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それじゃあ、逆に漢字ばかり使う人はどうだろう

 短編にするつもりが、どうやら連載になっていたらしく、表題にあるとおりに書いていきます。

 本当は書くつもりがなかったのですが、連載とミスでも謳ったのですから、最低限の礼儀は果たすべきだと思ったので書きます。


 さて、前回は私は横文字ばかりを使う人の事を、無教養のイタい人達であると書きました。

 それでは逆に、漢字ばかりを使う人間、特に一般的ではない漢字や熟語を使う人達は、どのような人と言えるでしょうか?


 一般的ではない漢字や熟語といえば、少し難しくありますが、例示をしましょう。

 漢字としては『發』や『盥』などがあるのかなと思います。

 両方とも読めますかね?


 前者から『ハツ』と『タライ』なのですが……。

 前者は麻雀でしか使われているイメージがありませんし、後者に関しては大して一般的ではないだろうと思います。まあ、どちらも一応分かる物ですがね。


 それで次に、一般的な熟語の例としては二字熟語では『豊饒』、四字熟語では『夙夜夢寐』とかかなと思います。

 前者に関しては読みが『ほうじょう』意味合いとしては、豊かであるとかそういった、まあ字のまんまです。一応読もうと思えば、初見でも読めると思います。


 次に後者でありますが、適当な良い感じの例を探している中で見つけた言葉です。ちなみに言えば、私は読めませんでした。

 読み方は『しゅくやむび』です。私のパソコンでは漢字に変換が出来ません。

 さて意味合いとしては、一日中や寝ても覚めても思う、みたいな漢字です。


 さて、色々と並べましたが、分かり辛かったかなと思います。

 それも理由としては、一般的ではないからです。

 例えば、『私は夙夜夢寐でアナタを思っていました』なんぞ書かれても、字から何となくは想像できても意味は分からないでしょう。


 これでは伝えることは、中々どうして難しい。

 故にこれも無教養なのだろう、というのが最終的結論でしょう。

 字や言葉において重要なのは、あくまで物事を伝えることです。

 なのでその場合に相応しい言葉を用いることが出来ていないのであれば、それは伝える側の無教養と愚かさの証明です。


 なので、結局言えることは横文字を多用する人間と、難しい熟語と漢字を多用する人は、同じ種のイタい愚か者です。


 さて、しかしね、一応この難しい言葉を使うという人間でも、横文字で言うIT系の人と同様に例外は居るものです。

 それが、所謂純文学作家と言われるような小説家の方々です。


 近頃の小説家先生達は、基本的に簡単な言葉を使って、物語性に極振りをして居る人が殆どでありますが、一応は純文学は言語的な美しさも求められます。

 なのでその言葉選びとしての美しさのために、難しい言葉を選び、用いるという事はあります。


 ただ、その難しい言葉を選ぶばかりで、美しさを喪失したり、全く伝わらない文章を書くようであれば、本末転倒の愚か者ではありますがね。

これで本当に終わりです。

やはり二重チェックとかが必要なのかも知れません。

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