4-2. C教はなろう(輪廻転生)を認めない
4-2. C教はなろう(輪廻転生)を認めない
日本は仏教をベースとした宗教が主流だが、海外の宗教のように活動的ではなく、冠婚葬祭の時に宗派に合ったものを行う程度である。日本の死生観は割と独特なものが多い。
「一寸の虫にも五分の魂」という諺がある通り、小さな虫にも魂があるので無用な殺生はやめようという考えだ。小さくて弱いものにも相応の意地や考えがあるのだという戒めも含まれている。また、ロボットにも魂があるという考えから、鉄腕アトムやドラえもんのようなフレンドリーなロボットが日本人に受け継がれている。人は死んでも、親族としてまた生まれ変わるような輪廻転生の考えも受け入れられている。災害が多い日本では、みんなで仲良く平等で助け合うという文化が多い。
一方のキリスト教は、人が死んだときは善行していれば天国、悪行していれば地獄に送られ、輪廻転生するという解釈はない。肌の色で序列があり、白人>黄色人種>黒人の解釈でアメリカ大陸でインディアンや奴隷黒人に対して言えないような酷いことをした歴史がある。彼らにとっては、虫や家畜より少し上なだけで、人類=白人は平等だけど他はその限りではないという進め方をした。そのほうが大陸進出と植民地化に都合がよかったからそう解釈したのかもしれない。
もう一つ、天動説(地球を中心に星が動く)で宗教裁判を繰り返し、地動説は19世紀になるまで認めなかったという事があった。熱心なキリスト教徒の中に、平面の大陸の下に亀がいると信じている者もいる。
また、虫やロボットにも大切な魂があるとも考えていない。ロボットは人を殺すキリングマシンのようなイメージがあったが、日本の友達ロボットの文化を取り入れたことでディズニーなどでは当たり前になっている。
キリスト教は、地動説や輪廻転生を認めない白人至上主義だったという事だ
「誰かを助けようとしてトラックに轢かれて転生した」がなろうテンプレであるが、これは本人は死ぬか植物人間状態になって、別世界に意識を継いだまま転生するのである。つまり輪廻転生前提の話なのだ。キリスト教ではなろうによる輪廻転生は教えに反するありえない事であり、日本の文化だから「そういうもの」と割り切ってみているのかもしれない。