Ep1 ロリレーダー
皆さんこんにちは!戦人です!一章一話目です!
短めにして読みやすくなっていれば幸いです!
「フォルトゥーナ様!仕事して下さい!」
「やだ!」
突然ですが、私は天使です。フォルトゥーナ様の秘書兼監視役をしております。
そしてこの駄々をこねている方が幸運の女神フォルトゥーナ様です。
フォルトゥーナ様の仕事は、新しくこの世に生を受ける者にステータスを授ける事です。
しかし先程「やってられっか!」と叫んで駄々をこね始めてしまいました。まぁかれこれ200年ほど続けているので気持ちが分からない訳ではありませんが。
ただ、サボられると私も怒られてしまうので働いてもらいましょう。別の仕事も頂いておりますし。
「大丈夫です!別の仕事貰って来ましたから!」
「...ほんと?」
「ええ」
「内容は?」
「え~とですね...転移者のステータス授与と監視です」
「転移者?何でまたそんなものを」
「魔王が一向に倒せないから、だそうです」
「ふ~ん。まぁいいや、紙持ってきて」
「ここにあります」
「仕事が早いね~...そうだ!あなたやって見なさい!」
「え?力使うから嫌です」
「いいからいいから!どーせ誰がやったって同じだって!」
「はいはい...」
と言って私は紙に手を翳します。この紙なんと、神力を込めるだけでステータスを与えた者のステータスが浮かび上がってきます。流石神界クオリティ。
そして浮かび上がったのがこちら
藤本和也 17
ATK 5000000
DEF 5500000
AGI 5000000
LUK 10
SKILL
【物理・魔法攻撃無効】
【状態異常無効】
【敵SKILL無効化】
「...出来ました」
「ん~?どれどれ...高くない?」
「転移者ならそれ位では?」
「そうなの?まぁいいや、そ~うし~ん」
「適当ですね」
「いいから!観察しに行くよ!」
「はいはい...」
◆◇◆
「...う...う~ん?」
目を覚ますとーー森。木漏れ日が差し込んでおり、なかなか幻想的だ。
「...ってそんな場合じゃねぇ!ここどこ!?」
落ち着け落ち着け...ロリレーダーを使えばまだいけるかもしれない。
「...発見!前方約2キロ!」
そう言った俺は、更に深い森の方へ駆け出したのであった。
◇◆◇
「...ここどこ?」
迷った。やべぇよ...やべぇよ...。ロリ反応も何故か消えたし...。
今俺がいる場所は荒野。しかも土がヤバイ色してやがる。毒とか...ないよな?
ふらふらしながらしばらく歩くと城、それもかなりの大きさだ。...ディ○ニーの城よりでかくね?
...道聞く程度なら大丈夫だよな...?
「ごめんくださ~い...」
...誰も居ない。何故だ?この位の城なら使用人でもいそうだが...。
少しうろつくと巨大な扉があった。なんかゲームのラスボス直前みたいで嫌だな~。
しょうがない...入ってみるか。
ギイィィィ...
と鈍い音をたてながら開くとーーーーーーーーーーーーーー
美幼女が居た。
ステータスの補足 ATK 物理・魔法攻撃力の強さ DEF 物理・魔法防御力の強さ AGI 行動全般の素早さ
LUK 幸運度 となっております。因みに平均値はALL3000程度です。
ロリレーダー...上位のロリコンになる事により、半径約5キロ圏内の幼女の数、方角、距離が分かる。応用することで普通のレーダーも可能。ナニコレ