19-14. 何故人間に、2つの魂が入るのか? ダイアード(血族の魂)による、夜叉孫の超能力
19-14. 何故人間に、2つの魂が入るのか? ダイアード(血族の魂)による、夜叉孫の超能力
霊界から見た人間は、二人乗りの車として例えた。
なぜ2つの魂を混ぜ込むのか、自分は最初納得いかなかった。だが、色々なスピリチュアルな本を読んで確信した。それがアカシックレコード本のゲリーボーネル氏である。前はエドガーケイシー氏である。
ダイアードの血族に継がれる魂は、生存の本能であり自我を持つ7歳くらいまでの赤子の身を守る守護神としての役割がある。この魂の護衛がないと、危ない外的や事故にたいして無防備であり死亡率が上がってしまう。神のトロコンに使える魂の視点では、器である人間の赤子を放置して殺されることはカルマ=宿命=霊的な進化が遅くなるので減らす必要がある。だから、ガイドが必要だったのだ。
2つの話がある。一つは、幼児が鳩の首を手づかみする動画である。
中国のどこかの広間で、母親?が鳩にエサをやっているのだが、抱えている赤子がマメ食ってる鳩の首をグイっと小さな手で掴んで豆を奪って食べるというモノだ。
見ていてほほえましい。面白いのは、掴まれた鳩は赤子が首を掴んで咥えたマメを奪うまでじっとしてる点である。普通、飼いならされた鳩であっても抵抗するのである。手の力の弱い赤子なら、ちょっと暴れればすぐ抜け出せるはずである。
だが動画では微動だにしない。豆を奪われて手を放したら逃げ出すのだが、なぜか自分はその硬直に不思議な違和感があった。
この赤子、鳩を黙らせるテクを持った達人なのでは?
その答えは2つだと思っている。一つは、赤子を守っていたダイアード(血族の魂)がひいひい爺さんあたりの魂であり、つい本気を出して硬直のオーラを出してしまったこと。
「ワシのかわいい夜叉孫?のマメを奪うな!おとなしくしていろ!」というテレパシーを送り、鳩が動けなくなったのだ。
もう一つは、魂そのものが持つ以心伝心の能力である。直接鳩を動かさないように、もしく動けなくなるようなイメージや言葉を波長で送り込んで一時的に止めたのだ。そうなれば動画の納得がいいく。
もう一つの話は、とある鉄好きの娘の話である。誰かから聞いた話だが、両親は鉄や金属に一切の興味がないのに、幼い娘は鉄?や銅に物凄い興味を持つようになったのだと。その鉄好きの執着に疑問を持った両親は、親族を色々調べたそうな。そうしたら、3世代も前のひいひい爺さん辺りで、戦時製鉄所でバリバリ働いていた履歴があったそうな。
なるほど、ひいひい爺さんの鉄好きの遺伝子が娘に出てきたんだな?
DNAには金属好きのような嗜好の引継ぎはない。24時間の睡眠サイクルや、サケが生まれた川に戻る帰巣本能などの生殖に関係するDNAは進化の過程で刻まれる。その本能があるから、種を残せたのだ。もし鉄好き一家がDNAレベルで遺伝されていたのであれば、夫や妻のどちらかが鉄好きでなければおかしい。
遺伝子によっては、劣勢遺伝であれば発現しにくく、何世代か先で劣勢のみ発現するパターンがある。鉄好きDNAはまあないだろう。
自分は、この話を聞いて同じようにゾワっと疑問を感じた。DNAの影響なのか、と。
この話もダイアードの魂で話がつながる。ダイアードはその本人が亡くなった後、3年~50年肉体の近くで潜伏したのち、血族内の赤子にガイドとして魂転生する。60歳で亡くなったお爺さんは、夜叉孫(まごの子の子)あたりである。30で妻出産→孫が30で出産→ひ孫が30で出産の場合、30年潜伏した事になる。
ダイアードという血族の魂概念を入れると、こういった不可思議な世の中の事象がピタリと合致するようになる。
魚豊さんの「チ。」の本を1から3巻、何度も読んでいるが、地動説がまさに自分のそれだった。
今の世の中の超常現象は、金稼ぎという名のビジネスによってバラバラに動いていて、誰も解明しようとしない。そのバラバラの事象は、天動説時代における惑星軌道であり、説明がつかない。
だが、地動説という別の考え方で星の見え方を変えると、パズルのようにきれいに当てはまる。細かい話だと、望遠鏡の見え方の誤差は、遠くの星の重力による歪み(見え方の曲がり)もあるようだが…
現代の不思議な継承や、赤子の子供ならぬ行動はダイアードという魂の在り方の前提を組み込むとぴたりと一致する。なにより、それを考えると、何とも言えぬ心がぽかぽかとした感動が生まれる。それを守り伝えられるなら、命を賭しても良いと本気で考えるくらいに。
自己流の霊魂概念を考えた時に、妙な感動があった。それは「チ。」を読む前から感じていた。人として何か欠陥があるないかと、不安になっていた所に、この本がこの時代に誕生したのである。答え合わせができたのだ。
自分が死んでも託したいものがある。不思議なドキドキと感動がある。




