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16-12. 中国オタクがなろう小説かいたらどうなるの?政治と現代モノが抜かれたファンタジー一辺倒になる。美少女がヌルヌル動くよ!

16-12. 中国オタクがなろう小説かいたらどうなるの?政治と現代モノが抜かれたファンタジー一辺倒になる。美少女がヌルヌル動くよ!



 文化は足し算から引き算に移行した。


 日本の昔の文化を継承している職人は、現在どれだけいるだろうか。花札、かるた、ギャンブルの手本引きなどなど。


 新しいインフラ(パソコンやスマホ)から文化は生まれるが、それによって既存の文化(電気交換師、着メロ文化)は廃れ消えていく。

 そうやって文化が変わっていく中、国や時代による「文化の制約」が引き算となって最近現れた。


 中国に仕事で半年住んだ経験があるが、中国人の仕事仲間と話をして、街中を歩いて、社長さんたちから色々話を聞いて物凄い違和感を覚えた。



 「老若男女で選挙、投票という概念がなくなっている」



 中国で日本企業と槍としている企業は、日本語も話せて技術が高い人が多かった。彼らは家族愛が強く、仕事に熱心で、技術の吸収意欲がとても強かった。キャリアを積んで家族を養うストイックさを感じた。

 

 政府とか選挙の話をするのは、実際に向こうではご法度で、聞くことすら失礼という環境だった。アメリカでは誰を支持してどういった政策をしてほしいかを熱心に語る。親子、夫婦でも支持政党が変わったりしても、それが自由であり、民主主義だと思っている。



 しかし、かれら(中国の人たち)は せ ん き ょ という概念がそのまますっぽ抜けてるファンタジーだった。


 生まれて育って勉強して仕事をして子供を産んで育てる。ここまで経験した人であっても、「選挙?そういうものはあるよね」くらいで存在しか語らない。興味がないのだ。

 

 詳しく聞こうとしても、「色々言えない事はあるけど、数十年前より確実豊かになったから…」と言葉を濁して終わってしまう。

 技術と資本が入って若者が一気に誕生してGDPが一気に増えるボーナスステージは必ずどの新興国でも経験する。中国はそのボーナスを享受して一気に成長したのであって、国や政府が特別優れていたわけではない。

 しかし、国はその栄光を宣伝し党の正当性を主張している。国民は、生活が良くなったからという一言で、他のすべての腐敗や癒着、制限を受け入れている。


 なろう小説のような、人と人、国と国のストーリーを創作するジャンルにおいては彼らの文化は「文化の引き算」の象徴と言える。


 2000年以上前のローマでは、選挙に-12.



 文化は足し算から引き算に移行した。


 日本の昔の文化を継承している職人は、現在どれだけいるだろうか。花札、かるた、ギャンブルの手本引きなどなど。


 新しいインフラ(パソコンやスマホ)から文化は生まれるが、それによって既存の文化(電気交換師、着メロ文化)は廃れ消えていく。

 そうやって文化が変わっていく中、国や時代による「文化の制約」が引き算となって最近現れた。


 中国に仕事で半年住んだ経験があるが、中国人の仕事仲間と話をして、街中を歩いて、社長さんたちから色々話を聞いて物凄い違和感を覚えた。



 「老若男女で選挙、投票という概念がなくなっている」



 中国で日本企業と槍としている企業は、日本語も話せて技術が高い人が多かった。彼らは家族愛が強く、仕事に熱心で、技術の吸収意欲がとても強かった。キャリアを積んで家族を養うストイックさを感じた。

 

 政府とか選挙の話をするのは、実際に向こうではご法度で、聞くことすら失礼という環境だった。アメリカでは誰を支持してどういった政策をしてほしいかを熱心に語る。親子、夫婦でも支持政党が変わったりしても、それが自由であり、民主主義だと思っている。



 しかし、かれら(中国の人たち)は せ ん き ょ という概念がそのまますっぽ抜けてるファンタジーだった。


 生まれて育って勉強して仕事をして子供を産んで育てる。ここまで経験した人であっても、「選挙?そういうものはあるよね」くらいで存在しか語らない。興味がないのだ。

 

 詳しく聞こうとしても、「色々言えない事はあるけど、数十年前より確実豊かになったから…」と言葉を濁して終わってしまう。

 技術と資本が入って若者が一気に誕生してGDPが一気に増えるボーナスステージは必ずどの新興国でも経験する。中国はそのボーナスを享受して一気に成長したのであって、国や政府が特別優れていたわけではない。

 しかし、国はその栄光を宣伝し党の正当性を主張している。国民は、生活が良くなったからという一言で、他のすべての腐敗や癒着、制限を受け入れている。


 なろう小説のような、人と人、国と国のストーリーを創作するジャンルにおいては彼らの文化は「文化の引き算」の象徴と言える。


 民主主義の象徴であり、2000年以上前の共和政ローマで政務官は選挙で行われていた。その文化を持たない中国は、偉い人たちが独断や癒着、コネなどで決め、人々は知らされることなく従う。


 「政治は上が勝手に決めてくれるもの」という前提で、向こうの文化はきまる。


 では、中国にいるアニメ漫画ファンがなろう小説や漫画を描くとどうなるか?


 民主主義や政治の仕組みが真っ白に抜けた世界感のストーリーになる。または、政治や国が一切ないファンタジーのみになる。国を転覆させたり暗躍するような話は、党が許さないため創作でも現れることはない。


 作る側の大人がこの状況であれば、それを聞いて育った子供たちは「民主主義や選挙」という概念がない前提で書かれる。他のアニメで得た選挙システムを見よう見まねでなぞるか、他国のwikiを辿って調べるしかない。仮に中国の人が選挙システムをしっかり考察してなろう小説を書いたとしても、2億の消費者が選挙へのイメージが一切ないため需要がないのだ。そんなものがなく、萌え絵がヌルヌル動いている方が売れるのである。


 親から子、子から孫に「文化の引き算」が継承されると


 日本にも、色々な「文化の引き算」が行われている。しかし、他国に比べてそれが非常に少なかったことについては、自分は日本人として運がよく、恵まれていたと思っている。


 日本特有の悪しき文化もあるが、まあそれは自然に淘汰されるのだ。



 ファックスとハンコ文化はやめようね











 

















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