16-16. カニバリズム転生。愛する者よ、喰い候え。食料何でもない異世界なのに、亡き人を骨の髄まで食している。告白時はリスカして血を飲んでくれればOKってもう滅茶苦茶
16-16. カニバリズム転生。愛する者よ、喰い候え。食料何でもない異世界なのに、亡き人を骨の髄まで食している。告白時はリスカして血を飲んでくれればOKってもう滅茶苦茶
あらすじ: 安藤義久はトラックで全身酷い打撲状態になって死亡した。肉片は飛び散り、もはや性別も判断できないグロであった。転生先は、まさかのグロ状態スタート。転生肉片はあっという間に異世界住人が群がり集め、村の中央で調理して食べ始めた。彼の魂は、散り散りになり脊髄を多くとったグダロとニミーの男女に乗り移った。彼らの行動を四六時中監視しつつ、魂パワーが時間で回復したら体を乗っ取って10分操作できる。グロ耐性がなく、初日で20回は吐いていた彼は、相思相愛の2人を幸せにできるのだろうか。
オチ: カニバリズム、リスカの日常惨劇に耐えながら、2人の喧嘩を止めるために時には女、時には男に乗り移って解決した。まさに異世界界のコナンである。無事、2人は結婚して2人の子が生まれた。教育にもリスカとカニバリズムが伴ったが、何とか同族食の危険性を国王に訴えて廃止させることができた。やり遂げた安藤は成仏し、異世界を去った。
なろう小説における、カニバリズム(人食文化)はどうなのかを考える。
一般人の感覚からすれば、人が人を食べるのは病気が心配だし、食糧難の緊急事態以外は辞めた方が良いよね、という感じだろう。
なろう小説や漫画でカニバリズムを表現すると、場合によっては他の団体から批判される可能性があるあるため避けた方が良い。
クールー病の人肉を食べた人がプリオンで感染した事例があり、良いイメージはない。また、豚や牛の肉と比べて栄養価は高くなく、あえて人肉を食べるメリットがないのだ。
ただし、昔は遺体を親族が食べることで継承する文化があったり、敵の民族を人肉を食べることでより強くなるという風習があった。
進撃の巨人でも、人肉=骨髄液を食べることで能力を引き継ぐというエグい設定を残している。目的あってのカニバリズムはOKだが、作者の志向で食べるとまずいのではないだろうか?
衣食住などの基本要素における常識は、世界を取った強者の文化である。もし、カニバリズムを是とする宗教で、その部族が世界征服したら、カニバリズムOKの世界線があったかもしれない。
人が人を食うという設定は、恐らく他宗教ではまず生まれないストーリーであろう。一種のタブーであり、子供のころから危ないと洗脳されていると、表現の制約に気づかず親から子に継がれていく。
マンガだからこそ許された、特殊な設定を思いついて昇華できるのも、宗教に染まらず勝者敗者を経験した日本だからこそできるのである。正義の押し付けや、政府が腐敗しないファンタジーは米中で楽しく作ればよいのである。
カニバリズムまとめ
①なろうで人食するなら、何か理由を作らないと叩かれるかも?(進撃の巨人はOK)
②人食は非効率でリスクはあるが、その行為を卑劣として禁止するのはどうか?
③カニバリズム大好き部族が世界制覇していたら、アニメや漫画でも色々なグロみれたかも?




