心を
心を
書きたい
本物の心を
書いてみたい
なんの疑いもない
澄み切った
心を
描いてみたい
誰にも
邪魔されない
心を
描いてみたい
そして
心の中に
潜り込んで
泳ぎ回りたい
心の隅々まで
なにが
見つかるかは
自分しだい
いったい
どのくらいの
広さなんだろう
心は
果てから
果てまで
覗いてみたい
心の姿を
でもね
見つからないと
思うんだ
心って
いつも違うから
はっきりと
正体は
見せては
くれないと
思うんだ
それでも
心を
見て
心を
書きたい
人間に
生まれたがら
人間の心を
見つめていたい
気の向くままに
心の姿を
さて
見つかるかな
心の姿は