16-8. ビットコイン転生。1BTC0.9円の2010年に過去転生した俺は、バイトして30万BTC買えた。600万までホールドし続ければ億万長者だ。水道なしパンの耳生活も苦じゃねーぜ
16-8. ビットコイン転生。1BTC0.9円の2010年に過去転生した俺は、バイトして30万BTC買えた。600万までホールドし続ければ億万長者だ。水道なしパンの耳生活も苦じゃねーぜ
あらすじ:工藤正幸はブラック企業で虐められ、過労死する。気づいたら2008年の大学2年生に逆行転生した。ブラウン管PCの電話回線モデムでネット検索したら「Bitcoin」がヒットしない。こいつは本物だ、この異世界の大金持ちに、俺はなる!
オチ: 生活費を全て回した180万ビットコインは流行せず暴落した。リップルが600万になるニュースを見て絶望した。おっさんになった工藤は、手持ちのビットコインを全て売り、リップルを買ったが、直後に暴落してさらに地獄に落とした。神なんかいない。
ビットコインは「情報の価値化の象徴」である。魂の価値化には何が来るのか考える。
今回はビットコインという仮想通貨の意味と未来について書く。
2021年の3月、仮想通貨のビットコインは最高値600万を付けた。BitCoinを買った2009年は0.7円だった。初期で面白半分でビットコインを大量に買った人は、ビットコイン長者といわれるようになった。
なぜ仮想通貨系はオープンソースでロジックが全て見えているのに、改ざんされないのか?
データ=コインの売買履歴を他の機械に任せて数珠繋ぎにして、多数決で真偽をきめているからだ。偽装犯が仮にコインを盗もうと履歴に自分が買ったように履歴を書き換えても、他の何億のサーバーと履歴が異なるため、嘘だとバレてしまう。この売買履歴の数珠繋ぎの処理をマイニングと呼び、売買処理の通知が来たら、他サーバーが処理し、最速で処理結果(ロジック計算)を出した所に僅かなビットコインが送られる。
この仕組みを考えた人は、天才だと思う。仕組みの流行は、欲望から始まる。エロ、金である。
とあるビデオで出てきた有名ワード「金、暴力、セックス」がとても理にかなっている。暴力については、人々が潜在的に持っている破壊の衝動だが、非生産的なので法で禁止されている。ボクシング等の興行として、保護された範囲内で暴力の欲望が商売になっているのも面白い。
簡単な話、人の欲望を土台にした商売は流行る。当たり前である。
ビットコインなどの仮想通貨は、金の欲望をセキュリティ(多数決による真偽処理)に変換した事で成功した。一番最初に仕組みを考え、流行させたことで成功した。
本来、通貨=日本の円やアメリカのドルは、国=造幣局・国立印刷局が作っている。日本では日本銀行が作っているが、その紙幣や貨幣の価値を守るために、偽造させない技術を秘密に用意して対応している。
紙幣を作る側が価値を保証し、そのために労力を偽造防止=偽札対策に費やす。ビットコインなどは、ロジックを全て公開したうえでセキュリティ=偽造防止を金で雇って民間のサーバーに野放しにするということだ。この仕組みが支持されて広まると、自動で更新される。作った側は、ハッカーとのいたちごっこに追われず、ただ電子コインを持っているだけで良い。
だが仮想通貨は将来、禁止され扱われなくなると断言する。
なぜなら、地球規模で見たら資源の無駄遣いでしかないからだ。
ビットコインは2100万枚が上限と言われ、それ以上刷られない(増えない)ことから人々は価値だと考え買う。その繰り返しで1BTCで600万円まで取引価格が上昇した。
なんと、最新のPCと最新のグラボを用意してビットコインをマイニング処理を放置すると、それだけで月6万は手に入るそうだ。こんな金を生む機械は、企業が放っておくことはない。中国では、マイニング専用企業が生まれ、ずらーッと並んだ機械がフル稼働でマイニングしている。
この稼ぎの前提は、ビットコインが高い価値=信用を得ているからだ。昔の1TBCが1円の頃のレートなら企業破綻している。これだけ競争が過熱すると、低スペック機は淘汰されてしまう。
考えてみよう。何か生み出すわけではなく、電子データの行き来のために貴重な電力を大量に消費している。価値は有限で、皆が600万の値札を付けたから、仮想通貨ブームで価格が上昇し、企業が次々に参加した。
国からしたら、信用通貨どころか資源の無駄遣いの象徴である。法的に禁止している国が増えている。
パソコンやスマホを使って、絵を描く、小説を書く、動画を作る、モノを製造するといった生産的なことに電気や機械を費やすのは良い事である。手作業よりも効率よく、高品質になるならである。ビットコインは交換する人よりも、交換を手伝った人に利を与えすぎて稼ぎのラインを超えてしまったことが原因だ。
政府は資源の観点から仮想通貨系を全面禁止にしたら、身を乗り出した企業は次々に撤退・廃業するだろう。
これは、数年前におきた「ペニーオークション」とそっくりだと思う。液晶テレビが1円から落札でき、入札に300円かけると1円上がり、欲しい他者が入れると終了時間が伸びるのだ。誰も競争相手がいなければ数円で買えるかもしれない。だが、競争相手がいるとお互いに引けず、一定の価格でどちらか落札したら、敗者はただ入札の金を失うだけである。
結局、ペニーオークション系は運営などによる入札妨害サギの疑いが晴れずに禁止となり、一気に業者が消えた。
今は仮想通貨の代名詞のビットコインだが、それは法規制がなく発行数に限りがあるから価値があると思わせているだけだ。ニューヨークの靴磨きの子供が、ビットコインを買って大金持ちになるんだ!って話しだしたらもう手を引かなければならない。仮の信用があるうちは、売り手やメディアが絶賛してカモを吊り上げるが、政府が害と認定すれば一気に逃げ出す。
メディアを掌握していて政府と精通している一部の富裕層だけが、タイタニックの脱出船に乗ることができ、一般人はそのまま葬られる。
自分は、仮想通貨は電気食いの害として法で禁止したらペニーオークションと同じ結末を迎えることを確信している。
コネクションがあり、先に知っている層が唯一稼ぎ逃げ出来る業種である
仮想通貨の次に来るのは霊魂学とそのビジネス化であり、それを最初に商売したRという企業に先行投資せよ。
 




