20-11. RPGのキャラ視点で、裏ボスを倒すには?③ 効率育成環境を人類が目指し、ラスボスを倒す
20-11. RPGのキャラ視点で、裏ボスを倒すには?③ 効率育成環境を人類が目指し、ラスボスを倒す
現代では、まず①想像型、②再現型、③共感型の3タイプのバランスがとれていない。
昔は、良いアイデアを持つ①創造型が低予算で作って、価値が認められたら一気に普及する仕組みであったため優位であった。
今は社会の歯車にしやすいような教育であるため、妄想や創造力を「品質を乱す悪要素」として除外する傾向になる。本人は、疎外感を感じ、疎まれる妄想や直感を封印して社会で生きることになる。
容量の良さと説得力の②再現型、人に伝えやすく情に訴える③感情型がYoutubeやSNSで広がるため、①想像型はアイデア一発勝負で出し抜く運がないと、埋もれてしまう。
これは、前のエッセイのギルド4人うち、一人だけ極度に冷遇されている状態と同じである。
回復のヒーラーが、価値がないとレベル上げや装備を整えず、窓際族として使っていなかったのだ。これでは裏のボスは絶対に倒せない。
魔術師が起こした奇跡は、裏ボスの存在と強さを知り、全体の育成環境を整えた事にある。
①創造型が日本の教育方針や国民マインドで排除され、より②再現性の理詰めで、③共感性のインフルエンサーを求めるようになり、それが「正解」と財界が認識して決断してしまったことにある。
自分の残り40年の人生で成すべき課題は、埋もれて悲しむ①想像型に希望を持たせ、3種がバランスよく評価される仕組みのきっかけを作り、霊界の存在を証明する事だ。
これが成し遂げられるのなら、金も名誉も何もいらない。間違っていたとしても、笑顔で託して死ぬことができる。
遅咲き欠陥倍返し。これは、創造型で独創性を欠陥として捨ててきたおっさんたちが遅咲きでも良いから、才能を倍返しで開花させる、そんな夢である。
この現代における、霊界の証明が「RPGのラスボス討伐」である。
効率プレイ、アイテム全回収、プレイヤー育成調整。これらを現実でも同じようにやらないと、成し遂げることはできない。
今時点で必須だと分かっているのは、①想像②再現③共感の3種を人々が己を認識し、適した育成を自覚する事。①②③の評価ウェイトを見直す(相対的に①想像の価値を上げる)。若いうちに、才能を開花させる土台を国家が作る。
この3点である。
RPGのギルドメンバーは死ぬことなく、寿命を考えなくてよい。だから、無制限の時間でイベント限定アイテムや敵の取り逃しさえ気を付ければよい。だが人類は寿命がある。
魔術師の「ニンゲンの存在と目的の把握」から始まり、「ラスボスの存在と効率プレイ」を提案し、「育成プランとスケジュール」という環境の構築で成し遂げた。
同じように人類は「霊界の存在と目的を把握」から始まり、「霊界の存在の証明と、自覚育成布教」を提案し、「国家義務と評価見直し」という環境破壊で成し遂げることができる。
現時点では、3タイプの認識と活用の有用性を伝え、①想像型が今よりも自由に発言でき、対等に評価される土台を作る事。20年以内に、子供たちに霊界技術を使った、能力判別と企業の青田買い(才能を買って看板にする)の仕組みを国家ぐるみで確立する。
最後に、その効率プレイで育ち切った若者を集って、霊界を証明するのだ。そこまでくれば、後は国や企業が利益のためにこぞって集まって発展普及するだろう。
ステータスオープンという自分の直感から来た願望は、こうして生を終える。仮この仮説が間違っていたまま死んだとしても、魂には善行だろう。それを信じて情熱を燃やして突き進んだ結果がある。間違いとして残したことで、将来その間違いから別のあたらしい発見もあるかもしれない。残して、反論してもらう弁証論が今の悩める①想像型に必要なことだと確信している。




