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ちょっとした考え事

いい感じのサブタイトルが思いつかないので、妥協

涼平が色々考える話。

作者の独自解釈みたいなのが有りますので、ご注意ください


8/14

すっごい変なところに気がついたので修正しました。

 早く目が覚めたので少し体を動かし、汗を拭ったところで長屋に戻ったが剣丞たちが誰も起きていなかったので一人で一発屋で朝食を取ることにした。

 今の時間なら、ちょうど店を開けたくらいだろう。


「おーっす」

「いらっしゃー……おー!涼平! 久しぶりだね!」


 一発屋の看板娘であるきよが元気よく迎えてくれる。

 彼女は尾張出身だが、美濃に新しく店を開けるということで美濃に居を移しているのだ。

 尾張に来て、最初にであった彼女とここでも出会えるというのは嬉しいものである。


「おっす、きよ」

「いつものでいい?」

「おう、頼むわ」


 きよの言っているいつものというのは焼き魚定食の飯特盛りに漬物、更に追加に塩にぎりだ。特盛りになった飯分もにぎりにしてもらっている。きよ的には洗


い物が減って助かるそうな。

 剣丞隊に入ってから、一発屋に向かう時はこの組み合わせで頼むことがほとんどなので、いつもので通るのである。

 やっぱ、和食だよなぁ……川魚も美味いしな。


 しばらくぼーっとしていると目の前に注文した焼き魚と特大握り飯が二個運ばれてくる。


「おまたせ、涼平!」

「おう、さんきゅ」

 

 両手を合わせて、頂きますと言ってから箸を取り、魚の身をほぐしながら食べていく。

 魚、飯、魚、飯、たまに漬物という順番で食べていく。

 かつてはこうした和食は少なく、アイツと一緒に色々と試行錯誤しながら和食を再現していったのも随分と昔の話になる。

 やはり日本人には和食なんだよ……。


 と昔を思い出しながら食を進めてしばらくで無事に完食。


「いやー、涼平の食べっぷりは気持ちいいね!」

「そうか?」

「うん。涼平ってすっごい美味しそうに食べてくれるから料理人の冥利に尽きるってもんだよ。初めて店に来たときも美味しそうに食べてくれてたしねー」


 実際、一発屋のご飯は美味いから仕方ないだろう。


「さてと」

「あれ、もう行くの?」

「ちょっと剣丞隊の訓練をな。ごちそうさま」


 きよに食事代である銭を渡してから店をでる。

 きよの元気な声を聞くと自然と自分も元気が出てくる気がする。

 いつもの訓練場に向かおうとすると、俺に近づいてくる気配を感じてからしばらくしてから背中に衝撃を感じた。


 この甘い香りは多分……。


「鞠、危ないぞ?」

「涼平なのー!」

「聞いてねぇし」


 予想通り、背中に飛びついてきたのは鞠だった。

 鞠を背負いながら鞠の来た方向をみると離れたところに剣丞たちが見えた。500メートルほど離れているが、あの距離で見えたのか……なんて恐ろしい子。


 とりあえず、背中に居る鞠に降りてくれるように言う。素直に降りてくれるところはこの子の育ちがいいからだろうか?

 すると小走りになった剣丞が俺の前に立つ。


「涼平、おはよう」

「おはよう、剣丞。これから飯か?」

「うん、そのつもり。涼平はこれから訓練かな?」

「一応な。でも、評定も近いから軽い訓練で済ませる予定だ」


 上洛が近いとあって、訓練内容は基礎訓練だけに絞って行う。

 いざ出陣となって筋肉痛で動きが悪くなるなんてのは意味が無い。

 俺も軽い運動をしたら部屋に戻って武器の調整なども行うので、それを剣丞に伝えることにする。


「俺も少し体を動かしたら長屋に戻って武装の最終確認をしてるから、何かあれば俺の部屋に来てくれ」

「うん、わかったよ」

「んじゃな」


 そういって俺の横に居る鞠の頭を軽く撫でてから、剣丞隊の長屋に戻る。

 ふと、後ろから剣丞と詩乃が何か喋っていたが、小声で俺も離れてしまったのでよく聞こえなかったが……。


「なんか、一発屋から出てくる涼平を見てると思い出すね、詩乃」

「ええ。涼平どのに出会ったのがつい昨日のようです」











 軽い運動をこなしてから長屋に戻ってきた俺は、刀と甲冑の手入れを軽く行う。

 この手入れは毎日の日課にしている。理由は単純にこういうのは一日でも怠ると自分にその代償が返ってくるからだ。

特に手甲と脛当ては俺が付けている唯一の防具だ。無手での戦闘も考慮して動きやすさを考えるとこうなった。

 前の世界とほぼおなじ装備をこちらにきた時の集落で作ってもらい、手甲は堺で強化してもらった。


「そういや、なんで俺はここに呼ばれたんだろうか」


 ふと、思い立った事を考えてみる。

 確か、貂蝉や卑弥呼は外史ってのは様々あるらしい。所謂、平行世界。もしくはパラレルワールドみたいな感じらしい。その外史ってのはある特徴が存在しているという話を思い出す。

 外史にはほぼ必ずと言っていいほどが一刀という男が存在しているということだ。貂蝉曰く、一刀以外の存在はイレギュラーらしく、外史が都度必要となる人物を呼ぶとか云々……。


 なんでこんなに詳しいかと尋ねられれば簡単だ。めっちゃ貂蝉に聞いた。貂蝉って見た目のインパクトはすごいが超絶に常識人なのだ。見た目はすごいけど……。

尋ねられれば普通に答えてくれる。

 んで、貂蝉は俺みたいな一刀以外の人間をこう呼んでいるそうだ。


 ――革命者――


 他にも色々呼び方があるらしいが、俺はこの名称が気に入っている。

 ああ、ちなみに俺は一刀がいる外史にちょいちょい居るらしい。呉以外に居たりしているそうだ。まあ、別に他の俺は別にどうでもいいので詳しい事は聞いてない。

 そしたら、貂蝉に「あなたはどの世界でも同じ事をいうのねェ」とオネェ言葉で言われたあとに迫られた。全力で正拳突きを見舞ってやった。


 色々考えて入るが、何事もないことに越したことはないし、今はそんなことを考えてる場合ではない。

 憶測よりも目の前の事をこなしていかなければならない。


 こっちにも貂蝉みたいなのが入れば詳しくわかるんだがなぁと贅沢な事を思っていると、小走りにこちらに向かってくる気配を感じる。

 敵意は感じないのでしばらく待っていると、鞠が俺の部屋に駆け込んできた。


「涼平ー!!」

「おお、鞠。おかえり」

「ただいまなのー!」


 にぱっという笑顔を向ける鞠の頭を撫でる。

 先ほどと同じようにくすぐったそうに大人しく頭を撫でられる。


 その後に続いてひよも俺の部屋にやってくる。


「涼平さん、先程早馬が出てたので念のために出撃の準備をしてください」

「早馬か……予定が早まるかもしれないな」

「はい。今、お頭と詩乃ちゃん、ころちゃんが城に向かったので評定が終わり次第こちらに戻ってくると思います」

「わかった。じゃあ、小荷駄の近くで寝ておく。出陣になったら起こしてくれ」

「え?寝ちゃうんですか?」

「鞠も寝るー!」

「剣丞に書いて欲しい書類とかはまとめてあるから後でころと一緒に確認して、署名を貰ってくれ。もし、俺が必要な場合は起こしてくれ」

「わかりました!多分、私たちで大丈夫だと思うので、涼平さんは出陣まで寝ててください」

「頼もしいな」

「えへへっ」


 照れたように笑みを浮かべるひよに現場は任せて、俺と鞠は小荷駄で仮眠を取る。

 なぜ仮眠を取るかと言われれば、ポテンシャルが変わるからだ。俺個人だけかもしれないが、こういった時間に寝て置けば後々に影響を与える。

 ひよやころが今回に関して調略などを行っていたが、戦闘がないとは限らないのでココで寝ておく。

 ひよもそういうのが理解できるのか特に何も言うことはなかった。


 鞠は小荷駄の上で横になり、俺は小荷駄により掛かるように眠りについた。

涼平は貂蝉、卑弥呼と普通に交流を持っていたので、外史に関してはある程度の知識を持ってます。

持っていると言っても貂蝉から聞いた話なので、他にもいろんな外史があるよ!ってことだけ。


貂蝉は外史においての記憶を共有していると考えているので、涼平にあのような反応を示しました。


とまあ、色々語ってますが今回はこの辺で。

次回をお待ち下さい

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