要な「様々な体験」を作るための土台に過ぎなかった、と思っている。
ここから、日本で死生観に特化した新しい宗教が生まれ、法整備し、霊ビジネスを活用していく未来はもう確定していて、それをどう着地させるかが今の我々の行動にかかっていると言ってよい。
農民なろう転生者が「世界大戦で他国が敵になる!鎖国を解いて文明を早く受け入れるんだ!国連脱退するな!」と焦るのと同じだ。
1600年当時の家康はまだ江戸幕府を開いてないし、鎖国もしていない。住人からすれば、頭おかしい事いってる農夫である。
歴史に詳しい友人に前もって日付と予測を書き残して回り、当てた事で信用を受け、偉人達と対話するチャンスを貰う。
今自分がやっているのは、この直感をこのエッセイにありのままを残し、googleスライドで作った霊的考察資料を考察系Youtuberにお願いして、zoom意見交換している(現在5人目)
なろう農民が、近くの町の立て看板に予言を残して書き残した証拠を作っておくことで、後々役にたつと確信したからだ。
関ケ原が起きた後に、「ほら!俺が今持ってる預言書に書かれた通りだ!」と後出ししても、誰も信じちゃくれないのだから。その時その時で、ちゃんと書き残して市民という承認を数百人用意できるだけで、信用度が全く違う。それを現代でもやろうとしている。
この仕組みこそが、未来から来た直感であり、人類最大の発明の一つと言える。




