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20-10. RPGのキャラ視点で、裏ボスを倒すには?  答え:攻略wiki見て、最効率育成とアイテム全回収

20-10. RPGのキャラ視点で、裏ボスを倒すには?  答え:攻略wiki見て、最効率育成とアイテム全回収



 ロールプレイングゲーム(RPG)をするなら、初見か攻略見ながらやるか、人それぞれだ。


 自分は1週目は初見を貫き、何十時間も詰まったら攻略サイトを見る派である。

 2週目は、イベント回収やアイテム拾いを見ながら進め、サブクエストを楽しむのだ。

 3週目以降は面白そうだったら続行し、縛りプレイ、最短攻略などのやりこみをする。




 さて、これらはゲームをプレイしている人間側の遊びである。ゲームキャラ側がもし、操作できるとしたらどうするだろうか、というテーマである。

 アンダーテイルなどのようなごくごく一部のゲームは、ゲームキャラクターが操作する人を意思したメタ要素を含んでいたりする。


 彼らのような、キャラクターがいる世界から「俯瞰して操作している神」を知っていたらどうするか考えるのが面白い。





 前編: 勇者たち


 まず、初期段階ではキャラクターは自分自身が操作して世界を救っていると勘違いしている。そして、様々なイベントを通して、「自分たちの運命を操っている何か」を疑うようになる。例えば町の住人。



村民「よぉ!この城の裏の穴から声が聞こえてくるんだけど、見に行ってくれないか?」


 みたいな、普通の街で赤の他人からかかるセリフじゃない事に違和感を覚える。そして、敵の難易度が徐々に上がる、適切な難易度調整にも疑惑がでる。

 ついに、ギルドにいる4人の冒険者の中から魔法使いが確信する。



魔術師「この世界は作られていて、ニンゲンという存在が我々を操り、何度もこの冒険を繰り返している」


そう。1週目の魔術師が本に攻略やメモを残してゲームクリアし、来世=2週目プレイで記憶を飛ばされた魔法使いがメモを読んでギルドメンバーが知る事となる。



格闘家「うそだろ・・・俺たちは作られた存在だったのか。魔王を倒す未来も、避けられない運命だと・・・」



 2週目のギルドは効率が良かった。何故なら、操作しているプレイヤーが慣れていて、効率よいザコ狩りや隠しアイテムを漏れなく回収していたからだ。本来苦労する強制イベントや中ボスも軽々倒していく。





 ここで事件がおきる。2週目をクリアする前に、人間が別の新作ゲーを買ってそっちを遊ぶようになってしまった!




勇者「あれ?俺らずいぶん時間たってるけど、真っ暗で進まなくねぇ?」


魔術師「直前で手に入れた究極魔法を使って原因を調べてみるね。…神がこの世界を捨てた、と返事が」


勇者「あとは俺たちで何とかしろってことか…でも魔王は一キロ先で、滅茶苦茶弱いぞ」


魔術師「魔王の手前の何にもない神殿あったでしょ。私たちは、その近くをウロウロしていた。きっと新しい手掛かりがあるかもしれない」



  2時間後…




裏ボス「ハイシンダー!」



 ドン! GAMEOVER





勇者の霊「魔王より桁違いに強い…なにが足りなかったんだ」



魔術師の霊「私に良い案がある。リセットという特殊技を使って最初からやり直してまた会いましょう」



格闘家「ええ!? マジョリン何言ってんの、私ら友達でしょ! まだ戦えr…」



プゥン












 

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