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SM79雷撃隊奮戦す!  作者: 飛行機マン
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サブスタンス作戦

1941年6月24日、イタリア軍の偵察機がトブルク向けの小さな輸送船団を発見した。1045、279飛行隊の2機のSM79がこの船団に魚雷攻撃を加えたが、命中した魚雷は無かった。2機のSM79は英274飛行隊のハリケーンに迎撃され、1機が撃墜された。乗組員は後にZ506に救助される。7月4日、4機のSM79がキプロス島ファマガスタで7000t級巡洋艦に2本の魚雷を命中させたと報告しているが、英側の記録では確認されていない。7日と9日にも再度ファマガスタを攻撃したが、戦果なくただ損傷して帰投した。

7月22~24日にかけて、英海軍はGM1船団のマルタ島への輸送作戦、サブスタンス作戦を行う。これに対して、イタリア側はサルディーニャ島から280、283飛行隊が、シチリア島から278飛行隊が攻撃を仕掛けた。7月23日の0910、283飛行隊から6機、280飛行隊から2機のSM79が船団を攻撃した。空母アークロイヤルのフルマー隊は、高空の爆撃隊(32及び51航空団からのSM79とZ1007計15機)と280飛行隊に引き寄せられたため、283飛行隊は低空から攻撃を開始した。6機中3機のSM79がフルマーに撃退されたが、残りの3機は雷撃を敢行した。1発は外れたが、1発が駆逐艦フィアレスに命中した。フィアレスは1055に味方の魚雷で自沈処分となる。1機のSM79が対空砲火により撃墜された。残る1機のSM79は巡洋艦マンチェスターに魚雷を命中させた。

この戦いで、アークロイヤルのフルマーは3機が撃墜され、SM79は1機が撃墜された。1620、280飛行隊の3機のSM79が巡洋艦マンチェスターと駆逐艦エイボンベールを攻撃したが命中しなかった。その後1645に283飛行隊のSM79四機が3機のフルマーに攻撃された。SM79は1機が撃墜され、1機が不時着(後に救助)、残りも損傷した。

1900、278飛行隊から4機のSM79が272飛行隊のボーファイターに攻撃されたが、ボーファイターは護衛のCR42によって撃墜された。

翌日、飛行隊は船団攻撃を継続した。0937、278飛行隊からまず1機のSM79が攻撃を仕掛けたが、失敗した。午前遅く、280飛行隊から3機のSM79が輸送船を狙って攻撃したが、命中しなかった。最後に、1730、280飛行隊の2機から発射された魚雷の一本がノルウェーの9351トンのタンカー、ホーフッドに命中した。

このサブスタンス作戦で、イタリア軍は敢闘したものの、物資は無事マルタ島へ届けられた。


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