20-8. 自称霊と話せる人「大地震の一か月前に予兆あった♪」 ←知ってたなら減らすように行動しろ。将来の災害を明記しろ
20-8. 自称霊と話せる人「大地震の一か月前に予兆あった♪」 ←知ってたなら減らすように行動しろ。将来の災害を明記しろ
超常現象を語る本はごまんとある。その中でよくあるのが、霊や魂、霊界に行くことができて対話できるという人の書いた本である。
「ぼくはエネルギー体です」という神原康弥の人が書いた本を買って読んだ。二歳半の頃に心肺停止してしゃべれなくなってしまった人だ。死の淵をさまよった彼は、テレパシーや人の魂やオーラを見て対話できるようになった、という本である。2021年で28歳、整体師をしながら体験本を書いているという状態だ。
自分が明確に嫌いなことがある、それは「後だし予言的中」である。
この人の霊界や死生観は、自分が直感で思ったものと似ている部分が多い。だが、後半に大震災の1か月前に震災のイメージが流れ、宇宙根源に聞いたらこう返したらしい。
「地球は変動の時を迎える。もう少しゆっくりと観察しなさい。」
結果、災害が起きて色々な事が起きた。彼からすれば、霊感が強くて未来が予測できてすごいだろ!という話だ。
1か月前に見えてたなら、少しでも被害を減らせるようにメディアなり掲示板なりで見えた事を残せよ!と思った。
後だし予言的中ほど、嫌いなものはない。ペテン師がよくやる事だ。「やっぱ俺、見えてたんだよね。ほら正解しただろ」
わかった。震災が1か月前に見えてて、当たった。今は本を数冊出してて印税や知名度で生活には困らないだろう。なら、ツイッターで1か月前の世界の震災を予知して残してみなよ、と。
災害の未来予言ツイートとして、見えるところに書き残して、8割でも当たれば彼の信憑性も上がるだろうし、人の死が減って良いことだらけだろう。
予言者がそういわれると、だいたいこう返す。
「未来は不確定だし、色々な世界線があるから当たるとは限らない。だから残さない」
自分の霊能力を商売にして稼ぐことはするが、嘘で信頼を落としかねないことはきれいごとを言ってやらない。
霊感の本を出す人は、もれなく聖人である。魂は人々を幸せにするために活動している。良い事をしよう。魂のおもむくままに行動しよう。
でも、人が大量に死んで悲しむことは減らそうとせず、傍観せよ。それが身内の祖母であっても、
何もせず、何も公表せず、何も対策せず受け入れよ。
で、事が起きた後に「霊感あります!予言的中しました♪」って本を書いて稼げ!
はぁ?
霊感が強く、テレパシーがいろいろできるなら、低俗な我欲で行動せず、世のため人のために能力を使うのではないか?
霊感が強くなった人は、他の人と感覚が違いすぎて疎遠になる傾向が強い。苦労している霊能力者なら、同じ境遇で苦しむ人を助けたいとは思わないのか?テレパシーの能力を最大限生かして、無償で手伝う運動なんてしない。ただ、出来事を本に残して稼ぐだけ。それ以上のことは、あえてしないのだ。
自分の不思議な直感は、上記の彼の数万分の一の弱い霊能力だ。人の感情やオーラなんて見えない。だが、その預言を「感じたその時に残し、後の人に託す」ことで、魂のカルマの達成に近づけると思ったのだ。金や名誉なんていらない。後だし予言命中なんて〇くらえだ。
すべての生きる人間には、魂があり、前世情報は99.9%以上忘れた状態で生まれてくる。
生まれながらに霊感が強い人、瞑想で訓練した人、死の淵をさまよった人の一部は、その能力の一部を使えるようになる。感度を少し取り戻すのだ。
それを人に話しても、ただのオカルトであり、占いの類の稼ぐビジネスとして市民は捉える。だから、霊能力者はそれ以上研究の深追いをせず、個々で世のため人のため、自分のために能力を使う。
もしかすると、強い霊能力者には何かしらの「霊界研究を阻害する」不思議な呪いがあるのかもしれない。




