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2-7.なろうは魂乗っ取りか幽霊が好ましい

2-7.なろうは魂乗っ取りか幽霊が好ましい

 異世界転生を現実的に考えただけで、いくつもの障壁があるのに気がつく。それらを一つ一つ真面目に描写していては、まともに行動できる事ができないうえ、すぐに死亡して物語が終わってしまう。そこで解決法をいくつか用意している。


①異世界の住人の魂を乗っ取る

 有名ななろう小説は、「本好きの下剋上」だろう。死んだ(もしくは瀕死の)異世界住人に地球人の魂だけ入れるパターンだ。これであれば、免疫や毒耐性を考えることなく異世界に馴染むことができる。言語は前任者(体の持ち主)の知識を共有できる前提があればそのまま無意識に会話することができ、理想の異世界転生が叶う。前任者の魂はどうするのか、地球人の魂は戻ったらどうなるのか等、色々考察できるので面白いだろう。


②幽霊が物理干渉できて、異世界住人が認識できる

 転生者はもう肉体を持たない幽霊と割り切り、高度な文化を持つ異世界側が幽霊と交流できる設定にする。こうすることで、病やウイルス自体を無効化し、言語を「幽霊と脳内で対話できる」設定にすれば違和感なく交流できる。生殖とかどうするのか、というところまでは考えないものとする。


③常時スーパースターと翻訳こんにゃく持ちにする

 転生時に神から色々授かって、無敵で何でもできますパターンがこれ。なろう小説の大半を占めるパターンであろう。難しい設定は、そういうものと割り切って書きたい所だけ書くという方法だ。あちらの世界にある地球人にとって有害で障壁となるものは、全て能力で解消できるため、好きなだけ無双できる。言葉や文化の違いも能力で理解し使うことができるので問題はない。


 なろう小説では、より短くイメージしやすく楽しめる短期の文学として発展してきた。そのため、時間のかかる面倒な設定は読者にとって面倒なことであり、マイナス面が大きい。今後様々ななろう小説が生まれて淘汰され、よりガチ目のなろう小説が増えていったら面白くなると思う。


まとめ

①地球人の耐性で異世界に行くと行動する前に死ぬ

②酸素濃度、気圧、毒分解、ウイルスなんどもあり

③異世界住人の乗っ取りや完全無敵設定が好ましい

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