纏めてみるか
1/4二回目の投稿です。
異世界に来てた。
アバ体になってTSした。
街を見つけたけど、年齢でギルド登録できなくて、冒険者支援協力会みたいなのに加入した。
薬草なんかは定価で買取してくれるらしいが危険手当てや店頭にある冒険者の依頼は受注出来ない。
日が落ちるまで草刈りにより、ポポタン根絶の勢いで日が落ちた頃には草原は穴だらけ。
健と真一はドクダミを咀嚼し、たまに背中を向けたかと思うとジョンジョロと至近距離で肥料を散布していたりしていた。
青草の
穂影揺らして
風薫る
ってな具合にな。
一応背中を向けはしたけれど、牛や豚の堆肥のが精神的にはまだまだマシだね。
はじめ何をズボンから取り出したのかわかんなかったから取り出した“先っちょ黒マティ”を理解出来るまで見ちまった。
ギガもメガも実物より小さいって話に繋がる訳ね。
しかし、お前ら二人なんで手が届きそうな範囲でやったのかなっ?!
普通にきたないわ。
暗くなって、門で待機してた人らにまぎわらしいと怒られて、ギルドでポポタン引き渡した時に受付のお姉さんに困り顔されて、九時まで待機して小金持ちになる。
宿屋で飯食べ、健と真一が悲鳴を上げて逃げて、Dを失い肩を組んで朝帰り。
昨日から朝までろくな事してないなオイ。
一回り小さいお陰で、市場も壁に囲まれてんのとあんま変わらないくらいに視界不良だし、オレだけまだロク目にあってないような気がするぞ。
え、なら今日に期待しろ?
このアバ体じゃ、どの道Dが捨てられないじゃないか…。
いや、それを言ったら奴らもリアルなバデーはまだDか?
同人誌で好きなキャラクターを“自分がモデル”のキャラクターで色エロやっちゃった同人作家みたいななな?
よし、希望が持てそうな気がしてきた。
気を取り直して、商品を見てあるこう。
うん、カラフルな服が並べられてたりするんだけど、本当にヒラヒラした奴しかないわ…。
どれもコレもパンツ出る以前の問題で丈と言うよりサイズが小さい。
フリマにあるのはミ〇ハウス的な物ばかりで、子供しかも小学校低学年向けのサイズくらいしかない。
「…今の、影丞ならギリなんとかなるんじゃ」
「それは流石に無理だと思う」
いや健、さり気なくギリギリ着れるんじよないかとか聞かないでくんないか、カメちゃん的なチラがイージーモードなくらい厳しいと思う。
…股上3センチより上がらね?
とにかく、適度な服はないみたいだね。
ミニスカートや過激なの服は点在してるが、せめて短パンレベルまでハードルを下げて欲しい。
「…とりあえず、ズボンは諦めて羽織る物に切り替えようか」
そうゆうのは、割と見かけるんだから、和装が見えなくなるのを先決にしよう。
「娘キャラ飾らなくていいのか?」
意外そうな顔で健が聞いてきた。
「ゲーム中でも、着膨れはしても露出高いのは着せなかったぞ?」
「…あれ、そういやそうか?」
まあ、ゲームんのは結構可愛さ求めたりはしたりなんかしたけども、実際に着るならリアルよりさらに地味なの着せたくなるに決まってるでしょ。
「…可愛くして娘様が襲われるとか悲劇すぎる」
「中身が中身だしな」
異世界だし何があるかわかならい。
へたしたら二重に苦しい思いをするからな。
「そう、中身抜きなら普通に可愛く見えるからねワタ…うべぁっ!トリハダたった!!」
ワタシの下りで鳥肌がスタンディングオベーション。
ネカマはして来てないからだろう。
―“ワタシ”は永久に封印しよう。
「…その自覚ありながら、ベタベタ触るとか逆に勘弁してほしい」
真一がなんか言ってるけど、二人の苦情は受付ません。
「自覚したのは朝ですし?」
通りすがりに二度見されれば色んな意味で人目を引く事くらい予想がつくから、外見に自信は持っていいと思う。
「まぁ、俺らも女と“影丞”の区別は付くだろうし大丈夫だろ」
「そうだね。影丞は女の子とは違う影丞だからね」
「おいこら、どこぞの“名前が性別”みたいな言い方やめてくんないか?」
「あのキャラと同列にはできないよ…」
真一さんや、してないではなく出来ないと申すか。
てかさっきから、視界の片隅に神父だか僧侶みたいな人が、コッチ見ながら拝んでたりすんのがわからん。
周りに礼拝堂とかあるんだろうか、それともイスラム教みたいな時間と方角決まってるとか?
「真一今何時くらいかな」
「多分、九時とかくらいじゃないかな?」
「いやなんとなく」
「多分アレとか時間じゃないから気にしない方がいいよ」
まぁ、まりと沢山いたりします。
「…存在が違うのは確かだよな」
「修学旅行中もこんな感じになってたよね」
「何なんだろな影丞は?」
「さあ、少なくとも女神様には見えないよ」
「いいとこ座敷童か」
D解脱した奴らの思考は読めぬが、まろをディスるのはやめてたもれ?
扇子でシバきあげたろか、高さ的には健のアレがスナップだけでいける“良い位置”にあるの知らんだろ。
健の肘の高さの肩、股下に程良い手首。
まさにベストポジション。
谷間からさり気なく扇子を取り出し…。
「イタズラするつもりなら、俺の手の長さも考慮しとけよ?」
―何故ばれたし。
ちな、影丞の言う懐は谷間付近で後ろからほぼ丸見えだっただけ。




