15-4. 最強のなろう言語を考える 7と1、わかりやすさと区別しやすさ。日本語のルビで中二表示
15-4. 最強のなろう言語を考える 7と1、わかりやすさと区別しやすさ。日本語のルビで中二表示
7 と 1 u と v
スマホに表示される文字なら、見間違うことは少ないだろうが、急いで手書きで書くと後からどっちだかわからなくなることはないだろうか?
文字の重要な役割は、わかりやすさと区別しやすさである。
あまりにも、似通った文字が多いと、昔の人は商売として信用を失い国全体が衰退する。そうならないために、言語でも工夫がされている。
今でも、数値0には他の数値や文字と見間違わないように真ん中にナナメ線を入れたりするのだ。
すでにある言語は、何千年の歴史の言語学者、国民が使い、捨て、改良して進化したのである。日本語でも、もう使われていない言葉「ゐ」「ゑ」がある。
エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫) のように、意図的に使われなくなった日本語を使うなろう小説?もある。
何千年の歴史で進化した言語は結果であり、進化の過程で簡略化、多言語化してごった煮の状態である。もし、最強のなろう言語を考えるのであれば、それは一種の人造言語になる。
いわゆる、野性の言語(この世界の言葉)ではなく、養殖の言語(人が食べやすいように改良した言葉)となる
人造言語で唯一、発明して普及して残っている言語は「ハングル」である。それは後程。
言葉の重要さは、わかりやすさと区別しやすさとある。あとは、習得のしやすさ、表現の多様さなどがある。日本語は、中国語の簡略化文字をベースに、ひらがなとカタカナを独自に入れたキメラ文字である。
習得しやすさ(覚えやすさ)は、必ずしも良いわけではない。複雑だからこそ、豊かな表現ができる場合があるのだ。
日本語特有のなろう小説表現例がある、それはルビ《ruby》である。異なる読み方や説明をするときに入れる、小さなひらがな・カタカナである。
漢字の上にルビを振り 暗黒魔法!! のような中二病をくすぐる表現もできる。
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文字表現まとめ
①どの言語にも、使われなくなった文字、新しく追加された文字がある
②ほとんどは必要に応じて使われた天然の言語だが、ごく一部に意図して作られた人造言語がある
③日本語の漢字にふるルビがなろう小説では武器になる