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18-15. なろう祇魂学をひろめよう! ここがすごかったよ!日本の経典!!

18-15. なろう祇魂学をひろめよう! ここがすごかったよ!日本の経典!!


 日本の経典とは何か?


 〘名〙 (「きょうでん」とも)

 ① 仏の説いた教えの言葉。また、それを書き記した書籍。仏典。経文。内典。経教(きょうぎょう)

 ② 一般に宗教において、その教徒の守るべき教えやきまりを示した神聖な書。また、その教えやきまり。キリスト教の聖書、イスラム教のコーランの類。経文。聖典。


 ざっくり、昔の日本の宗教の聖書のようなものだ。偉い人が書いた書物になる。


 自分は先月まで、経典=古臭い仏教の教えで考え方の古い生き方、だと思い込んでいた。

 漢文で書かれていて、仏教の経典は如是我聞(このように私は聞きました)から始まり、般若心経、妙法蓮華経、が有名だ。


 善い行いをせよ、恨まず憎まずお経を唱えれば天国に行ける。罪人は地獄に行く。まあどこの宗教でも同じようなことだ。

 西洋と東洋では、哲学=宗教の考え方が大きく異なる。


 飲茶さんが書いた「史上最強の哲学入門」にはざっくりこう書かれている。

 西洋哲学は階段で先人の哲学に反論し、積み上げにより強い哲学を生み出してきた。

 東洋哲学はピラミッドで真理を得たトップの教えを、弟子たちの解釈合戦で一般市民に広げた。

 西洋は理詰め、東洋は方便たとえによって聖書=法典を残したと言える。

 


 図書館Zで偶然発見した、桑田二郎さんの般若心経、観音経を無料で読み、法華経の上下をamazonで買って日々読んでいる。

 2週間読んでいて分かったことは、「仏教の経典ってやばくね?」である。

 仏教の元はインドのバラモン教であり、ヒンドゥーと仏教になって中国を経由して6世紀ごろに日本に来た。そこで経典を日本語訳にしていく過程で、より市民に浸透しやすい=理解しやすいように、方便(たとえ話)として書き残した。

 パッと読むと、神さますげーからお前らも善行しろよ!お経読めよ!という話だが、真意を読み取ろうとする恐ろしいことになる。


 これらの桑田二郎さんの本は、50歳以降から仏教等の経典に興味を持ち20年かけて解釈して漫画にたモノであり、古文漢文大嫌いの自分でも、すんなり読むことができた。

 個人の主観が入っていて、それは必ずしも真実ではないにしても、当時500年、1500年以上前の僧侶たちがこれらを書けるとは思えないほどの「伏線」が仕込まれていることに気づいたのだ。 


 輪廻転生という概念は、キリスト教では否定している。死んだら最後の審判で天国が地獄か決まるので戻ってくることはない。他の宗教では輪廻転生の概念があり、チベットではダライ・ラマは血のつながらない民衆の赤子から世襲?するという形をとっている。


 日本における転生の概念は、今の「なろう転生」の流行を見れば明らかだろう。辛い現実と、華やかな異世界を夢見て、自らの命を絶つという悲しい「魂ガチャ」現象も起きているかもしれない。


 日本の法典には、どれも「輪廻転生の概念が全て例外なく入っている」のだ。



 そして、第六感(味覚聴覚視覚触覚嗅覚+意識)とは違う、観測できないくうの世界が書かれている。自分は仏教とか興味なく、最近読みだしたが、直感や夢で見た死生観そのものが本に書かれていて背筋が凍ったのだ。



 読者の感覚で言うなら、1500年前のなろう小説が発掘され、悪徳令嬢もう遅い復讐ネタがすでに書かれていたような衝撃である。



 どんだけ、前の作者は先読みして法典を書き残したんだ!ってことである。


 桑田二郎さんは、彼なりの①創造=降ってきた妄想を、過去の法典と結びつけて、漫画という形で後世に意思を残した。我々が、その解釈を聖書のプロトタイプとして引き継ぐべきである!!


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