19-3. y=x→魚を与える y=x^2→釣り方を教える y=x^2^2→環境の共存を伝える その次は?
19-3. y=x→魚を与える y=x^2→釣り方を教える y=x^2^2→環境の共存を伝える その次は?
とある奥地の民族にボランティアで派遣されたとしよう。
その地域では川や湖はあるが、魚を食べる習慣がないようだ。正確には、魚を邪悪と考える文化があり食す風習がなかった。
さて、時代は変わり魚の食事も良いと解釈されて、人口増のため魚を獲ることになった。しかし、漁師の文化はそこには根付いていなかった。
まず第一に、我々ボランティアは「魚を与える」。直接、住人に配ることで、配るたびに魚を受け取って食べることになる。彼らは不思議な触感と味に戸惑いながらも、食べることができ、飢餓が減った。魚は与えた分だけ消費するy(与える機会)=x(魚の量)で比例する。
一か月後、魚を与え続けてきたボランティアは次のステップに入る。「魚の釣り方を教える」。
これにより、最初は不慣れだった住人も何度か教えるたびに上達し、上手く釣れるようになった。
y=αx^2(エックスの二乗) ※αは定数であり時代や地域によって異なる
魚を直接与えるより、釣り方を教えた方が彼らのためになるのだ。
ここで問題が発生する。乱獲による魚の絶滅である。日本では、獲りすぎで海の資源が尽きないように稚魚は放出する条件を各自で決めている。ベーリング海のカニも、指定されたサイズ未満は取ってはいけないルールとなっている。そうすることで、毎年の漁業が維持できるのだ。
※とある国では、儲けや生存のために隠れて乱獲してその影響が日本海や太平洋に出ている。
次にボランティアが教えた事は、自然との共存である。魚という捕獲と消費に対して、自然と共存という食物連鎖を崩さない教育を住人に行った。
ただ釣り方だけを教える次の次元であり、y=αx^2^2(エックスの二乗の二乗)である。乱獲で自然を壊さぬように、最適なルールを決め、魚以外の生物も考えて獲ることを彼らは覚えた。
こうして、3か月の教えによって住人は魚と共存でき、ボランティアの人々は帰っていった。
この3つ、①直接与える、②とり方を伝える、③目的と背景を理解する の次があるのではないか?とふと考えた。
①が一次元の渡しなのであれば、②は二次元、③は三次元、④以降はさらなる上の次元という感じである。
もしかすると、言葉という媒体では伝わらないのかもしれない。空という超次元にはあるかもしれないが、現代の三次元ではプラトンのイデアの概念のような、影の表現かもしれない。
深層心理学、超心理学、に次ぐ祇霊学として誰かに研究を託そう。(ぶっちゃけ妄想である)
 




