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16-2. 君の夢、買います。の広告をタップしたら睡眠時の夢を査定してPayPayで買い取る謎サイトだった。試しにガキの頃のトラウマの夢を送ったら2万円振り込まれてた。あれ俺ヤバくね?

16-2. 君の夢、買います。の広告をタップしたら睡眠時の夢を査定してPayPayで買い取る謎サイトだった。試しにガキの頃のトラウマの夢を送ったら2万円振り込まれてた。あれ俺ヤバくね?


 あらすじ:中3の工藤卓也は夢買取サイトで荒稼ぎする。登録者80人の彼がツイートしたらバズり、次々に夢を売る人が続出。夢じゃない妄想も連投するようになった結果、買取価格が急減し、ついに企業は買い取りを中止した。半年後、工藤はニュースでトラウマが蘇る。彼が売った最初の夢が漫画化・アニメ化され、海外レビューで最高評価を得ていた。


 オチ:メディア化が社会現象になり企業はGAFA並のトップ企業に成長する。工藤は企業に問い合わせたが、夢投稿時にスライド即ポンした確認チェック画像を返されて青ざめる。「すべての権利を譲渡する」





 「君の夢、買います」


 それは歌手やクリエイターを目指す若者を支援するサイトではなく、ガチで夢に出た内容を投稿し、それを査定して買い取る、というモノだ。

 上のなろう妄想ネタでは、奇抜なアイデアを漫画アニメ化して流行し、本人には1円も入らないというオチである。

 正確には最初に2万円振り込まれていたので、彼は損はしていないだろう。

 トラウマの夢がこんなにエンタメとして価値があったと後から気づいてももう遅いという話である。

 実際は、個々の人に良いアイデアがあっても、それをアウトプット(アニメ)に加工して精査して世に出すというプロセスを経由しないと評価されないのである。

 彼が素人なりに、全て手書きで書いてオフレコしても、誰も見ないのである。



 2020年後半あたりに、夢を買う企業が現れる。と予言する(時期はズレるかもだが、必ずやる企業は現れる)


 何故そんな意味のないことを買い取るのだろうか?それは、夢は「霊魂が無意識にアクセスしたアカシック情報が含まれている原石」からである。以後、霊魂夢とする。

 見た夢が全て霊魂夢ではない。すでにその人が体験した事、描いた理想、トラウマが作った仮想夢が大半なのだ。

 AIとビッグデータ分析が進んでいる今だから、投稿された夢を自動的に査定して企業は価格を承認するだけですむ。それにより、大量に高速に人々の霊魂無を選別して取り込むことができる。


 霊魂夢は、本人が知りえない環境や人間の行動が含まれる。日本でずっと住んでいたのに、見た事のない道具(アフリカ大陸の少数民族のみが扱っている農耕器具)を使う夢を見たりする。

 同じように本来の夢なら、相手の行動心理がだいたいわかるのだ。この人なら怒るだろうな。この人なら、依頼を受けてくれるだろうな、とか。しかし、霊魂夢は、想定していない返事が返ってくる。


 「あれ、こんな返答想定外Death」


 一度でも歴史書で、その道具を見ていたなら夢に出てもおかしくない。しかし、生まれて一度もそれを見ていないのに夢に出てくるのだ。皆は、それを経験したことがあるだろうか?


 特殊な霊魂夢は、本人が知りえない過去や未来を映している。一人の夢買取ならそれはいつどこの場面かわからない。それを企業が数千、数万と買取り、パズルのピースを埋めることによって具体的な時代と地域が特定できる。それに価値があるのだ。


 歴史は勝者が作る。敗者は殺されてくちなし。勝者たちが語る歴史こそが「正史」なのだ。発掘資料によって覆ることはあるが、昔のことは勝者による一種の歴史改ざんが当たり前である。


 しかし、アカシックレコードによる確定した過去は覆らない。その価値の担保ができるようになった時代なら、勝者は歴史を造れなくなる。これが日本再建の大きなカギとなる。


 洗脳教育とは恐ろしいものである。北朝鮮や独裁国家の教科書がどうなっているのか知っているだろうか?向こうの子供たちは、無垢でそのまま受け入れる。大人になっても、その教科書の歴史を

疑わない。なんてかわいそうなんだ、と。



 でも実際、日本の教育でも「かれら」の思惑通りになるように洗脳教育をしている。別に頭おかしいカルトでも何でもない。自分は普通だと思い込んでいることが、洗脳なのである。日本は加害者で残虐だ。他国は被害者だと強く植え付けられている。自分は、過去の日本が無罪だとは思っていない。過去に起こした犯罪は多々あれど、それを過度に洗脳されることは、国益を損なう。


 アカシックレコードによる正史(実際に起きた事)を集めることで、「かれら」の思惑も表に出る容易になり、日本民族としての誇りを取り戻すきっけが起きる。




 それが、今のなろう小説投稿サイトの発展とアニメ化輸出である。

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