手っ取り早く成長しました。
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異変が起きたのは魔法の練習を始めて1週間ほど経った時だった。目を覚ますといつもと何かが違う気がした。ふと、自分の体を見た時に驚き、歓喜した。何故かと言うと…
朝勃ち…では無く。体が大きくなっていた。赤子から小学生低学年ぐらいのサイズになっていた。魔族って凄いなとシミジミ思った。
俺が大きくなった体の感覚をチェックしていると、パチパチと拍手の音が鳴った。拍手の音の方に顔を向けると、そこに居たのは…
「おめでとうございます。坊っちゃま。流石は坊っちゃま。赤子から一気にそのサイズまで大きくなった者を初めて見ました」
「ありがとうアナスタシア。予想より早く成長できて最高の気分だ。これも全部アナスタシアのおかげだな。結婚しよう」
「お断りします。そもそも、その成長速度の速さはおそらく、坊っちゃまが独自に考え実行した魔力循環強化訓練のおかげでしょう」
「あやっぱり?そんな気はしてた。いや〜思いつきだったけど上手くいって本当良かった」
「あんな方法があったとは、かなり驚きました。…坊っちゃまなら本当に私に届くかもしれませんね」
「ああ、もちろんだ。必ずアナスタシアより強くなって、戦って勝って最低でも1ヶ月は朝昼晩ヤりまくってやるからな。股を洗って待っておけよ」
「フフフ、楽しみにしてますよ。さて、体も大きくなったので魔法の訓練は今日から戦闘魔法訓練にしましょうか」
「当然だ!やっと本格的な戦いを学べるのか!燃えてきたぜ。っとその前に」
「?」
俺は今全身を見ることが出来る鏡の前に立っている。おお!なんだこのワイルドイケメン!誰これ、俺だ!金髪、黒い瞳、そして何よりワイルド風なこの顔!素晴らしい。
「素晴らしい。この顔があればヤりたい放題だな」
「喋るとせっかく顔で寄ってきた女が逃げますよ?」
「逃げる相手は捕まえてヤればいいだけだ」
「まるで山賊ですね」
「おお、やっぱそういう奴らは居るのか?」
「当然です。魔族は少ないですが、人間の山賊は腐るほどいますね」
「そいつらは今の俺より強いか?」
「個人の戦闘力で言うなら、山賊の中で坊っちゃまより強いのはおそらく両手の指ぐらいかと、所詮は人間ですからね。ただし、勇者や賢者、聖女や聖騎士は今の坊っちゃまより遥かに強いのでご理解ください」
「ああ、分かっている。今の俺は魔法が使えるだけの戦闘経験の無い弱者だからな」
「ご理解いただけているようで安心しました。では、そろそろ新しい訓練をしに行きましょうか」
「ああ、そうだな。行くとするか」
という訳で俺はアナスタシアと共に訓練所に入る。そこで俺達を待っていたのは…
「アナスタシア様おはようございます〜おやおや〜?横に居る年中エロいことを考えてそうな子供は、もしかしてライガ様ですか〜?」
「おはようルーナ。ええ、そうよ。年中腰を振ることしか考えてなそうな子供は坊っちゃまよ」
「…お前らの気持ちは良く分かった。絶対ヤりまくってヤる。お前らがもう許してって言ってもヤり続けてヤるからな。それにしても、ルーナは良く気づいたな」
「あはは〜それは怖いです〜気づくのは当たり前ですよ〜この城に居る子供でその魔力量はライガ様かエリカお嬢様ぐらいですからね〜」
「なるほど、納得だな」
「それに坊っちゃまからは精臭がしますからね。女なら誰でも気づきます。鼻が曲がりそうなのであっちいってください」
「まだ精通してないのにそんな匂いする訳無いだろ!決めたぞ!いつかお前の鼻にもぶち込んでやる‼︎」
「あはは〜相変わらず仲が良いですね〜」
「…この会話を聴いて何故そうなる…」
「胸にばかり栄養が行き過ぎて頭がパァなんでしょう」
「奇遇だなアナスタシア。俺もそう思った」
「あはは〜2人共酷いです〜」
何故訓練所にルーナが居るのかと言うと、お守り兼監視役だ。お守りは分かるが何故監視役も?俺のエロ防止?と俺が両親に聞くと、それもあるがアナスタシアから俺を守りながら逃げるためと言われた。
アナスタシアは信用されて無いの?と聞くと、信用はしているが気分屋な所があるから気は抜けないらしい。そもそも、俺みたいな台詞を吐いた奴は大抵死ぬか、体の何所かが無くなっているらしい。例外は俺を入れて5人らしい。ちなみに、俺以外の4人は全員半殺しにはされたらしい。流石だなと思った。
「ライガ様が成長なされたと言うことは〜これからは戦闘訓練になるんでしょうか〜?」
「ええ、そうよ。それと、魔法も使うから今日からは訓練の余波で怪我もしくは死ぬかもしれないと見学してる者達に伝えてもらえるかしら?」
「わかりました〜伝えてきます〜」
「ありがとう、助かるわ。では、坊っちゃま。準備運動をしましょうか」
「分かった」
ルーナが見学者達に伝えに行ってる間に体をほぐしておく。ちなみに準備運動しているのは俺だけだ。アナスタシアは椅子に座って紅茶を飲んでる。この世界の食は地球にかなり近い。食を広めたのは昔の魔王だ。よほど食にうるさい魔王だったのか色々な食べ物を広めたようだ。もちろん、この世界特有の食材や食べ物もある。食べる時が楽しみだ。
俺がこの世界特有の食べ物に思いを馳せていると、ルーナが帰ってきた。
「お待たせしました〜皆さんに伝えてきましたよ〜」
「分かったわ。ルーナは紅茶でも飲んでゆっくりしてなさい。さて、始めましょうか、坊っちゃま」
「わかりました〜危なくなったら止めますからね〜」
「ああ、いつでも良いぞ」
ルーナが紅茶を飲み。俺とアナスタシアは3メートルほど離れて向かい合う。魔力を解放し臨戦態勢に入る俺。それに対しアナスタシアは自然体。アナスタシアからは全く魔力を感じない。これはアナスタシアが魔力を完全に隠しているからだ。
相変わらず凄い女だと実感する。魔力を完全に隠すなど、人間で言うとオナラを我慢し続けいるようなものだ。ちなみに魔族は人間で言うトイレをあまり必要としない。子供の頃までは使うが大人になると体や胃の中の物を栄養と魔力に変換することができるからだ。つまり!充分成長したアナスタシアとルーナなどはトイレに行かない。否!必要ない!!!
本当に素晴らしい。魔族万歳!あと各種族の強者達も同じことができるらしい。なんて素晴らしい世界なんだ。アニメのような美女、美少女、美幼女が存在し、トイレもしない(一般的な美幼女はしてる。ちなみに現在エリカはしていない。トイレは赤子で卒業したらしい。)、オナラもしない、目糞鼻糞も無い、まさに完璧!
この目の前の完璧美女達と、いつかヤれるかと思うと色々と漲ってくるぜ。そんなことを思っていると…
「…何やら、いやらしい視線を感じます。相変わらずですね。坊っちゃま」
「照れるじゃねぇか」
「…まあ良いでしょう。さて、これから戦闘魔法訓練を始めます。優しい、厳しい、半分死にそう、どれが良いですか?」
「…当然半分死にそうだな」
「フフフ、本当に良いんですか?もしも、死んだら女を抱けないんですよ?」
「フッ死んだら所詮その程度の男だったと言うことだ。それにこれは訓練だ。殺し合いじゃない。お前は上手くやってくれる。そう俺の勘が言ってる」
「……わかりました。では、半分死にそうな訓練をしてあげましょう。手元が狂って死んでしまっても恨まないでくださいね?」
「ああ、当然恨む。恨みまくってゾンビでも、何にでもなってヤりにいくから覚悟しとけよ」
「…フフフ、良いでしょう。その時は何度でも殺してあげましょう」
ここは異世界、強くなることに妥協しては幸せにはなれない。自分の意思を貫くなら誰にも負けない力を、大切な家族を守り悲しませたくないならそれらを振り払う力を、愛する女達を奪われたくないなら奪おうとするものを超える圧倒的な力を、俺は手に入れてみせる。
「坊っちゃまの決意しかと受け止めました。まさか女を抱けないまま死んでも良いなんて言葉が坊っちゃまから出るとは思っていませんでした。坊っちゃまから性欲を取ったら何も残らないと思っていたのは間違いだったようですね」
「…え?…待てアナスタシア、上手くやってくれるよな?」
「性欲以外を持っていた坊っちゃまにご褒美です。私の力を少しだけ見せて、感じて、味わって頂きましょう」
「ちょっ待て!何か嫌な予感が……⁉︎⁉︎これは⁉︎」
「さあ、坊っちゃま。死にたく無ければ死ぬ気で頑張ってくださいね」
「⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」
「うわ〜これは凄いです〜皆さーん速やかに退避してください〜」
「⁉︎⁉︎退避ーー!」×大勢
「ルーナ!ヘルプ!!!」
「ライガ様頑張ってくださいです〜本当に危なくなったら助けてあげます〜…たぶん」
「え⁉︎今最後何て言った⁉︎⁉︎ってうおぉぉ⁉︎危ねぇ⁉︎…死ぬかと思った…」
「フフフ、今のを避けましたか、では、これならどうですか?」
「⁉︎⁉︎…フッ、死んでたまるかーーー!!!」
訓練が始まってからのアナスタシアの顔は、それはそれはとても良い悪魔的な笑顔だった。俺は半殺しにされながらも生き残った。…ルーナは1度も助けに来なかった…あいつはいつか愛パイを使った物凄いプレイをしてヤると心に誓った。
ちなみに、俺が半殺しにされた後、エリカが駆けつけ俺の姿を見て激怒してアナスタシアに襲いかかったが半殺しにされた。あれは訓練だからとエリカを必死に説得(色々)してようやく納得してくれた。そして、2人でアナスタシアを不意打ちしたりしたが余裕で半殺しにされた。
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