~1~
こんにちは、食塩です。
3作目にして、初めての連載をしてみます。
連載処女作なので、駄文乱文お許しください。
苦手だと感じた方は、ブラウザバック推奨です。
感想評価お待ちしてます。
○授業終わり
「はい、この宿題を5/12までにやってくること。これで授業を終わりにします。」「ありがとうございましたー」
チャイムとともに、生徒は席を立つ。
「ふわぁ...この時間にこの授業は反則だろ....」
渚は大きな欠伸を零しながら、呟いた。
「確かに...5時間目に地学って、お腹もいっぱいだしあったかいし眠くなるよね。」
言葉を返してきたのは、彼女の友達、咲である。
「まじで眠い...次の時間なんだっけ?」「数学だよ。」「うわぁ...ありがと」「じゃあ、教室帰ろっか。」「そうだね。」
地学講義室を出て、2人は廊下を歩いていく。
「次も数学...眠くなるやつや...」「さすがに数学で寝たらまずいと思うけど....?大丈夫?」「眠いものはしょうがないんだよー....ふわぁ...」「全くこれだから渚は...はぁ。」
○渚side
(やっと今日が終わった。眠かった授業もなんとか耐えた!自分、お疲れ!!)
渚は自分を労いながら、帰りの支度をする。
(今日はバド部に行くか...いや、演劇かな?スケジュール確認せねば)手帳を開きつつ、予定を確認していると、
「なーぎさ!地学の課題、いつやりに行く?」
(この声は、汐里だな)彼女は渚と同じバド部に所属する、いわゆる可愛い系の女子である。
「どっかの放課後か、昼休みに行こうよ。一緒にやる?」
渚は返答した。
「本当に?やった!ありがと♡一緒に行こーね!」
汐里は目を輝かせ、笑顔で応じる。
(早いほうがいいし、さっさと終わらせたいんだよな...ていうかこのくらい1人でやれよ、なんでみんな他人と一緒にいたがるんだ?ったく、面倒くさ...)
「じゃあ、部活も一緒に行こ?今日は先生が教えてくれるってよ♪」
渚の脳内が汐里に伝わるはずもなく、汐里は嬉々として言葉を続ける。
「じゃあ私、支度してくる!!待っててねー!」
そのまま汐里は支度を始めてしまった。
(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛なんでこいつはこんなに積極的なんだ...勘弁して欲しい...ていうか、私はもう準備終わらせて部活に行きたいのに、なんで汐里なんかと一緒に行かなきゃ行けないんだよ!私の時間無駄になってるじゃん!しかも兼部してるのにバド部行き確定!?まじかぁ、これだから女子は嫌いだ...)
○咲side
(今日は推しのCD発売日~アニメイトいかなきゃ~♪)
咲は笑顔で帰りの支度をする。
(あ、渚と汐里だ。また汐里は渚にベタベタと...渚も大変だなぁ。でもごめん!今日は!ダッシュでアニメイトに行くって決めてるから!!)
「渚、ばいばーい!また明日ね。部活頑張って!」
疲れているように見える渚に声をかけ、手を振る。
「ありがと、お疲れ様ー!あ、今日CD発売日か!行ってらっしゃい。楽しんでね!」
渚は笑顔を見せ、返事をしてくれた。
(良かった、笑顔になってくれた。)
「うん、行ってくるわ!じゃあね!」
そのまま汐里は教室を出た。
(待ちに待ったCDの発売日♡公開されたPVはめっちゃかっこよかったし、OPになってるアニメも面白いし期待大!今までの曲で一番好きかも...!嬉しい、嬉しすぎる...!)
アニメイトに向かう道中、笑顔がこぼれる。
(CD買って、雑誌チェックして、グッズみて...今回はCD発売したしいっぱい表紙飾ってるんだよなぁ、何買おうかなぁ♪迷っちゃうなぁ.....♡)
(テストも近いし、テスト前はもうゲームとかアニメは禁止されるだろうし...今日は楽しんじゃおっと!)
~続く~
ありがとうございました。
この子達のお話は、まだまだ続きます。
面白いと感じていただけた方は、ぜひ次回も読んでいただけると嬉しいです。