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第1話

ダンジョン運営物の小説を探していたが自分好みの作品があまり見つからず、ならいっそ自分で書いちゃおうかという事で書いてみました。


作者は3日坊主。

だが諦めない心が大事っという事で続けたいが続くか分から無いけど読んでください。




 白く輝く空間。そこに俺は佇んでいた。

 この場所が何処なのか何となく理解は出来る。そして、俺がどうしてここに居るのかも。


「……へぇ、この場所に来ても驚かない人間は君が初めてだよ。じゃあ、この場所が何処なのか君の答えを聞かせてよ?」


 最初からそこに居たかのように表れた麦藁帽子を被った少女。金髪蒼眼の白ワンピースの似合う子が俺の目の前に居た。

 少女はまるで俺の心を読んだかのように話しかけてきた。いや、俺の予想通りなら本当に心を読めるのだろう。

 

「ここは天国または輪廻転生する場所ではないですか? あなたは神様」


 自信を持って告げる。俺にはこの場所が何処なのか確信を持っていた。 

 そしてこの場所に居る理由も―――。


「おっ! 正解正解大正解!! ここは輪廻転生をする為の空間。そして、この空間から君は新しい人生を踏み出すのです!

 ……それで? どうして君は此処が輪廻転生の空間だと気づけたのかな?」

「何故と聞かれると、ここ小説やアニメで出てくる設定に似てますもん。それに自分が住んでいたアパートにタンクローリーが突っ込んできたのが見えましたからね、あっ死んだ。と思ったらここに居ましたから」


 住んでいたのは二階建てのアパートの一室。六部屋ある内の一階真ん中の部屋が住居だった。

 休日の昼間からネット小説を読みながらコンビニで買った期間限定佃煮味噌ラーメンが出来るのを三分待っていた。天気が良くカーテンを開け外の景色がよく見える状態の時にタンクローリーが突っ込んでくるのが見えた訳だ。大通り沿いのアパートだったからいつかはこうなるとは思ってたけどタンクローリーかよ……とはなった。

 はぁ、佃煮味噌ラーメン食いそびれたなぁ。


「……何か君、死んだのに軽いね? まあ、そういう人もたまに居るんだけどさ。

 

 さて、君には二つの選択肢がある。一つはこのまま地球に転生する事。もう一つは小説のような異世界に転生するかどちらを選ぶ?

 ちなみに地球の場合何に転生するかは分からないと言っておくよ」


 最初から決まっているけど、最後の一言、地球を選ばせる気ないでしょ……。


「異世界転生でお願いします」

「了解だよ。ボクが最後言わなくても決まってたみたいだけど。どうして君たち日本人は異世界転生を望む人が多いのかな? やっぱり小説の影響かな」

「まあ、そうですね。ネットを開けば直ぐに異世界に旅立てると思える程には異世界物の物語があふれていましたからね。それこそ何百何千何とそれを書いているのは異世界に夢を持つ日本人たちですから」


 まあ、俺もその一人なんだが。


「成程ね。それじゃ、君の転生先決めようか」

「その言い方ですと沢山あるように聞こえますね」

「あるよ沢山。それこそ星の数の世界がね。多すぎて困るから希望があるなら聴くよ?」

「そうですね。それならゲームのようにステータスが在り、他種族が存在し、魔物が蔓延る世界がいいですね。街並みや世界観は中世レベルがいいですね。我が儘言うなら食事や生活水準が現代ほどではなくてもある程度高ければ」

 

 出来れば他の人と被らない場所なら最高だ。他の転生者がいると絶対に知識チートしてるはずだからな。俺ならするし。


「注文が多いいね~。う~ん。あっ一件ヒットした。世界の名は【ゴルセア】七柱の神が管理する世界だね。要望通りステータスがあり数多の種が存在し、それと共に魔物という地球の動物などの人以外の生物を魔物と呼ぶみたいだね。因みに転生者は居ないよ」

「その世界でお願いします」

「なら、この世界に合わせて君をカスタマイズしようか?」


 何だろう? 肉体改造でもするのだろうか?

 

「まあ、そんな感じ。地球の肉体じゃ世界の壁は超えられないからね。

 先ずは、種族を決めようか。あ、これ種族リストね」


 六法全書程に分厚い紙束を渡される。

 紙束には種族一覧とその説明が記されてる。




 人間

 仙人

 魔族

 獣人

 海人

 巨人

 小人

 妖精

 精霊

 竜

 龍

 悪魔

 天使

 etc.





 種族多いな。しかも獣人の欄に猫、犬、鼠、豚、鳥、etc.などの獣人族の名に何種とか細かく書かれている。魔族もしかり。

 迷うな~。何を選ぼうか?


 ペラペラと紙を捲っていくと俺はあるページで手を止めた。


「ん? 決まったのかな? どれどれ? ふんふん面白い種族を選んだね。いいんじゃない? ()()()()()()()()()


 ダンジョンマスター。


 世界各地に迷宮を突然造り出し宝や魔物を生み出すダンジョンの主。その姿は千差万別。

 ダンジョンマスターには三つの力がある。


 一つ目はダンジョンポイント

 ダンジョンポイント略してDPはポイントを使い、消費量に見合ったものを召喚、設置、創造することが出来るポイントの事だ。


 二つ目はダンジョンコア

 ダンジョンコアはDPを消費することにより生み出せる。ダンジョンコアを心臓にダンジョンを造る事が出来るダンジョンマスターにとって重要なものだ。


 三つ目はダンジョンサービス

 ダンジョンサービスとはダンジョンマスターを支える人口知能の事で、ダンジョンコアに人工知能を取り付けダンジョン運営のサポートをしてもらう能力だ。


 この三つの力を使いダンジョンを運営するのがダンジョンマスターという種族みたいだ。

 



「調べた限り、現在この種族は四人程しかいないみたいだよ? 君を入れたら五人だ。ゴルセアではダンジョンマスターは嫌われてるようだね。突然ダンジョンを造り住民に迷惑をかけまくってるみたいだ。その所為で見つけたら即討伐が常識みたい。ただ、ダンジョンマスターは見た目が他種族と同じだから、見つける事は出来ないみたいだね」


 ダンジョンマスターは嫌われてるらしい。正体がバレたら即討伐とは扱いがGと同じなのだが?

 嫌われていてもダンジョンマスターになるのは諦めないが。

 俺はネット小説の中でダンジョン運営者が一番好きだから、そういう機会があればやりたいと思っていたんだ。

 

「君がいいならいいと思うよ。

 それじゃダンジョンマスターとしての種族を決めようか」


 ダンジョンマスターとしての種族。

 ダンジョンマスターの見た目は先ほど神様が言っていたが他種族の姿をしている。つまり人間という見た目の種族ダンジョンマスターになる。しかもダンジョンマスターとしての能力とその種族の能力を扱えるというチート種族だ。

 ま、ダンジョンマスターは突然変異で生まれる感じみたいだから、好きに姿を選べる俺は正しくチートだな。

 

 姿は種族一覧の中で気になっていた種族にする。


「アハハハ、本当に君は面白い人間だね。まさか二番目に嫌われている種族を選ぶなんてね。【吸血龍】、最強種の龍と吸血鬼との間に生まれた最強で最悪の存在。龍と吸血鬼の特徴を併せ持つとんでもなく危険な種族。こちらもダンジョンマスターと同じく世界に四人だけだね。五人目だけど」


 また嫌われものか。

 でも吸血龍カッコよくね?

 異世界ゴルセアにて神にすら届きうる力を持つ龍種と魔族の戦闘・幻術・再生に特化した不死身の吸血鬼。その二種族の能力を受け継いだ吸血龍。そしてダンジョンマスターの能力を合わせたら……俺、強くね?


「まあ、確かに強いね。でも、あの世界の人はステータスという概念で暮らしてきたんだ。レベル差だけで負ける可能性もあるから気をつけてね?」

「はい。ステータスが当たり前に見えるという事は努力の数値が見えるという事ですから、常識では考えられない程の数値の人が居るかも知れないですもんね」

「うん。分かっているならいいよ。折角転生させるのにすぐに死なれちゃ困るからね?

 最後にステータスと唱えて確認してみて? まだ日本人の姿のままだけどステータスは既に変わっている筈だから」


「分かりました。【ステータス】」


 目の前に浮かび上がるA4サイズの立体映像で触れる事の出来る謎物体。



 ◇◇◇


 名前 設定してください

 種族 ダンジョンマスター(吸血龍)

 レベル 1

 

 体力 25000/25000

 魔力 32000/32000


 筋力 5000

 耐久 7800

 俊敏 4800

 運  80


 スキル

【吸血レべル1】【龍眼レベル1】【眷属化レベル1】【再生レベル1】【龍燐レベル1】【幻術レベル1】


 現在使用可能DP1000

 ダンジョンコア数 0

 ダンジョンサービス 使用してません

 

 ◇◇◇

 


「因みに吸血龍の平均初期ステータスが君のステータスだから。

 強さを分かりやすく言うと人間初期が大体平均10~100。魔族が100~500、獣人も100~500。龍種が10000~20000かな。まあ平均だから個体差はあるけど成長度合いで君のステータスを優に超す個体もいるから。まあ、現在のステータスでも上位に組み込むんだけどね?」


 どうやら、かなりの強さらしい。

 でも油断は禁物だ。いきなり強敵と出会う可能性もあるからな。

 

「そういえば。運の最大値はどのぐらいなのですか?俺は80なのですが」


「運はねぇ~最大1000だよ。これは上げることは出来ないので注意してね? 因みに君の運は大分低いようだね? 普通の人で大体100以上あるからそれ以下はそんなにいないよ」


 なんですと!?

 つまり、異世界についたとたん強敵に出会う可能性が高いという事か。


「う~ん。それはどうだろうね? 転生させてランダム転移だからどこにたどり着くか分から無いね。たどり着く場所によっては最悪死ぬけど。多分大丈夫だよ」


 その自信はどこから来るのだろうか?


「そんなに心配ならスキルを一つ上げるよ。まあ、転生する子には一つ上げてるんだけどね?

 運が心配なら運気を上げるスキルだね。どれがいい?【強運】【悪運】【極運】【覇運】【神運】の5つ下から順に強くなっていくよ。因みに上から順に発動する可能性が低いから。【神運】が発動する確率は宝くじを1等から5等まで連続で当てるぐらいの確立だよ」


 絶対に発動するわけではないのか。それこそ、そこに運を使う訳か。

 それなら常時発動してくれるだろう【強運】にするべきだろうが俺はあえて【覇運】にするぜ。え? 【神運】じゃないのかって? 無理に決まってるじゃん。


「【覇運】でお願いします」


「おっけー。じゃあ、最後に名前を決めちゃおうか」


「そういえばどうして名前の欄が未設定なのですか?」

 

 あれ? 俺の名前ってなんだっけ?


「そういうことだよ。この空間に来た人は全員名前を忘れてしまうんだ」


「そうなのですか。ではそうですねここはカッコいい名前を決めましょう。そうだなぁ~ゼロというのはどうでしょう? ゼロから始めるという意味で」


「お、いいんじゃない? じゃあ僕が氏名を決めてあげるよ。名前だけじゃ寂しいからね。

 う~ん。君には無限の可能性をもって生まれ変わってもらいたいという意味を込めて『インフィニティ』そう名付けるよ。今日から君は『ゼロ・インフィニティ』それが君の名前だ。如何だい気に入ったかい?」


 ゼロ・インフィニティ……かっちょいい!

 無限の可能性をもってゼロから始める、か。いいな。


「如何やら気になってくれたようだね。さて、そろそろお別れの時間だ。名残惜しいけど次の魂が待って居る。次合う時は君が死んだときだろうね。それじゃ、頑張ってね」


 その言葉を合図に俺の足元から淡い光が放たれる。

 

「最後に一つだけいいですか?」


「うん?」


「あなたの名は」


「そういえば名乗ってなかったね。



 僕の名はフレイア。また会おうゼロ・インフィニティ」


 その言葉を最後に俺は異世界に旅だった

取り敢えず10話までは行きたい。

だが、続くだろうか?それは作者にも分かりません。

ただ、暇つぶしで書いて行きたい。


投稿は今日1話明日1話明後日1話と三日で3話まで投稿します。

それ以降は気まぐれさん。

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