18-36. なろう祇魂学をひろめよう! カルマの法則、因果応報
18-36. なろう祇魂学をひろめよう! カルマの法則、因果応報
先ほどの転生例、中世カイル→近未来SFワタナベ→現代カズヨシにおいて、もう一つの法則性がある。
それは因果応報である。悪いことしたら、自分にも何か悪いこと起きる。という連鎖的な概念である。
この言葉は本来、生きているその肉体だけで起きる事と勘違いしている。
霊界の魂を基準で考えると、一連の転生における因果応報が発生するのだ。
カイルの時に領主として蛮族を正当に切り殺したとする。来世のワタナベでは、その殺しに対して因果応報が来る。ワタナベは別の誰かに切り殺されたり、瀕死になるということだ。同じようにワタナベがとても貧乏で苦しい少年時代を送ってたとすると、来世のカズヨシでは富豪の生まれになったりする。
因果応報は、プラス行動→マイナス結果、マイナス行動→プラス結果 という2パターンが存在する。その組み合わせが何重もの組み合わせで絡んでいるため、今生きている肉体にどんな因果応報が来るのかを予測するのは難しいだろう。
しかし、現代の技術をフル活用する事で、前世の特定、得意分野の事前把握、因果応報による今世の警戒ができるようになると、恐ろし事になる。
これが、ステータスオープンの全貌だ。
なろう小説におけるステータスオープンは、その人の攻撃防御素早さの数値化、所持スキル、覚醒スキル、未覚醒スキルなどを一覧化して誰でも見えるようにしたものである。
現代のなろう天性教におけるステータスオープンは、前世を科学技術によって分析し、得意分野、因果応報を少年の時代に把握することである。
もちろん、本人が望まなければ分析や公表はしない。
ここまで読んでくれた読者の人なら、こういった経験があるのではないだろうか。
「もっとはやく自分の好きを知っていたら、今よりもっとよくなっていたかもしれない」
ステータスオープンは、本人に気づかせるための人生攻略wikiなのだ。
なお魔法は取り扱わない模様。