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大事なことを忘れていた…無念だ…

うおぉぉぉぉ!ブクマ登録ありがとうございます!エタら無いよう頑張ります!ではでは本編をお楽しみください。

「…う〜ん……?…!!」


目を開けると横に美幼女が寝ていた。この展開どこかで…!部屋を見渡す…良し、アナスタシアはいないな。ニヤリ。どうやら俺は朝食を食べて寝てしまったようだ。んで、寝た俺を部屋のベッドに寝かせ、エリカが添い寝してるという訳だ。


…さて、男の責務を果たすとしよう。俺はエリカの顔と体を触ろうと動きだす。すると…


「そういうことはまだダメと言ったはずですよ。坊っちゃま」

「⁉︎……」


…馬鹿な…俺はさっき確かに部屋を見渡した。扉が開いた音も足音すらも聞こえなかった。まるで…


「アナスタシア、いつからそこに居た?」

「もちろん最初からです」

「最初から?それはつまり…」

「はい、坊っちゃまが目を覚まして部屋の中を見渡して、私が居ないと思って気持ち悪い顔をしてエリカお嬢様に触ろうとしてた所まで全て見てました」


マジかよ…じゃあ俺はアナスタシアを認識出来ていなかったとでも言うのか?いや、そんなはずは無い。何かカラクリがあるはずだ。てか、気持ち悪い顔とは何だ!絶対いつかヤってやる。


「俺が部屋を見渡した時にアナスタシアを見つけられなかったのはどういう訳だ?」

「フフフそれは見た方が早いかと、坊っちゃま私を良く見ててください」


そう言われ俺はアナスタシアをジッと見つめる。相変わらず美人だ。黒のロング、黒い瞳、胸はC〜D、キリっとした感じの目、スラリとした手足、モデルのような…いや比べること自体間違っている。格が違う。美しいとかそれ以前に生物として違う気がする。そんな風に思っていると目の前に居たアナスタシアが…消えた…


「⁉︎⁉︎」


キョロキョロ


ありえない。目の前で消えたのもそうだが、部屋を見渡してもいないし、扉の開け閉めの音すらない。だが、わかる。この部屋に居る。そんな気がする。


「……そこか!」


首を動かして気配?がした気がした方に顔を動かした。しかし、そこにアナスタシアは居なかった。


すると、どこからかパチパチと拍手の音が聞こえた。


「…驚きました。今のを赤子の坊っちゃまが気づくとは…フフフ、ますます面白い方ですね」


どこからか声が聞こえるが姿が全く見えない。何これホラーかとツッコミたい。


「…降参だ。アナスタシア姿を見せてくれ」


俺がそう言うと目の前にアナスタシアが現れる。


「フフフ、もう少しムキになるかと思いましたが、良い判断ですよ。坊っちゃま」

「…念のために聞くが、それはスキルってやつか?」

「フフフ、坊っちゃま分かってて聞いてるでしょう?」

「ちっ、やっぱ違うか、とするとやっぱり…」

「はい、ただの速さです」


俺はそれを聞いて改めてアナスタシアとの差を実感する。つまりアナスタシアは俺の目で全く追いきれない程の速さで部屋の中を物も壊さず、音も立てず動き回っていたのだ。何て奴だ。アナスタシアとヤるのはまだまだ先だなと思った。てか、それよりも。


「何でそんなことができる奴がメイドをしてるんだ?」

「……ただの戯れです。リリーとラインバルトが恋仲になり、リリーが孕んだと聞いてあの2人の子供はどんな感じの子になるのかと興味が湧いたので、メイドとしての仕事をする代わりに子供達と触れ合って良いとなり、今に至る訳です」


戯れだと⁉︎ということはこいつが飽きたらどっかにいってしまうと⁉︎ヤバイ‼︎ヤバイぞ‼︎流石にすぐにアナスタシアを屈服させるなんて出来る気がしない。どうしようかと悩んでいると…


「それよりも…エリカお嬢様はいつまで寝たフリをしているつもりですか?」


エリカ…やっぱ起きてたんだな。そんな気がしてたぜ。


天使のような寝顔から不満気な顔をして起き上がると…


「アナスタシア、この子に気があるの?」


⁉︎⁉︎いきなり何言ってんだエリカ⁉︎え⁉︎マジで⁉︎いつの間にかアナスタシア攻略してたのか!


「いいえ。全く」


…ですよね〜


「じゃあ何でそんなにこの子と喋ってるの?ママとパパ以外にアナスタシアがこんなに喋ってるのは私見たこと無いんだけど?」

「……」


エリカの言葉にアナスタシアが無言になる。これは…ワンチャンある?ニヤニヤして思っていると…


「…エリカお嬢様が坊っちゃまに抱く感情は私にはありません。…ただ…何故か坊っちゃまとは、ああいう感じに接した方が良いと私の中の何かが囁くんです。それが何なのか私にもわかりません」


…珍しく真剣な声でアナスタシアが答えた。てか、この感じ女神白雪と被るんだけど…前の人生の時に会ったけ?いや、そんなはずは無い。女神白雪とアナスタシアに出会っていたら全財産+借金してでも貢いでいただろう。


「…ふーん、そう言うことなら別に良いわ。ただし、私より先にこの子とエッチしたら殺す。絶対殺す。殺すったら殺す」


エリカから物凄い殺気が放たれる。空気が重く感じる。向けられていないはずの俺ですら体が震える。そんな殺気を向けられてるアナスタシアはというと…


「フフフ中々良い殺気です。ですがまだまだです」


全く怯える様子も無く平然としていた。


「ちっ‼︎相変わらず嫌になる程の差ね」

「それが分かるだけエリカお嬢様は伸びます。私に届くその時を楽しみにしてますよ」


エリカの殺気が無くなり空気の重さが戻った。ふぅ〜ビビったぜ。頼むから俺の近くでバトらないでくれ。今の俺では余波だけで死ぬ気がする。


「……」

「……」

「……」


あ、なんか3人共無言になってしまった。こういうのほんと気まずい。どうしようなんか話のネタ無いかなと考えてると…


コンコン


「⁉︎」

「⁉︎」

「私が出ましょう」


ノックに驚く俺とエリカに対し、アナスタシアには大した反応は無く扉に向かっていく。驚くアナスタシア見たかったな…


アナスタシアは扉の外の相手との話しが終わったのかこちらに戻ってきた。


「ラインバルトが帰って来たようです。食堂でリリーと一緒に待っているそうなので参りましょう」


どうやら帝国軍3万とバトった(魔将&兵と一緒に)魔王な父親が帰って来たようだ。ああ‼︎しまった⁉︎⁉︎……女捕虜とかをおねだりするの忘れてた…無念、くっころはまた今度だな。てか、今の体ではどっちにしろ無理だったか…早く大きくなりたい…色々と…


まあ今は戦場帰りの父親を労ってやろう。今の赤子の状態中に死なれたら困る。今死なれたら魔王の息子の権力で女の子達にウハウハ計画が台無しだ。そんなことを思いながら俺はエリカに抱っこされながら食堂に向かった。



読んでくれてありがとです!評価&ブクマ登録してくれると嬉しいです!活動報告も書いてるので良ければ見てください。次話投稿は未定です。

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