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SM79雷撃隊奮戦す!  作者: 飛行機マン
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新たなる戦果

4月18日、281飛行隊は初の戦果を記録する。AN27輸送船団に加わっていたタンカー、ブリティッシュサイエンスを攻撃したのだ。このタンカーはまず、1230に279飛行隊のSM79二機と68飛行隊のSM79三機による攻撃を受けた。ブリティッシュサイエンスに1発の魚雷が命中し、速度が6ktしか出せなくなったため、同船は一隻でソウダ湾へ向かった。1428、負傷したブリティッシュサイエンスに向かって281飛行隊と279飛行隊から各1機のSM79が攻撃を仕掛けた。281飛行隊からの一機が魚雷を命中させ、ブリティッシュサイエンスの撃沈に成功した。しかし、イタリア側も無傷とはいかなかった。ブレニムIF一機に迎撃され、1機が撃墜、1機が被弾した。イタリア側も撃ち返し、ブレニムIFは被弾、クレタ島に不時着する。また、68飛行隊の3機は2機のフルマーに襲われ、3機とも被弾した。

同日の1820、279飛行隊の2機がイギリス地中海艦隊を攻撃しようとしたが、フォーミダブルからのフルマーに迎撃された。フルマーは20分もSM79を追跡し、1機を損傷させた。しかしながら、SM79の攻撃もフルマーに命中した。フルマーは着艦の際にフォーミダブルのフライトデッキに衝突し、海に投げ出された。パイロットは助かったが、無線士は助からなかった。

4月20日、281飛行隊のSM79がAS26船団を攻撃した。魚雷が命中したと報告されたが、英側の記録では命中していない。この機は再度ブレニムIFに迎撃されたが、ブレニムは弾切れを起こしたために引き返した。SM79は2か所被弾していた。

4月21日、1650と1725に278飛行隊のSM79が1機ずつ離陸した。再度AS26船団を攻撃するためである。うち一機が6000トン級に1発の命中を報告したが、英側の記録では命中していない。戦闘での損害はなかったが1機が帰還に失敗し、行方不明となった。

5月8日1245、280飛行隊の5機のSM79がアレキサンドリア向け輸送船団であるWS8(タイガー作戦)を攻撃した。この輸送船団は、295台の戦車と、53機の未組み立てのハリケーンを積んでいた。スパルビエロの編隊は、8機のフルマーと対空砲火の応酬を受けた。まず、1機のSM79に砲弾が命中し、魚雷を投下するとほぼ同時に海中に激突した。さらにもう1機が1300にフルマーの追撃を受けてガリテ島の付近に不時着水した。さらに2機がフルマーの攻撃により被弾した。イタリア側も撃ち返し、ハリケーン一機の不確実撃墜を報告している。WS8は1910に再度、278飛行隊の3機のSM79に攻撃された。魚雷はレナウンとアークロイヤルを狙ったが、命中しなかった。2機のフルマーが迎撃したが、攻撃を阻止できなかった。SM79一機が対空砲弾の破片で損傷したが、全機が無事に生還した。更に2245にもう1機がクイーンエリザベスめがけて攻撃したが、魚雷は命中しなかった。

同日、1825、281飛行隊は別の目標を攻撃した。AN30船団である。3機とも対空砲火に被弾したが、4998トンのイギリスのモーター船、ローンズリーに魚雷が1本命中した。ローンズリーは一時退避したが、12日にドイツ軍の爆撃機により撃沈される。

5月20日、281飛行隊から2機のSM79がイギリス海軍のフォースCをクレタ島南東で攻撃した。イタリア側は1万トン級巡洋艦に魚雷が命中したと報告したが、実際には命中していない。SM79は対空砲火で1機が損傷した。


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