20-16. 天才数学者の岡潔氏が考える純粋直感と、クラスの変な学生
20-16. 天才数学者の岡潔氏が考える純粋直感と、クラスの変な学生
【名随筆】春宵十話|岡潔 本当に賢い「頭」のつくり方 ~天才数学者の最強人間論~
https://youtu.be/rhiiei1DDUI
人こそ、学問の中心にあるべき。
天才数学者の岡潔氏は、純粋直感について考えている。
相手の悲しみを考え、打算のない善行をすること。
人間の幸福はこうだから、これにしたがってヤレ。そういった義務教育がある。
競争と言った動物的本能を刺激せず、人間の情緒を磨くことだ。
自分以上に、誰かを思う感性が備わっている。
なるほど、時代は違えど考えが近い人はいるものだと思った。
小学校に数人はいただろう。サッカー大好き少年、委員長気質女子、可愛い絵を描く陰キャ色々。
その中で、毛虫が好きな人、気持ち悪い植物が好きな人など「一般的に好まれない」オタク的存在がいたはずだ。
彼らは、人気のサッカーや絵描きと同じベクトルで心から好きなのに、気持ち悪いからといじめられたり、教師からやめろと止められる。
ひどい趣味の場合は、ゴキブ〇りや排泄物の観察が好きな人もいるだろう。麻薬やドラッグに興味を持つ学生もいる。暴力の衝動が止められない学生もいる。この違いは何か?
違法かどうかである。
人体への影響、身の安全を考えて定めた法に従っていれば自由である。かれらの自由と感動の行動を妨げることが、機械的ロスになる。
暴力が好きなら、街中で襲うのではなく合法なボクシングや格闘技を目指せばよい。麻薬に興味があるなら、取り締まる側や新しい鎮痛剤の研究として人の役に立つ仕事を選べばよい。
もしくは、麻薬OKの1600年代に転生したり、紀元前ローマに転生して戦争の前線で切りまくればよい。
気持ち悪い虫、排泄物などの強烈な趣味は「社会が殺している」。元をたどれば、前世や魂の影響であり、人間の肉体自体が持つ可能性は低い。いうなれば、潜伏スキルのようなものだ。
潜伏スキルを開花すれば、それにかんする勉強や行動にたいして、モチベーションが上がり集中力が上がり、ミスが減り、他の人よりも成長しやすくなる。メリットの塊である。
RPGでいうなら、魔法特化、近接特化と同じ、変態特化だ。他の人がやりたがらない虫の駆除や介護の排泄処理も、かれらなら興味と喜びとして対応してくれるかもしれない。
また、新しい組み合わせで新商品が生まれたり、別の出会いから発展するかもしれない。
資本主義や社会が決めた「幸せの基準」という尺度を押し付けて、魂に宿る興味関心を殺すのは本当にもったいない。
岡潔氏が語っている、今の義務教育を変える必要がある、という言葉は、
動物的本能(競争や闘争心)だけでなく、道徳的考えと価値観の尊重、上の人の後押しだと自分は思った。
先生「〇〇。それは人が嫌がるから人に見せないほうが良いぞ。な」
友達「なんで〇〇。あんなことやってんだろう。良く続けられるね、おかしい人」
それらの言葉に、自分はおかしい人、欠陥人間だと思い込んで封印してしまった人がいる。
それは、大人になって社会に飲まれて、彷徨った後に「大事な感動」だと気づいた。
それを若いうちに、気づかず教育が捨てていくなら、どれほど国家の損か。
違法でないなら、個性と情熱を伸ばすのが学校である。
先生「〇〇。面白いもの作ってるな、違うクラスに似たようなことやってる学生がいるけど、一度話してみるか?」
こんな先生と出会いたかったよ。




