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第八章:魂の覚醒

静寂の夜明け

審判神との対峙から三日が過ぎた。世界各地では、神々の存在を知った人々の間で激しい議論が巻き起こっていた。テレビでは連日、宗教学者や科学者、政治家たちが神々の正体について討論を重ねている。

統合司令部では、レンが一人、屋上に立っていた。朝日が彼の顔を照らし、その瞳に深い思索の影を落としていた。

「まだそこにいるのか」

振り返ると、アルグ=ザルが現れていた。古代魔族の王は、いつもの威厳に満ちた表情とは違い、どこか心配そうな顔をしていた。

「眠れなくて」レンが答えた。「審判神と話してから、頭の中がずっと騒がしいんです」

「神の言葉に惑わされているのか?」

「いえ、そうじゃありません」レンは首を振った。「むしろ、神の言葉で、自分の中の何かが目覚めたような気がするんです」

アルグ=ザルは興味深そうに眉を上げた。

「詳しく聞かせろ」

レンは手すりに両手をついて、遠くの街並みを見つめた。

「審判神は言いました。『汝は人間でありながら、人間を超えた存在になろうとしている』と。その時、僕の中で何かが響いたんです。まるで、ずっと封印されていた記憶が蘇るように」

「記憶?」

「幼い頃の記憶です。美咲と一緒に、よく星空を見上げていました。その時、僕は不思議な感覚を覚えていたんです。まるで、自分が星の一つ一つと繋がっているような、宇宙全体と一体になっているような...」

レンの瞳が、朝日を受けて金色に輝いた。

「でも、それだけじゃない。地面の下の深い闇からも、何かが呼んでいるような声が聞こえていました。温かくて、力強くて、でも同時に悲しみに満ちた声が」

アルグ=ザルの表情が変わった。

「それは...まさか」

「何か知っているんですか?」

古代魔族の王は長い間沈黙した後、重い口を開いた。

「少年よ、お前の中に眠っているのは、単なる魔族や宇宙人の力ではない。もっと古い、もっと根源的な何かだ」

「根源的な何か?」

「この世界が創られる前、神々が降臨する前から存在していた力だ。それは『意思』と呼ばれる。単なる力ではない。存在そのものの根幹を成す、純粋な意志の力だ」

レンは自分の手を見つめた。その手のひらに、微かに光が宿っているのが見えた。

「神々も、その意思の力を持っている。だからこそ、彼らは世界を創り、支配することができた。しかし、お前の中に眠る意思は、神々のそれとは違う性質を持っている」

「どう違うんですか?」

「神々の意思は『支配』だ。すべてを己の意のままに従わせようとする力。しかし、お前の意思は『解放』だ。すべてを自由にしようとする力。それが、神殺しの器たる所以だ」

レンの体に、温かい光が流れ始めた。魔族の闇の力、宇宙人の科学的エネルギー、そして彼自身の人間としての意志が、一つの巨大な力として融合していく。

「僕は...」レンが呟いた。「僕は、神を殺すために生まれてきたんでしょうか?」

「いや」アルグ=ザルが首を振った。「お前は、自由を実現するために生まれてきた。神殺しは、その手段に過ぎない」

内なる声

その日の午後、レンは統合司令部の瞑想室で一人、深い瞑想に入っていた。ノア=セレーンが教えてくれた宇宙人の精神訓練法と、アルグ=ザルから学んだ魔族の意識拡張術を組み合わせた、特殊な瞑想法だった。

静寂の中で、レンの意識は自分の内側へと向かっていく。

最初に現れたのは、魔族の力だった。深い闇の中で、数え切れないほどの魔族の戦士たちが立っている。彼らは皆、神々への怒りと復讐心に燃えていた。

『神よ、汝らの支配は終わりだ』

魔族たちの声が、レンの心に響く。

『我らの怒りを受けよ。数千年の屈辱を、今こそ晴らす時だ』

次に現れたのは、宇宙人の知恵だった。星々の海を渡って来た、数え切れないほどの知的生命体たちの知識と経験が、光の粒子となってレンの周りを舞っていた。

『神々は、宇宙の法則を歪めている』

ノア=セレーンの声が響く。

『真の調和とは、支配ではなく、共存だ。我々は、その真理を実現するために戦う』

そして最後に現れたのは、人間の意志だった。レンの故郷で暮らしていた人々、世界中で神々の支配に苦しむ人々、そして美咲の顔が浮かんでくる。

『お兄ちゃん、私は死んでも構わない』

美咲の声が、優しく響いた。

『でも、私が死んだことで、お兄ちゃんが憎しみに支配されるのは嫌だよ』

「美咲...」レンが呟いた。

『お兄ちゃんは、愛のために戦ってほしい。憎しみのためじゃなくて』

その瞬間、レンの心の中で、三つの力が一つになった。魔族の怒り、宇宙人の知恵、そして人間の愛。それらが融合して、新しい力が生まれた。

それは、純粋な『意思』だった。

支配でも破壊でもない。創造と解放の意思。すべての存在が、自分らしく生きられる世界を創ろうとする、純粋な願いの力。

レンの体が光に包まれた。その光は、金色でもなく、闇色でもなく、透明でありながら、すべての色を含んでいた。

瞑想室のドアが開いて、アヤカが入ってきた。

「レン、今日の会議の時間...」

彼女の言葉が途切れた。レンの周りに漂う光を見て、息を呑んだのだ。

「これは...」

「アヤカさん」レンが振り返った。その瞳は、星空のように深く、そして温かく輝いていた。「僕、分かりました。僕が何をすべきなのか」

他の仲間たちも駆けつけてきた。ノア=セレーン、アルグ=ザル、田村博士、そして各宇宙種族の代表者たち。

「これは...」ノア=セレーンが観測機器を見て驚いた。「信じられない。レンのエネルギー値が、我々の測定限界を超えています」

アルグ=ザルが満足そうに頷いた。

「ついに覚醒したな。真の神殺しの器として」

「いえ」レンが首を振った。「僕は神殺しの器ではありません」

一同が驚いた表情を浮かべる中、レンは続けた。

「僕は、自由創造の器です。神を殺すのが目的ではなく、すべての存在が自由に生きられる世界を創るのが目的です」

新たな決意

会議室では、レンの覚醒について話し合いが行われていた。

「レン君の力が、予想以上に成長しています」田村博士が分析結果を報告した。「三種族の力の融合が完了し、さらにそれを超えた新しい段階に入ったようです」

「具体的には、どの程度の力なのですか?」アヤカが尋ねた。

「単純な戦闘力で言えば、おそらく神々の一柱と対等に戦えるレベルです。しかし、それ以上に重要なのは、レン君の意識の変化です」

クリスタリアンの集合意識が響いた。

『彼の心の中に、憎しみが見えません。神々への怒りはありますが、それは正義のための怒りです』

プラズマ族が電光を散らしながら同意した。

「復讐ではなく、解放のための戦い。これこそが、真の革命だ」

ルミナス族が穏やかに光った。

「愛に基づく戦いは、最も強力です。憎しみに基づく戦いよりも、はるかに強い」

メタ・ヒューマン族が多次元から報告した。

「複数の未来を観測していますが、レンの覚醒により、成功の可能性が大幅に向上しました」

アルグ=ザルが腕を組んだ。

「しかし、神々も黙ってはいないだろう。審判神の次は、より強力な神が降臨してくる可能性が高い」

「そうですね」ノア=セレーンが頷いた。「我々の情報によれば、十二柱の神々の中でも、特に強力な『戦神』『滅神』『創神』などが、直接介入を検討しているようです」

「それでも構いません」レンが静かに言った。「僕は、もう迷いません。僕の使命は、神々を倒すことではなく、すべての存在が平等に、自由に生きられる世界を創ることです」

アヤカが微笑んだ。

「レン、あなたは本当に成長したね。最初に出会った時は、復讐心に燃える少年だったのに」

「復讐心は、まだ消えていません」レンが正直に答えた。「美咲を殺された怒りは、きっと一生消えないでしょう。でも、その怒りを、より大きな愛のために使いたいんです」

田村博士が質問した。

「具体的には、どのような世界を目指しているのですか?」

レンは窓の外を見つめて答えた。

「人間、魔族、宇宙人。すべての種族が、対等に共存できる世界です。誰も支配せず、誰も支配されない。みんなが自分らしく生きられる世界」

「それは理想ですが、実現は困難でしょう」ノア=セレーンが冷静に指摘した。「種族間の違いは大きく、利害対立も避けられません」

「だからこそ、僕が橋渡しになります」レンが決意を込めて言った。「僕の中には、三種族すべての力が流れています。その力を使って、みんなが理解し合えるよう導きます」

アルグ=ザルが感心したように頷いた。

「面白い。魔族の王である我が、人間の少年に教えられるとは。しかし、お前の言葉は心に響く」

「みなさん」レンが全員を見回した。「神殺し協定の目的を、ここで改めて確認させてください。僕たちは、ただ神を倒したいのではありません。神に支配された世界を終わらせ、自由と平等の世界を始めたいのです」

プラズマ族が激しく光った。

「その通りだ!我々は破壊者ではなく、創造者だ!」

クリスタリアンの集合意識が響いた。

『新しい世界の創造。それこそが我々の真の使命です』

力の試練

翌日、レンは自分の新しい力を試すため、訓練場で一人、修行を行っていた。

最初に試したのは、魔王剣・漆黒の進化形だった。剣を抜くと、その刃が透明な光に包まれた。これまでの黒い炎とは全く違う、純粋な意志の光だった。

「魔王剣・漆黒から...」レンが呟いた。「『解放剣・永遠』へ」

剣を振ると、空間そのものが切り裂かれた。しかし、それは破壊ではなく、束縛からの解放だった。空間の歪みが癒され、より自然な状態に戻っていく。

次に試したのは、魔王槍・雷獄の進化形だった。槍を構えると、その先端に星々の光が集まった。

「魔王槍・雷獄から...『創造槍・希望』へ」

槍を投げると、それは光の軌跡を描いて飛んでいき、着弾点に美しい花畑を作り出した。破壊の力が、創造の力に変わったのだ。

そして最後に、魔王奥義・神殺しの進化形を試した。レンが両手を合わせると、全身が光に包まれた。

「魔王奥義・神殺しから...」

彼の体から、巨大な光の翼が現れた。それは天使の翼のようでありながら、悪魔の翼のようでもあり、そして鳥の翼のようでもあった。すべての存在の自由を象徴する、美しい翼だった。

「『創世奥義・新生』へ!」

光の翼が羽ばたくと、訓練場全体が光に包まれた。そして光が消えた時、そこは美しい庭園に変わっていた。花々が咲き乱れ、小鳥たちが歌い、清らかな小川が流れている。

「すごい...」

アヤカの声が聞こえて、レンが振り返ると、仲間たちが全員、庭園の入口に立っていた。皆、信じられないような表情を浮かべている。

「破壊ではなく、創造の力」田村博士が感嘆の声を上げた。「これこそが、真の神を超える力かもしれません」

ノア=セレーンが観測データを確認していた。

「エネルギーの質が完全に変わっています。これまでの攻撃的なエネルギーから、建設的なエネルギーに変化しました」

アルグ=ザルが複雑な表情を浮かべた。

「我は数千年間、神への復讐だけを考えて生きてきた。しかし、お前を見ていると、それが間違っていたのかもしれないと思う」

「アルグ=ザルさん」レンが振り返った。「復讐心を持つことは、悪いことではありません。大切なのは、その復讐心を何のために使うかです」

「何のために?」

「愛する人を守るために。未来を創るために。同じ悲しみを繰り返さないために」

古代魔族の王は、長い間沈黙した後、深く頷いた。

「分かった。我も、お前に倣おう。復讐だけでなく、創造のために戦おう」

クリスタリアンの集合意識が響いた。

『レンの覚醒により、我々全員の意識も変化しています。憎しみではなく、愛に基づく戦いを』

プラズマ族が同意した。

「新しい時代の始まりだ。支配と被支配の時代を終わらせ、共存と協力の時代を始めよう」

世界の変化

レンの覚醒と同時期に、世界各地でも大きな変化が起きていた。

神々の存在が公になったことで、人々の宗教観が根本から揺らいでいた。従来の宗教の多くは、神々を慈悲深い存在として描いていたが、実際の神々は支配者でしかなかった。

各国の政府も対応に追われていた。神々の命令に従い続けるか、それとも叛逆者たちに協力するか。選択を迫られた指導者たちは、激しい議論を重ねていた。

しかし、最も大きな変化は、一般の人々の心の中で起きていた。

「私たちは、本当に自由に生きているのだろうか?」

世界中で、このような疑問が人々の心に芽生えていた。神々の支配が明らかになったことで、自分たちの人生を見直す人が増えていた。

ある母親は、子供に語りかけた。

「あなたは、自分の人生を自分で決める権利があるのよ」

ある学生は、友人と議論した。

「僕たちの未来は、僕たち自身が決めるべきだ」

ある労働者は、職場で声を上げた。

「俺たちは、奴隷じゃない。人間だ」

このような声が、世界中で響き始めていた。神殺し協定の戦いは、単なる武力衝突ではなかった。人々の意識を変える、革命的な運動だったのだ。

統合司令部では、世界各地からの支援の申し出が続々と届いていた。

「ヨーロッパの市民団体から、物資支援の申し出です」

「アフリカの部族連合が、戦士の派遣を申し出ています」

「南米の科学者グループが、技術協力を提案しています」

アヤカが嬉しそうに報告していた。

「世界中で、私たちの理念に共感してくれる人が増えています」

しかし、同時に反対の声も上がっていた。

「神々に逆らうなど、狂気の沙汰だ」

「叛逆者たちは、世界を破滅に導こうとしている」

「我々は、神々の慈悲にすがるべきだ」

世界は、二つに分かれようとしていた。自由を求める者と、支配を受け入れる者。変革を望む者と、現状維持を望む者。

「これは仕方のないことです」レンが冷静に分析した。「人は皆、違う価値観を持っています。僕たちにできるのは、自分たちの信念を貫き、その正しさを証明することだけです」

ノア=セレーンが同意した。

「強制的に意識を変えることはできません。しかし、自由の素晴らしさを示すことで、人々の心を動かすことはできるでしょう」

新たな敵の影

しかし、平和な日々は長く続かなかった。レンの覚醒から一週間後、新たな脅威の兆候が現れ始めた。

世界各地で、異常な現象が報告されるようになったのだ。

「北欧の森で、木々が一夜にして枯れ果てました」

「太平洋上に、巨大な黒い雲が出現しています」

「ヒマラヤ山脈で、謎の光が観測されています」

田村博士が慌てて分析結果を報告した。

「これらの現象には、共通点があります。すべて、神格エネルギーの強烈な放射が検出されています」

ノア=セレーンの表情が険しくなった。

「我々の情報網によれば、十二柱の神々のうち、最も強力な三柱が動き始めているようです」

「最も強力な三柱?」アヤカが不安そうに尋ねた。

「戦神ヴァルハラ、滅神アポカリプス、そして創神ジェネシス」アルグ=ザルが重々しく答えた。「この三柱は、審判神とは比較にならない力を持っている」

レンの表情が引き締まった。

「どのくらいの力なのですか?」

「戦神ヴァルハラは、一つの大陸を一撃で沈めることができる。滅神アポカリプスは、惑星そのものを消滅させることができる。そして創神ジェネシスは、新たな世界を創造することができる」

一同に緊張が走った。

「しかし」レンが毅然と立ち上がった。「僕たちは引き下がりません。どれほど強力な敵が現れても、僕たちの信念は変わりません」

アヤカが頷いた。

「そうね。私たちは、自由のために戦っている。その信念があれば、どんな困難も乗り越えられる」

プラズマ族が激しく光った。

「恐怖に屈することはない!我々には、希望という最強の武器がある!」

クリスタリアンの集合意識が響いた。

『レンの覚醒により、我々の可能性は無限に広がりました。神々に負けるはずがありません』

アルグ=ザルが戦闘準備を始めた。

「ならば、戦おう。今度こそ、神々の支配を完全に終わらせる時だ」

ノア=セレーンが技術的な準備を開始した。

「全宇宙種族の力を結集します。神々との最終決戦に備えましょう」

覚醒の完成

その夜、レンは再び屋上に立っていた。星空を見上げながら、心の中で美咲と対話していた。

「美咲、僕は変わったよ。復讐のためではなく、愛のために戦うことにした」

風が吹いて、まるで美咲が答えているかのように感じられた。

「お兄ちゃん、私は嬉しい。お兄ちゃんが、憎しみではなく愛を選んでくれて」

「君の死は、無駄じゃなかった。君が教えてくれた愛の大切さを、僕は世界中に広めるよ」

「頑張って、お兄ちゃん。でも、無理はしないで」

レンは微笑んだ。美咲の声は幻聴かもしれない。しかし、その温かさは確かに心に響いていた。

「約束するよ、美咲。僕は、君が望んでいた平和な世界を必ず創る」

その時、空に光が現れた。三つの巨大な光の柱が、世界各地から天に向かって立ち上がっている。

戦神ヴァルハラ、滅神アポカリプス、創神ジェネシス。三大神の降臨が始まったのだ。

「ついに来ましたね」

ノア=セレーンが屋上に現れた。その顔には、不安ではなく、静かな決意が浮かんでいた。

「恐れてはいません」レンが答えた。「僕の中には、三種族の力と、そして何より、愛する人たちへの想いがあります」

アルグ=ザルも現れた。

「我も、もはや恐れはない。お前と共に戦えることを、誇りに思う」

アヤカ、田村博士、そして各宇宙種族の代表者たちも集まってきた。

「みなさん」レンが振り返った。「いよいよ最終決戦です。でも、忘れないでください。僕たちは、破壊のためではなく、創造のために戦うんです」

全員が頷いた。

「神々の支配を終わらせ、自由と平等の新しい世界を始めましょう」

レンの体が光に包まれた。その光は、もはや一人の少年のものではなかった。世界中の人々の希望、宇宙中の知的生命体の願い、そして愛する人たちへの想いが結集した、巨大な光だった。

「美咲、見ていてくれ」レンが空に向かって呟いた。「僕たちの本当の戦いが、今始まる」

三大神の光が空を覆い尽くす中、神殺し協定の最終決戦が幕を開けようとしていた。

しかし、レンの心には、もはや迷いはなかった。彼は神殺しの器ではなく、新世界創造の器として覚醒を遂げていた。

愛に基づく戦いこそが、最も強力な力であることを、これから世界に証明しようとしていた。

魂の覚醒を完了したレンと仲間たちは、人類史上最大の戦いに向かって、最後の準備を整えていた。



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