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第3話

本日で3話目。

3日坊主の屍を超えて見せる。

 俺の前に現れたのは30センチ程の大きさの青い光を放つ球体状の水晶。

 これはダンジョンコア。

 俺がこの危機的状況を乗り越える為に造りだした正義のヒーロー。


 残りDP650


 更に俺は自分を中心に周り1キロを領域化。

 これで残りDP640。

 急ぎダンジョン作成。

 俺の身体の真下に巨大な縦横10メートル程の深さの落とし穴を作成。50DP消費。

 突如消える地面に抵抗なく落下していく俺の龍の身体。【浮遊】スキルを使い落下速度を軽減しながら地面に着地。着地して真っ正面に100メートル程の通路を作成。30DP消費。

 残りDP560。

 出来上がった通路に急ぎ入っていき、通路が終わったあたりで縦横50メートル拡張。25DP消費。

 拡張が終わり、広がった部屋と先ほど通ってきた通路を塞ぐ大きな鉄の両開き扉を作成。100DP消費

 

 そして一息つく。

 猛スピードで作成した避難用ダンジョン。

【龍眼】の旦那で狼ゴリラを覗き見たところ、驚きで固まっているようだ。

 当たり前か、ダンジョン作成からこの部屋に避難まで1分ちょいしか、掛かって居ないのだからな。

 

 取り敢えず現在のステータスを確認するか大夫ダメージ食らったからな。



 ◇◇◇

 

 名前 ゼロ・インフィニティ

 種族 ダンジョンマスター(吸血龍)

 レベル 1


 体力 7500/25000

 魔力 32000/32000


 筋力 5000

 耐久 7800

 俊敏 4800

 運  80


 スキル

【吸血レべル1】【龍眼レベル1】【眷属化レベル1】【再生レベル1】【龍燐レベル1】【幻術レベル1】【覇運】【浮遊】


 称号

【転生者】【豊作の神フレイアの加護】


 現在使用可能DP435

 ダンジョンコア数 1

 ダンジョンサービス 使用してません


 ◇◇◇


 うわー、大分削られたな。マジで死ぬかと思った。

 だが、安心している場合じゃない。

 今現在このダンジョンは10メートルの深さがある大穴の入り口と一本の100メートルの通路、そして俺とダンジョンコアがいるこの大部屋のみ。

 ここに逃げ込んだところで狼ゴリラが諦めて帰ってくれるわけは無いだろう。

 残りのDPで如何にかしてこの窮地を乗り越えなくてはなら無い。


 そこで俺はダンジョンサービスをしようする。

 ダンジョンコアに人工知能を付属させる。


《おはようございます。マスター》


 よし成功だ。

 ロボットチックな喋り方だが、それはそれでいいだろう。

 先ず、ダンジョンについての解説を聞くとしよう。

 まだ、狼ゴリラの群れは穴を覗いているだけのようなので。


《ダンジョンマスターとしての仕事を説明いたします。

 先ず、ダンジョンコアを生み出し領域化した場所にダンジョンを造りだし魔物やトラップなどを設置するそれだけです》


「大雑把だな、おい。まあ、分かりやすいけど。

 質問だ。ダンジョンポイントはどうすれば増える?」


《解。ダンジョン化した領域内で死亡したあるいは侵入した者のレベル、強さに応じたポイントが入手できます。死亡したさせた方がより多くのダンジョンポイントを入手することが出来ます。侵入者からは1時間あたりでダンジョンポイントを入手可能です。

 現在、ダンジョン領域内に35体の侵入者がいます。今から1時間後には1万DP程手に入ります》


「おおいいな。そんなに入るのか。って事は狼ゴリラの群れ全員同じぐらいのレベルという訳だな。厄介な。この窮地を乗り越えるにはどうしたらいい?」


《現在のDPで召喚可能な魔物を呼び出すかマスターが攻撃系スキルを覚えるかです。罠などでは倒すことは不可能だと断言できます》


「自分で倒すか、奴らに勝てる魔物を呼び出すかの2択か。現在のDPで強力な魔物はいるか?」


《現在の435DPで召喚可能な強力の魔物は2体。ただし現在領域内に居る魔物には100パーセント勝てません》


「だよね。では、俺が習得してものになりそうなスキルでDP消費が少ないスキルをリストアップしてくれ」


 素早くリストアップされたスキル覧を確認。


【火魔法レベル1】 5DP

【水魔法レベル1】 5DP

【風魔法レベル1】 5DP

【土魔法レベル1】 5DP

【ブレスレベル1】 10DP

【咆哮レベル1】 10DP

【闇魔法レベル1】 20DP

【光魔法レベル1】 20DP

【龍の逆鱗】 1万DP



「ちょっと待て、どうして1万DPもするスキルが入っているんだ?」


《後45分後に1万DPを習得できるからです。賭けになりますが》


 確かに45分までここまで来ないでDPだけ頂きそしてスキルを習得し殲滅という手はある。

 だが、来ないという保証はどこにもない。

 賭けに出るか如何するか。

 それに、安いDP消費で攻撃スキルを手に入れたとしてもレベル1じゃ如何し様も無い。ダメージが通らなければ意味がないんだ。


 まあ、ないよりましかな?


「取り敢えず全部のスキルを習得」


《了解しました。【龍の逆鱗】以外のスキルを習得。残りDP355です》


「そういえば【龍の逆鱗】はどういうスキルなんだ?賭けてまで入れたという事はそれ相応のスキルという事だろう?」


《【龍の逆鱗】は龍族のみ使用可能スキルで、ステータスを5倍します。更にスキルレベルを3段階伸ばすことが出来るスキルです》


 強くね?

 確かに賭けに出てまで習得したいスキルではあるな。

 ん?そういえばダンジョンマスターだからこうしてポンポンスキルを習得しているが他はどうやって習得しているのだろうか?


《それには私がお答えしましょう。スキルを習得するのはスキルロールというスキルが記された羊皮紙を手に入れるか、スキルの取得条件を満たす行為をすればスキルを手に入れる事が可能です。

 スキルロールはDPで交換するスキルと同じだとお考え下さい》


「成程な。軽く俺の心を読み取っている事について説明を願いたいところだが、まあ、そこは後でじっくり聞くとしよう」


《マスター残り30分でDPが習得できます。それと、侵入者たちがゆっくりとですが大穴に侵入してきています》


「くそ!もうきやがったか。それでも大分時間がかかったみたいだが。この広間までの通路に落下する天井を通路全域に設置」


《設置完了しました。ですが今のでDPが残り50となりました》


 残り50DPか。

 落下する天井で狼ゴリラどもを潰し殺せればいいがまあ、無理だな。足止めが精いっぱいだろう。

 

 もう一度ステータスを確認するか。


 ◇◇◇

 

 名前 ゼロ・インフィニティ

 種族 ダンジョンマスター(吸血龍)

 レベル 1


 体力 13200/25000

 魔力 32000/32000


 筋力 5000

 耐久 7800

 俊敏 4800

 運  80


 スキル

【吸血レべル1】【龍眼レベル1】【眷属化レベル1】【再生レベル1】【龍燐レベル1】【幻術レベル1】【覇運】【浮遊】【火魔法レベル1】【水魔法レベル1】【風魔法レベル1】【土魔法レベル1】【ブレスレベル1】【咆哮レベル1】【闇魔法レベル1】【光魔法レベル1】


称号

【転生者】【豊作の神フレイアの加護】


 現在使用可能DP50

 ダンジョンコア数 1

 ダンジョンサービス ダンジョンコア01に使用中


 ◇◇◇


 体力は【再生】スキルにより大分回復してきたな。肉体的にはダメージは無いように見えて体力ゲージは減る。まさにゲームだ。

 

「後どのぐらいでDP習得できそうだ?」


《20分程です》


「長いな。これ程長い20分は無いな」


 さて、後は神頼みってわけか。

 いや【覇運】先輩ならきっと何か起こしてくれるはずだ。

 

《マスター。侵入者が落とし穴底まで到着しました。物凄い速度で通路に向かってきます。

 落下天井の作動を確認。6匹程罠にかかりましたが軽症です。

 現在落下天井が道を塞いだお蔭で侵入者を足止めして居ます。ただし持って5分程でしょう》


 マジで、ピンチだなこれ。

 何か何かないのか!


《マスター。我々にも運が来たようです。

 丁度いいタイミングでダンジョンマスター限定格安DPで出来る高難易度の魔物ランダム召喚1回限定50DPが開催されました》


【覇運】先輩来たー!!

取り敢えず書きあがり次第投稿します。

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