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3-2. 言語は地域の特徴が出る

3-2. 言語は地域の特徴が出る

英語、中国語、日本語などなど。国によって色々な言語があり、文法や単語が違ったり特徴がある。


・文化に密接な言葉は種類が多い

 北の極寒の地に住むイヌイット族の言語では、雪に関する単語が4~6と言われている。中国語は家族の呼び名が非常に複雑となっている。これらから言えることは、地域や文化に密接な言葉はより細かく表現されるという事だ。極寒の地では雪にも様々な種類があって、言葉で識別・区別することで柔軟に判断ができるようになる。中国では古代から血族を大切にする文化が強かったため、呼び名も漢字も全く違うのだ。日本では「おじ」と呼んでも父または母の兄である伯父なのか、父または母の弟である叔父なのか区別がつかない。英語でいうシスターやブラザーが本人から見て上なのか下なのか判断できない。


・親は赤ちゃんが呼びやすい言葉が多い

 母、ママ、パパ、バーバなど。赤ちゃんが親を呼べる「ア」の音の派生で作られることが多い。これはどの国でも共通していることが多い。言いにくいヴィンテージがパパなら、何かあって呼びたいときに気づいてもらえないのだ。


・短時間で表現できる言葉ほど、ノイズに弱く大声になる

 中国語は日本語と比べて6割くらいの言葉で同じ内容を伝えることができる。同じ言葉でもピンイン(拼音)という声の上げ下げで意味が4つ異なるようになっていて、より圧縮された表現ができる。日本語であれば、「橋」「箸」の同音異義語が4倍位あると思えば良い。短く伝えることができるのはメリットであるが、嵐などで聞き取りづらい環境になると正しく伝わり辛いデメリットもある。言葉が圧縮された言語は、聞き間違えがないように、声を大きくするかゆっくり話すようになるのではないか、と私は考えている。


 これらから推測するに、魔法が使えるようななろう異世界の言語は「魔法に関する単語が非常に細かく複雑に構成されている可能性が高い」という事だ。逆に、魔法があることで不要となった事柄については使うことなく消えていく。例えば、物を瞬間移動させる魔法が当たり前の世界では、物を運ぶ自動車等の発明は不要で車輪や輸送に関する言葉自体が存在しないかもしれない。言語に詳しい学者ではないので間違いは多いかもしれないが、なろう小説を書く人は言語特性を考えて表現したら面白くなるかもしれない。

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