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誕生!冒険初心者

 さぁさぁやってきました冒険者ギルド。

 おっきいなー。石造りで頑丈だし三階位の高さはあるよ。早速立派な扉を開けて中に入る。ギルド内部は入り口から見て左から酒場、受付、素材売却口、素材買取口になっているみたいだ。

 まずは素材売却かな。


「すみません、素材を売却したいんですが」


「うん?あぁ、何を売るんだ?」


 広めのテーブルに持ってるスライムの体液が入った瓶をいくつか置く。


「あぁ、スライムの体液か。状態が良いな。一つ銅貨五枚ってとこだ」


「わかりました。お願いします」


 体液は全部で十本。一体で二つ分取れたからね。銀貨五枚かー、ちょっと良い装備買えそう。また武器屋さん行こうかな。せめて盾はもっとしっかりしたものに変更したいな。

 さて、今はやることの消化を優先、次は受付だね。受付の方では若い女の人に並ぶ男性冒険者の列が。隣の受付には背の高いお兄さんの前にこれまた並ぶ女性冒険者の方々。どっちも欲に忠実だなぁと思いつつ端っこであくびしてる若干…………いや、大分目付きの悪い受付嬢さんのところへ。


「すみませーん」


「んぇ?…………あぁ、何?」


「冒険者の登録をしたいのとパーティメンバーの募集があるか聞きたくて」


「なるほどね、ちょっと待ってな」




「ほい、ギルドカード。あんたは駆け出しだから鉄級(アイアン)だよ。それからパーティメンバーの募集の紙はこれ、無理に全部書かなくても良いけど名前と職業は必要だからね、教えな」


 ちょっと口が悪い受付嬢さんだけど仕事が出来る人みたいだ。隣で人気だった若い受付嬢さんより圧倒的に早い。

 名前と職業を受付嬢さん──名前はヒルダさんというらしい──に書いてもらう。これで募集は完了。後はヒルダさんが合いそうと思った冒険者に声をかけてくれるそうだ。


「後はそうだね。あんたサブの職業は持ってるかい?」


「サブ職業ですか?持ってないですね」


「ふぅん、じゃあここでやってくかい?『探索者』の職業ならすぐ与えられるからさ」


「いいんですか?ならお願いします!」


「あぁ、駆け出しなら特に『探索者』はいいだろ」




◆◆◆

名前・ウォルク  レベル3  所持ポイント10

種族・雑人種(ヒューマン)

職業・重戦士  サブ・探索者(New!)


HP(体力)200/200

MP(魔力)30/30

STM(スタミナ)65/65

STR(筋力)22

INT(魔法力)10

VIT(耐久力)30

AGI(俊敏)8

DEX(器用)15

MEN(耐性)25


アクティブスキル 剣術【重撃】 盾術【肩代わり】


パッシブスキル 防御力強化 家事上手【支援料理】 オートヒーリング 効果時間延長 サバイバルの心得(New!)


ユニークスキル 虚栄の主



装備

 右手 鉄の剣 STR+6

 左手 木の盾 VIT+5

 頭  なし

 胴体 冒険者の服

 腰  冒険者の服

 足  冒険者の服

◆◆◆



 おぉ、パッシブスキルが増えてる。正直どのスキルがどんな効果を持ってるかしっかりと見てないから後で確認しなくちゃ。


「新しくサバイバルの心得ってスキルツリーが手に入ったろ?効果としては魔物の痕跡とかが分かりやすくなんのさ。最近の奴らはもっと派手なサブ職業を望むけどねぇ」


「便利そうですね」


「スキル習得したらもっと便利になるさ。おすすめは一つ目と二つ目だね」


 おぉ、それは楽しみ。意外にも、ヒルダさんは結構親切に色々教えてくれる。ヒルダさん曰く、冒険者ギルドの二階には習得出来るスキルを記載した書物があるらしく、わりと多くの人が所持してるスキルツリーなんかはそれをみれば全部分かるそうな。

 僕のスキルは大体重戦士が持つ基礎スキルツリーなので是非その書物を参考にしてレベル上げしよう。

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