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18-48. なろう祇魂学をひろめよう! なろう小説は憎しみから餌付けへ

18-48. なろう祇魂学をひろめよう! なろう小説は憎しみから餌付けへ


 ①キャッチ―なタイトル

 ②1話目から無双、これからもずっと

 ③主人公は聖人かゲス


 今まではファンタジー異世界を探索しながら解決していくという鬼ヶ島方式だった。


 次に、異世界で平穏に暮らすスローライフがちょっと流行る。


 少し前は権力者から追放されて復讐する「もう遅い系」、ゴミスキルを神から貰ったけど実は神スキルで無双するという「使いこなす俺すげぇ系」が流行した。


 最近は明確な復讐が無くて、居候が転がり込んできて同居するか、優秀な姉に養われる「バブみ」傾向にある。


 さらに、年齢層の拡張としておっさん、さらにおじさん転生が増えた。

 これは恐らくなろう投稿が一般化し、高齢者小説家が参入したと考えられる。20代若者が、おっさんネタなんてまずかけないのだ。もし書いたとしても、本当の60代の価値感とは離れすぎていて、「20代から見たおっさん像」でしかない。

 若者が空想や両親を見て描いた像は、同じ若者が「おっさんなんてそんなのだよね、納得おもしろ!」と実在しないおっさん像で共感する。

 例えるなら、移民問題を経験していない日本人が「移民転生」を書くようなものだ。日本人の感覚で、ああこれ移民だ!斬新!といっても、移民問題で苦労している西欧やアメリカの人が見たら笑ってしまうだろう。

 ニュースやうわべだけで妄想した日本流の移民ネタであり、現実とは全く違うのだ。彼ら生産者=書く人からすれば、移民の本質など書く必要がなく、「移民で注目されブクマと☆が増えればよい」のだ。

 そうなると、もはや日本は偉人の女人化と何も変わらない。本当の歴史家からすれば、実在の偉人のイメージを借りた冒涜であり、それを「売れる為なら何でも犯す」ネット蛮族に成り下がってしまう。


 なんで葛飾北斎で検索すると、Vtuberみたいな女の子がトップに出るのか。ゲームとしての人物像と、実在の人物像で検索区分けすべきだと思う。先代が嘆くだろう。


 正直、ここだけは日本人として注意して欲しいと思う。売れるために実在の歴史を壊すことは、リスクを伴う。売れれば良い、稼げればよい、それが正義だとは自分は思わない。


 先代の行動や思考を捻じ曲げて、全く同じ名前で相乗りしてイメージを壊す行為だと思う。



 全くの別名だったり、完全なフィクション(これは大前提だが)ならまだ良い。

 なろう小説にとってパワーワードが必要なのは分かるが、その無法地帯(法整備無し)だから何でも許されるのは正直悲しいのだ。


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