14-11 「洗脳♪順応♪幸福度ぉ!」 ビッグブラザーから考える洗脳と情報化の回答例② 不幸は幸福の最大値を知ること
14-11 「洗脳♪順応♪幸福度ぉ!」 ビッグブラザーから考える洗脳と情報化の回答例② 不幸は幸福の最大値を知ること
自分が考える、現代の幸せ平均の最大値を目指すなら 国民総愚民化は必須 と考える。
youtubeでゲームしながら年収数億、仕事も恋も勉強も上手くいかず、自分だけなんで不幸なのか…
そう考えるのは、幸福の尺度が見えているからである。
子供の時を思い出して欲しい。辛かった思い出もあるかもしれないが、「この人は幸福」「この人は不幸」という尺度がまだ曖昧だったころは特別不幸だと感じなかっただろう。(勉強による明確な実力比較は仕方ない)
つまり、金持ちの上のイメージだけ印象に残り、自分は相対的に不幸だと感じてしまうのだ。
どん底の環境(紛争地帯や食料が来ない海外の農村地など)の現実は、報道されないし直接見てこないと分からないのだ。結果、日本人の半数以上は不幸だと感じてしまう。
昔の縄文時代、弥生時代。トイレも何もなく草や木で作った家で寝泊まりする人たちは不幸と感じただろうか?米が順調に育って蓄えて、子供が育てば幸福なのだ。
人が病気で死んだら悲しみ、毎日狩りや農耕や育児に追われても特別不幸だとは思わないだろう。
では、電気や無線、ネットが使える現代ではどうだろう。
北センチネル島は知っているだろうか? 直径8キロの島で40人?が住んでいると言われている。彼らは他からの移民や調査団を拒否し続け、いまでも中は「外を知らない原住民」なのだ。彼らは幸福の最大値(年収数億の大金持ち)を知らない。
幸福の尺度が常にニュースとして流れてくる現代では、そういった幸福の尺度を戻すことは難しい。ネットを遮断して、山奥で自炊してもその人は幸福だとは思わないからだ。
自我を持って青年になるまで洗脳によって幸福の尺度を与えてしまえばよいのである。
士農工商があった時代、えた・ひにんという最下層を設けることによって、苦しかった農民や商人は「えた・ひにんよりはマシ」と思うことで幸福度は下がらなくなる。
もし読者がある国の一番偉い人になったとして、国民の幸福度の平均を最大にしろ!と紙から命じられたらどうするだろうか?
それを次回考える。
全員幸福にする条件まとめ
①子供の時から洗脳教育で「幸福の最大値」を見せず、この環境が幸せだと思わせる
②自分たちよりも下の層を作る(士農工商のえた・ひにん)
③憎む敵を用意して全員で憎悪する一体感を用意する